京都 特別拝観と行事 2023年5月
2023年5月の、京都市内の各社寺でゴールデンウィーク以降(8日~31日)に行なわれる行事や特別拝観などの情報です。
各社寺の公式サイトと「【京都市公式】京都観光Navi」からの情報により記事を作成しています。
5月7日以前の情報は、以下の記事をご覧ください。
- 1. 上京区
- 2. 中京区
- 3. 下京区
- 4. 東山区
- 5. 左京区
- 6. 北区
- 7. 京都春秋の「2023年 春の寺院特別公開」
- 8. 右京区
- 8.1. 龍安寺 令和5年度 細川護熙筆「雲龍図」襖絵特別公開
- 8.2. 仁和寺 青もみじライトアップ
- 8.3. 仁和寺 五大明王大祭
- 8.4. 大覚寺 春季名宝展「心経写経と大覚寺 ~平安から、つながる想い~」
- 8.5. 車折神社 三船祭
- 8.6. 天龍寺 法堂「雲龍図」特別公開
- 8.7. 天龍寺 曽我蕭白筆「雲龍図」特別展示
- 8.8. 天龍寺塔頭 弘源寺 春の特別拝観
- 8.9. 天龍寺塔頭 宝厳院 春の特別拝観
- 8.10. 嵯峨祭
- 8.11. 清凉寺(嵯峨釈迦堂) 霊宝館 春の特別公開
- 8.12. 平岡八幡宮 花の天井 春の特別公開
- 8.13. 神護寺 金銀泥両界大曼荼羅 特別公開
- 8.14. 神護寺 多宝塔特別拝観
- 8.15. 事前予約で楽しむ 京都旅(京都市観光協会 DMO KYOTO)
国宝鳥獣人物戯画 世界遺産 高山寺 特別拝観
- 9. 西京区
- 10. 南区
- 11. 伏見区
- 12. 令和5年度 春期京都非公開文化財特別公開
上京区
相国寺 春の特別拝観
とき: 3月24日(金)~6月4日(日) 10時~16時
法堂(重文)、方丈、浴室に拝観することができます。
1596年(慶長元)に再建された浴室が、4年ぶりに公開されます。
本堂を兼ねる法堂ではご本尊の釈迦如来と、天井の狩野光信筆「蟠龍図」に拝観できます。
最寄り駅: 地下鉄 烏丸線 今出川駅
慈受院門跡 春の特別公開・自分供養
とき: 3月21日(火・祝)~6月11日(日)
自分供養は写経と瞑想を通して自身の内面を見つめて、これまでの自分の悪しき部分を慰めて「供養」します。
そして新しい自分に対して善い行ないをすることを誓います。
写経と瞑想で邪念を祓い、最後に散華に自分への誓願を記します。
2022年春に初公開された、秘仏の毘沙門天王立像が今春も特別ご開扉されます。
また、現存最古とされる室町時代の「大織冠絵巻」、狩野探幽筆「維摩居士姿図」、ほか慈受院ゆかりの寺宝が公開されます。
事前予約制です。
所要時間90分~120分、5000円。(お茶席付き)
予約は公式サイト内の申し込みフォームから。
最寄り駅: 地下鉄 烏丸線 今出川駅
妙覺寺 新緑特別拝観
とき: 5月1日(月)~31日(水) 10時~15時(受付終了)
※ 5月28日(日)は休止
妙覺寺は織田信長が上洛時に定宿としていたお寺で、かの本能寺には3泊しかしていないそうです。
天正元(1573)年11月14日に上洛して妙覺寺に宿泊したおり、23日に茶会が催され、武士だけが食する豪華な饗宴料理「本膳料理」がふるまわれました。
このときの本膳料理を皿や器なども再現して、展示公開されます。
本堂では斎藤道三の遺言状も公開されます。
また、檀家の方が所有する御殿飾り(御所を模したひな飾り)も展示されます。
最寄り駅: 地下鉄 烏丸線 鞍馬口駅
北野天満宮 史跡御土居の青もみじ苑公開
とき: 4月8日(土)~6月25日(日) 9時~16時(受付終了)
秋の見事な紅葉で有名な御土居のもみじの木々が、芽吹きから青々とした新緑の頃まで楽しめます。
最寄り駅: 嵐電 北野線 北野白梅町駅
中京区
下御霊神社 還幸祭
とき: 5月21日(日)
10時~18時 鳳輦・神輿巡幸
4年ぶりに、すべて従来通りに斎行されます。
大宮神輿は1709年(宝永6年)に東山天皇と霊元上皇の寄付により製作された、京都金工の粋を集めた日本最大級の神輿です。
令和元年の神幸祭で約70年ぶりに復興し、仙洞御所まで巡幸しました。
最寄り駅: 京阪 鴨東線 神宮丸太町駅
元祇園梛神社 神幸祭
とき: 5月21日(日) 9時~
13時~ 巡行(雨天中止)
4年ぶりに従来通りに巡行されます。
貞観の大地震や富士山の噴火などの社会不安が募る中、869年(貞観11年)に悪疫をなぎ払い、鎮めるために牛頭天王(素盞嗚尊)を勧請したのが神幸祭の始まりです。
巡行列は小学2年生から中学3年生までの子どもたちが主役です。
最寄り駅: 阪急 京都線 大宮駅 / 嵐電 嵐山本線 四条大宮駅
錦天満宮 春季大祭
とき: 5月25日(木) 14時~
祭典中 舞楽「蘭陵王」「納曾利」奉奏
16時~ 和太鼓・獅子舞奉納
17時~ 火焚神事
18時30分~ 詩吟奉納
祭典神事での玉串奉奠の参列も可能です。
最寄り駅: 阪急 京都線 京都河原町駅
下京区
市比賣神社 春季大祭
とき: 5月13日(土) 13時~14時
国家の安泰と五穀豊穣を祈願するお祭りです。
藤原経清と源為家が神社境内で行なった「競弓(くらべゆみ)」の故実に倣い「斎矢・試弓神事」が奉納されます。
「霊爾の幸の御札」の授与もあります。
最寄り駅: 京阪 京阪本線 清水五条駅
菅大臣神社 例祭
とき:
5月13日(土) 14時~ 宵宮
5月14日(日) 10時~ 例祭
菅原道真公の邸宅跡で、誕生の地と伝わります。
献茶式、茶席(10時~15時)、茂山千五郎社中による狂言奉納などが行なわれます。
山伏のお練りは中止になりました。
最寄り駅: 地下鉄 烏丸線 四条烏丸駅
東山区
泉涌寺塔頭 即成院 「願いが的へ 世界平和大護摩法要」
とき: 5月28日(日) 13時~
摩訶不思議を信じる力と心が天にとどきますように。
聖護院門跡を大導師に迎えて、護摩焚きが行なわれます。
護摩木(500円)奉納は当日も受け付けられています。
最寄り駅: JR 奈良線 東福寺駅 / 京阪 京阪本線 東福寺駅
泉涌寺塔頭 戒光寺 本堂引渡式並びに落慶奉告法要
とき: 5月27日(土) 10時~
2021年の豪雨による災害により改修工事中だった本堂が、5月27日に正式に工事終了して引き渡されることになりました。
旧暦の花祭りの日に、ご本尊の丈六釈迦如来さまに落慶の奉告をする法要が行なわれます。
最寄り駅: JR 奈良線 東福寺駅 / 京阪 京阪本線 東福寺駅
法住寺 親鸞聖人ご生誕850年特別内陣参拝
とき: 3月25日(土)~5月21日(日) 9時~16時(受付終了)
※ 5月10日(水)は休止
親鸞聖人作 阿弥陀如来坐像と、「親鸞聖人そば喰い御像」が特別公開されます。
親鸞聖人は18歳のとき、自ら刻んだ阿弥陀さまをご本尊にして比叡山西塔に無量寿院を創建しました。
江戸時代に東山渋谷の仏光寺の旧地に請来、明治になって法住寺に安置されました。
「親鸞聖人そば喰い御像」は、無量寿院住職だった28歳のときに毎夜比叡山を下りて六角堂に参籠していたおりの、苦行を表わすといわれます。
最寄り駅: 京阪 京阪本線 七条駅
三十三間堂本坊 妙法院門跡 五月会(さつきえ)
とき: 5月14日(日) 9時~16時
9時~ 法華三昧奉修、書院・庭園などの無料公開
9時30分~ 願い散華奉納
10時~ 工事現場見学会(庫裡)
14時~ 仏教文化講座「妙法院ゆかりの江戸時代の画家たち」
ふだん非公開のお寺ですが、ご本尊の普賢菩薩の5月の縁日の法華三昧の法要が公開されます。
あわせて、大書院(重文)、庭園、普賢菩薩騎象像(重文)が特別公開されます。
最寄り駅: 京阪 京阪本線 七条駅
新日吉神宮 新日吉祭
とき: 5月14日(日)
12時~ 出立祭
13時~ 鳳輦・剣鉾の巡幸
宮中行事の「小五月会」が、新日吉神宮の祭事として復興されたお祭りです。
出立祭は、新日吉神宮の祭官の祝詞と妙法院門跡の読経(御法楽の儀)の神仏習合で行なわれます。
最寄り駅: 京阪 京阪本線 七条駅
京都護国神社 松菊祭
とき: 5月26日(金) 14時~
明治維新の三傑とうたわれ、近代日本の夜明けに尽力した桂小五郎(木戸孝允)の命日に遺徳を偲ぶ祭典です。
墓所に台が設けられ、酒や花が供えられます。
当日参列できない人も、献酒・献花・菓子折りをお供えすることができます。
5月25日必着で、護国神社社務所へ送ってください。
最寄り駅: 京阪 京阪本線 祇園四条駅
霊山観音 春季慰霊大法要
とき: 5月18日(木)
13時~ 法要
14時~ 大護摩祈願 採燈大護摩供
戦争犠牲者を悼み、永久の平和を祈願する法要です。4年ぶりに実施されます。
大護摩祈願は聖護院門跡の御門主を始めとした僧侶衆が出仕して行なわれます。
最寄り駅: 京阪 京阪本線 祇園四条駅
建仁寺塔頭 正伝永源院 つつじと新緑の庭園特別公開
とき: 4月10日(月)~5月14日(日) 10時~16時(受付終了)
織田有楽斎好みの国宝の茶室「如庵」(復元)などが拝観できます。
限定ご朱印の授与もあり。
お茶席は中止になりました。
建仁寺塔頭 正伝永源院 新緑の庭園特別公開
とき: 5月27日(土)~6月25日(日) 10時~16時(受付終了)
「大名茶人 織田有楽斎 四百年遠忌記念特別展」(於 京都文化博物館 4月22日~6月25日)の開催を記念しての公開です。
特別ご朱印の授与があります。
お茶席は中止になりました。
「織田有楽斎像」は京都文化博物館出陳のため、不在です。
最寄り駅: 京阪 京阪本線 祇園四条駅
建仁寺塔頭 両足院 禅語ご朱印直書き会
とき: 5月27日(土)・28日(日) 13時~15時
予約は不要です。
本堂のお参り、書院の拝観、池泉回遊式庭園の散策ができます。
5月の禅語ご朱印は「閑坐看山河(かんざして さんがをみる)」です。
最寄り駅: 京阪 京阪本線 祇園四条駅
建仁寺塔頭 霊源院 甘茶の庭「鶴鳴九皐」完成特別公開
とき: 5月13日(土)~7月17日(月・祝) 11時~14時30分(受付終了)
甘茶の庭「鶴鳴九皐」は今川義元生誕500周年記念事業として中根庭園研究所の中根行宏・中根直紀両氏により作庭、2020年に完成した枯山水庭園です。
中国人アーティストの陳漫(chenman)氏が奉納した令和の天井画「墨龍図」と金屏風「爱因斯坦双狮屏风」も公開されます。
5月20日(土)・21日(日)・27日(土)・28日(日)、6月3日(土)・4日(日)・10日(土)・11日(日)は甘茶の呈茶があります。虎屋のお菓子付きで500円。(数量限定)
期間中、限定ご朱印の授与があります。
夜間拝観 「甘露庭」ライトアップ
とき: 5月27日(土) 20時~22時(閉門)
蛍の放生会が予定されています。
虎屋の甘茶セットもあります。
小雨決行ですが、混雑時は入場を制限される可能性があります。
最寄り駅: 京阪 京阪本線 祇園四条駅
安井金比羅宮 春季金比羅大祭
とき: 5月10日(水)
11時30分~ 本殿祭
13時~ 火焚神事
本殿祭ののち、境内の「縁切り縁結び碑」前庭に護摩壇が設けられて所願成就のお焚き上げが行なわれます。
火焚神事斎行のため、12時30分頃から15時頃まで「縁切り縁結び碑」をくぐることができません。
最寄り駅: 京阪 京阪本線 祇園四条駅
左京区
安楽寺 春の特別公開
さつき 5月27日(土)・28日(日)、6月3日(土)
10時~16時(閉門)
普段は非公開のお寺ですが、春と秋に特別公開が行なわれます。
本堂、庭園、書院にお参りできます。
最寄り駅: 地下鉄 東西線 蹴上駅
吉田神社 山蔭神社例祭
とき: 5月8日(月) 14時~
山蔭神社のご祭神の藤原山蔭公は日本で初めて調理や調味をした人で、料理飲食の祖神・包丁の神と崇められています。
手をふれず包丁と菜箸のみで魚をさばく生間流式庖丁が奉納され、料理飲食業界の繁栄を祈願します。
最寄り駅: 京阪 鴨東線 出町柳駅 / 叡電 叡山本線 出町柳駅
狸谷山不動院 狸谷不動明王特別洞窟内陣参拝
とき: 3月1日(水)~6月30日(金) 10時~15時
ご本尊の不動明王が安置されている石窟の中へ入って、お参りすることができます。
開山の年に狸谷山修験道のご本尊として安置され、変わらぬ眼力で300年以上、京を守っていらっしゃいます。
最寄り駅: 叡電 叡山本線 一乗寺駅
曼殊院門跡 国宝秘仏黄不動明王像 里帰り特別公開
とき: 5月13日(土)~6月30日(金) 9時~16時30分(受付終了)
※ 5月21日(日)は休止
曼殊院門跡の宸殿は、1872年に京都府立医科大付属病院の前身の京都療病院建設建設のため政府に接収されてしまいましたが、2022年10月、150年ぶりに再建復興しました。
これを記念して、「国宝黄不動明王像」が特別公開されます。
平安時代後期の作の「国宝 絹本著色不動明王像」は、2013年から2年間の修復作業、その後4年間模写作業を施されました。
今回の特別公開では、今後保護のために秘仏となる「国宝黄不動明王像」と、複写の「国宝黄不動明王像」に合わせてお参りできます。
最寄り駅: 叡電 叡山本線 修学院駅
妙満寺 新緑の特別拝観
とき: 4月22日(土)から2週間程度
境内の拝観時間 6時~17時
本坊 9時~16時(受付終了)
ツツジの花盛りの時期に、本坊(本堂、雪の庭、展示室)、「安珍清姫の鐘」(重文)が拝観できます。
開花状況は公式SNSで発信されます。
最寄り駅: 叡電 鞍馬線 木野駅
瑠璃光院 令和5年春の特別拝観
とき: 4月15日(土)~5月31日(水) 10時~16時30分(受付終了)
予約は不要です。
12000坪の敷地に、数寄屋造りの建物、佐野藤右衛門一統の作と伝わる「瑠璃の庭」「臥龍の庭」、日本の蒸し風呂の原型となる「八瀬のかま風呂」などが公開されます。
最寄り駅: 叡電 叡山本線 八瀬比叡山口駅
三千院 不動大祭
とき: 4月16日(日)~5月15日(月)
お不動さまの縁日の4月18日を中日として行なわれ、中日法要では特別護摩と焼供供養法会が奉修されます。
期間中、秘仏の金色不動明王がご開扉されます。
三千院 御懺法講
とき: 5月30日(火) 10時30分~
御懺法講(おせんぼうこう)は、1157年(保元2)に後白河天皇が宮中にて行なわれたのが始めです。
古義にのっとり、声明と雅楽が美しく奏でられます。
地下鉄 国際会館駅前から 京都バス19系統「大原・小出石行き」乗車 「大原」下車
白龍園 令和5年春の特別公開
とき:
後半 4月28日(金)~6月18日(日)
※ 休園日…5月10日(水)・11日(木)・18日(木)・24日(水)、6月1日(木)・7日(水)・15日(木)
時間:
第1部 10時~11時30分(受付終了)
第2部 12時~13時30分(受付終了)
事前予約制です。各回50名限定
現地での当日券販売はありません。
安養寺山のふもとにある白龍園は、春夏秋冬、それぞれの美しい景色を持っています。
春は桜の薄紅色、初夏は躍動感のある緑色に染まります。
最寄り駅: 叡電 鞍馬線 二ノ瀬駅
下鴨神社 葵祭
今年は4年ぶりに、時代行列の「路頭の儀」が行なわれます。
御蔭祭
とき: 5月12日(金)
12時~ 御生(みあれ)神事 葵祭のもととなった神事で、第2代綏靖天皇の頃に始まったと伝わります。
16時~ 東游(あずまあそび)(糺の森にて) 神を讃える舞楽を御神霊をいただいた馬に見せることで神さまにご覧いただきます。
御蔭山からご神霊を神馬にお移しして、本社へお迎えする神事です。
賀茂祭(葵祭)
とき: 5月15日(月)
※ 雨天の場合、翌日に順延の予定。
実施の有無は当日午前6時頃に京都市観光協会の公式TwitterとFacebookで発表されます。
「路頭の儀」は、天皇からの勅使の行列と斎王代の行列が京都御所を出発して下鴨神社から上賀茂神社へ向かいます。
御所車、勅使ほかの供奉者の衣冠などに、下鴨神社と上賀茂神社の神紋の二葉葵の葉が飾られていることから、「葵祭」の名で呼ばれています。
10時30分頃 京都御所出発
11時40分頃 下鴨神社到着
12時 社頭の儀・走馬の儀
14時20分頃 下鴨神社出発
15時30分頃 上賀茂神社到着・社頭の儀
最寄り駅: 京阪 鴨東線 出町柳駅 / 叡電 叡山本線 出町柳駅
北区
今宮神社 今宮祭
とき: 5月14日(日) 還幸祭(おかえりまつり) 13時出発
御供所での神事ののち、提灯を飾り付けられた大宮神輿が松明を先導にして御旅所から本社に戻ります。
1001年の紫野御霊会に始まるお祭りです。
一時途絶えましたが、西陣の出身である五代将軍徳川綱吉の生母桂昌院(お玉さん)の寄進により復興しました。
最寄り駅: 地下鉄 烏丸線 北大路駅
上賀茂神社 葵祭
今年は4年ぶりに、時代行列の「路頭の儀」が行なわれます。
賀茂祭(葵祭)
とき: 5月15日(月)
※ 雨天の場合、翌日に順延の予定。
実施の有無は当日午前6時頃に京都市観光協会の公式TwitterとFacebookで発表されます。
「路頭の儀」は、天皇からの勅使の行列と斎王代の行列が京都御所を出発して下鴨神社から上賀茂神社へ向かいます。
御所車、勅使ほかの供奉者の衣冠などに、下鴨神社と上賀茂神社の神紋の二葉葵の葉が飾られていることから、「葵祭」の名で呼ばれています。
10時30分頃 京都御所出発
11時40分頃 下鴨神社到着・社頭の儀
14時20分頃 下鴨神社出発
15時30分頃 上賀茂神社到着・社頭の儀
最寄り駅: 地下鉄 烏丸線 北山駅
京都春秋の「2023年 春の寺院特別公開」
京都春秋社が主催する、大徳寺の塔頭寺院の特別公開情報です。
社会情勢の変化により、内容が変更される可能性があります。
大徳寺塔頭 黄梅院
とき: 3月25日(土)~5月14日(日) 10時~16時(受付終了)
伝 千利休作庭「直中庭」、武野紹鴎好み茶室「昨夢軒」、方丈庭園「破頭庭」、雲谷等顔筆本堂障壁画(重文)(複製)、庫裡(重文)が公開されます。
小早川隆景が春林宗俶を開山として創建しました。
小早川隆景夫妻の五輪塔、毛利元就夫妻の板碑、蒲生氏郷の墓などがあります。
大徳寺塔頭 興臨院
とき: 3月11日(土)~6月18日(日) 10時~16時30分(受付終了)
※ 3月21日(火・祝)は拝観休止、5月28日の拝観は13時から
表門(重文)、方丈庭園、本堂(重文)、茶室「涵虚亭」が公開されます。
能登の畠山義綱が小渓紹怤を開祖として創建、のちに前田利家が再興し前田家の菩提寺になりました。
表門(重文)は大徳寺中有数の古い門です。
大徳寺本坊
とき: 4月27日(木)~6月4日(日) 10時~16時
三門「金毛閣」(重文)、仏殿(重文)、法堂ならびに狩野探幽筆法堂天井画「雲龍図」(重文)、唐門(国宝)が公開されます。
仏殿の内部の一般の拝観者への公開は、今回が初めてです。
三門内部の公開はありませんが、門の下をくぐって外観を間近で拝観することができます。
予約は不要です。
30分ごとにツアー形式で係員が案内します。
大徳寺は、1315年(正和4)に宗峰妙超(大燈国師)が赤松則村の庇護を受けて雲林院の旧地に営んだ一宇に始まります。
戦乱などで再建と衰退を繰り返し、一休宗純が方丈と法堂を落成しました。
中興の祖と称される一休に教えを受けた連歌師で歌僧の宗長らが、三門金毛閣を単層で完成させました。
のちに千利休が上層を完成させ、利休像を安置したことから豊臣秀吉の怒りを買い、切腹の一因になりました。
最寄り駅: 地下鉄 烏丸線 北大路駅
右京区
龍安寺 令和5年度 細川護熙筆「雲龍図」襖絵特別公開
とき:
第1期 4月1日(土)~8月31日(木) 8時~17時
※ 8月15日・16日は休止
今春、細川護熙氏が龍安寺を創建した細川勝元公の550年遠忌を記念して、「雲龍図」襖絵8面を奉納しました。
昨年奉納された32面と合わせて、全40面が揃いました。
これを記念して、3期に分けて方丈の「雲龍図」襖絵が公開されます。
第1期は、襖絵16面(第2・6・8の龍)です。
最寄り駅: 嵐電 北野線 龍安寺駅
仁和寺 青もみじライトアップ
とき: 5月26日(金)~7月2日(日)の金・土・日・祝日 19時~20時30分(受付終了)
東京カメラ部のプロデュースにより、文化財を保護し観光公害を生み出さないことを配慮したライトアップが行なわれます。
仁和寺 五大明王大祭
とき: 5月28日(日) 10時30分~15時30分(受付終了)
国宝金堂の五大明王壁画が特別公開されます。
この日のみ、特別ご朱印「五大明王(不動明王・大威徳明王・金剛夜叉明王・降三世明王・軍荼利明王)」が授与されます。
全5体で、各500円
最寄り駅: 嵐電 北野線 御室仁和寺駅
大覚寺 春季名宝展「心経写経と大覚寺 ~平安から、つながる想い~」
とき: 3月24日(金)~5月8日(月) 9時~16時30分(受付終了)
818年(弘仁9年)、日本全国に疫病が蔓延し、民衆は苦難のなかで暮らしていました。
嵯峨天皇は弘法大師の勧めで紺紙金泥で般若心経を写経し、弘法大師は五大明王に祈祷して、やっと疫病が収まり平穏な暮らしに戻りました。
嵯峨天皇の写経は勅封をされて、60年に一度の戊戌の年のみ開封されてきました。
最近では2018年(平成30年)に、「勅封般若心経戊戌開封法会」が行なわれました。
今回は嵯峨天皇宸翰勅封写経の復元品とともに、江戸時代から昭和までの僧侶や皇族が納められた写経などが公開されます。
また五大明王像や、渡辺始興筆『野兎図』のかわいいウサギも公開されます。
最寄り駅: JR 嵯峨野線 嵯峨嵐山駅
車折神社 三船祭
とき: 5月21日(日) 13時~15時 雨天決行
渡月橋上流の大堰川にて、平安時代の船遊びを再現する行事が4年ぶりに行なわれます。
車折神社と渡月橋からの行列はありません。
「清少納言役」の奉仕・今様の奉納・お茶席・神酒の奉納は主催団体の変更により、前回(2019年斎行)をもって終了になりました。
三船祭を主催する車折神社の「芸能文化振興会」の総裁に就任した女優の観月ありささんが、御座船から「扇流し」を奉納します。
ともに出航する龍頭船では舞楽の奉納、鷁首船では雅楽が奉納されます。
最寄り駅: 嵐電 嵐山本線 車折神社駅
天龍寺 法堂「雲龍図」特別公開
とき: 3月4日(土)~7月17日(月・祝) 9時~16時20分(受付終了)
現在の法堂の雲龍図は、1997年(平成9年)に加山又造氏によって描かれた、八方睨みの龍です。
天龍寺 曽我蕭白筆「雲龍図」特別展示
とき: 4月16日(日)~7月17日(月・祝) 8時30分~16時20分(受付終了)
曽我蕭白筆の襖絵「雲龍図」は現在、ボストン美術館に所蔵されています。
この雲龍図が綴プロジェクトによって復元され、天龍寺に寄贈されました。
大方丈にて公開されます。
最寄り駅: 嵐電 嵐山本線 嵐山駅
天龍寺塔頭 弘源寺 春の特別拝観
とき: 3月18日(土)~5月16日(火) 9時~16時45分(受付終了)
枯山水庭園「虎嘯の庭」と、竹内栖鳳とその一門による日本画などが公開されます。
毘沙門天立像(国指定重文)も公開される予定です。
宝厳院との割引共通拝観券があります。
最寄り駅: 嵐電 嵐山本線 嵐山駅
天龍寺塔頭 宝厳院 春の特別拝観
とき: 3月18日(土)~6月30日(金) 9時~16時45分(受付終了)
嵐山を借景とした回遊式山水庭園「獅子吼の庭」と、田村能里子画伯筆「風河燦燦三三自在」が公開されます。
弘源寺との割引共通拝観券あり。
最寄り駅: 嵐電 嵐山本線 嵐山駅
嵯峨祭
とき:
5月21日(日) 神幸祭 清凉寺前の御旅所にお神輿が並びます。
5月28日(日) 遷幸祭
10時~ 神輿、剣鉾、稚児行列が嵯峨野一帯を巡行します。
愛宕神社と野宮神社の祭礼です。
最寄り駅: 嵐電 嵐山本線 嵐山駅 / JR 嵯峨野線 嵯峨嵐山駅
清凉寺(嵯峨釈迦堂) 霊宝館 春の特別公開
とき: 4月1日(土)~5月31日(水) 9時~16時
霊宝館に安置されている旧棲霞寺のご本尊の阿弥陀三尊像(国宝)、ご本尊釈迦如来像胎内納品(国宝)、阿弥陀三尊像(国宝)などが公開されます。
最寄り駅: JR 嵯峨野線 嵯峨嵐山駅
平岡八幡宮 花の天井 春の特別公開
とき: 3月10日(金)~5月15日(月) 10時~15時30分(受付終了)
椿の開花に合わせての公開です。
画工・綾戸鐘次郎藤原之信により極彩色の花絵44面が描かれた内陣の天井は、「花の天井」と呼ばれています。
宮司さんのお話・縁起書・大福茶付きです。800円
- 京都駅発 栂ノ尾・周山行き JRバス高雄京北線 「平岡八幡前」下車
- 四条烏丸発 高雄・栂ノ尾行き 市バス8号系統 「平岡八幡前」下車
神護寺 金銀泥両界大曼荼羅 特別公開
とき: 4月29日(金・祝)~5月9日(火) 9時~16時(最終日は午前中のみ)
金堂にて、金銀泥両界大曼荼羅(高雄曼荼羅 江戸模写本)
現存最古とみられるが造立の詳細が不明である、大曼荼羅が公開されます。
赤味がかった紫の綾に金泥と銀泥だけで描かれていて、その作風から弘法大師のもとで作成されたと考えられています。
天長年間(824-834)に淳和天皇の勅願により神護寺に建立された、根本真言堂に安置するために作られたと伝わります。
神護寺 多宝塔特別拝観
とき: 5月13日(土)~15日(月) 10時~15時
仁明天皇の勅願により845年(承和12年)に完成した多宝塔がご開扉され、五大虚空蔵菩薩像にお参りすることができます。
- 京都駅発 栂ノ尾・周山行き JRバス高雄京北線 「高雄」下車
- 四条烏丸発 高雄・栂ノ尾行き 市バス8号系統 「高雄」下車
事前予約で楽しむ 京都旅(京都市観光協会 DMO KYOTO)
国宝鳥獣人物戯画 世界遺産 高山寺 特別拝観
とき: 5月13日(土)、14日(日)、20日(土)、21日(日)、26日(金)、27日(土)
午前:10時~11時30分 午後:13時~14時30分 (所要時間約90分)
2023年春から、2018年の台風による被害からの第2次復旧工事の着工が予定されています。
その支援のための拝観企画です。
高山寺執事のガイドで石水院(国宝)・日本最古の茶園・茶室「遺香庵」を巡り、国宝鳥獣人物戯画(複製)などを拝観し、書院にてお抹茶で一服します。
特別御朱印、鳥獣戯画グッズ付きです。5000円
事前予約制、希望日前日の17時までに予約して下さい。
申し込みは「事前予約で楽しむ 京都旅(京都市観光協会 DMO KYOTO)」 から
- 京都駅発・周山行き JRバス高雄・京北線 「栂ノ尾」下車
- 四条烏丸発 栂ノ尾行き 市バス8号系統 終点下車
西京区
虚空蔵法輪寺 電電宮大祭
とき: 5月23日(火) 10時30分~
電力・電気・電波・電子各業界の関係者が参列し、繁栄と無事故安全を祈願します。
虚空蔵菩薩の顕現として電電明神をお祀りしていた明星社が、1956年に電電宮として再興されました。
最寄り駅: 阪急 嵐山線 嵐山駅
松尾大社 還幸祭(おかえり)
とき: 5月14日(日)
各お旅所発御祭 西七条7時45分 三宮社8時 衣手社9時
各お旅所を出発した月読社・四之社・櫟谷社・宗像社・大宮社が西七条交差点で合流、三宮社・衣手社も合流して松尾大社楼門下まで巡幸します。
本社到着後、著御祭が斎行されます。
最寄り駅: 阪急 嵐山線 松尾大社駅
事前予約で楽しむ 京都旅(京都市観光協会 DMO KYOTO)
浄住寺非公開文化財で特別なひととき ~坐禅と普茶料理~
とき: 5月10日(水)、17日(水)、24日(水)、28日(日)、31日(水)
10時30分~13時30分(所要時間 約3時間)
定員8名(最小催行人数2名)です。
内容: 通常非公開にて法話と坐禅体験、普茶料理をいただき、大本山萬福寺でご祈祷済の煎茶で一服します。
特別ご朱印とポストカード付き
予約制、1人 1万2000円
開催日の4日前以降に、クレジットカードで事前決済されます。
浄住寺は嵯峨天皇の勅願寺で西大寺の叡尊が再興、江戸時代に黄檗宗に改宗されました。
普茶料理は、北区にある同じ黄檗宗の閑臥庵で作られたお弁当です。(大皿ではありません)
最寄り駅: 阪急 嵐山線 上桂駅
十輪寺 業平忌
とき: 5月28日(日) 12時~14時
十輪寺は在原業平が晩年を過ごし、難波から海水を運ばせて山中で塩を焼いて紫煙を楽しんだという塩竈の跡が残るお寺です。
業平の命日に、三弦による独特の声明での舞、京舞、一弦琴などの奉納が行なわれます。
JR京都線 向日町駅 JR向日町発 阪急東向日経由 阪急バス66系統「善峯寺行き」 「小塩」下車
南区
東寺 2023春期特別公開
宝物館 「弘法大師行状絵巻修理完成記念 東寺と弘法大師行状絵巻 ー 深き徳 高き志 ー」
とき: 後期 4月22日(土)~5月25日(木) 9時~16時30分(受付終了)
弘法大師空海が高野山にて入滅されたのちから、さまざまな弘法大師に関する伝承が生まれ、絵巻物が作られました。
『弘法大師行状絵巻』(重文)は南北朝時代に、教学面の充実や立場の強調のために東寺にて編纂されました。
2014年度から2021年度までの修理を終え、全12巻が展示公開されます。
(前期は巻1~巻6、後期は巻7~巻12)
国宝五重塔 初層の特別公開
とき: 4月29日(土・祝)~5月25日(木) 8時~16時30分(受付終了)
「春期京都非公開文化財特別公開」開催終了後も引き続き、公開されます。
事前予約で楽しむ 京都旅(京都市観光協会 DMO KYOTO)
世界遺産東寺 早朝特別拝観
とき: 5月27日(土)・28日(日)
時間: 7時30分~8時30分(所要時間 1時間)
ガイド付きで、開門前の五重塔初層内部・金堂・講堂・小子房を特別拝観します。
小子房は通常非公開です。
南北朝時代、光厳天皇が一時的に御所とされたこともあります。
現在の建物は昭和9年(1934)に再建され、昭和を代表する建築物になっています。
朝限定ご朱印の授与もあります。
予約制(定員2~20名)、希望日2日前の10時までに予約して下さい。
1人3000円
申し込みは「事前予約で楽しむ 京都旅(京都市観光協会 DMO KYOTO)」 から
最寄り駅: 近鉄 京都線 東寺駅 / JR 京都駅
伏見区
金札宮 春季大祭
とき: 5月14日(日) 神幸祭
9時30分~ 神輿出発
17時 宮入
金札宮の春季大祭の神輿巡行は、2010年に52年ぶりに再興しました。
流行り病のため神事の規模を縮小して斎行されていましたが、3年ぶりに本格的に氏子地域を巡行します。
最寄り駅: 京阪 京阪本線 丹波橋駅 / 近鉄 京都線 近鉄丹波橋駅
醍醐寺 准胝観世音菩薩ご開扉法要
とき:
5月15日(月) 10時30分~ 開白
5月18日(木) 10時30分~ 中日
5月21日(日) 14時~ 結縁
西国三十三所観音霊場第第11番札所のご本尊の准胝観世音菩薩が特別ご開扉されます。
もともと上醍醐准胝堂に安置されていましたが、2008年に落雷のため焼失、現在は下醍醐の観音堂に安置されています。
最寄り駅: 地下鉄 東西線 醍醐駅
令和5年度 春期京都非公開文化財特別公開
京都古文化保存協会主催の「令和5年度 春期京都非公開文化財特別公開」です。
今年も少しずつ公開時期をずらして開催されます。
知恩院
とき: 4月27日(木)~5月14日(日) 9時~16時(受付終了)
大方丈(重文)、小方丈(重文)、狩野尚信・狩野信政筆方丈襖絵、方丈庭園(国名勝)ほかが公開されます。
16年ぶりに大方丈に戻ってきた、「鶴の間」「松の間」などの襖絵8面が公開されます。
大方丈は仏間を中心にして狩野派の華麗な彩画によって部屋が間仕切られており、襖絵の題材で名前が付けられています。
小方丈は仏間がない純住宅建築で、対照的に狩野派の水墨画で間仕切られています。
方丈庭園は、小堀遠州と親交があった僧 玉淵が作庭したと伝わります。
最寄り駅: 地下鉄 東西線 東山駅
梅辻家住宅
とき: 5月5日(金・祝)~14日(日) 10時~16時(受付終了)
梅辻家住宅(市指定文化財)、社家に伝わる文書などが公開されます。
1871年(明治4年)の国家神道令の発令まで、上賀茂神社に神主として居住した社家のうちの一つでした。
「賀茂七家」の現存する唯一の遺構で、市の指定文化財です。
最寄り駅: 地下鉄 烏丸線 北山駅
隨心院
とき: 4月22日(土)~5月14日(日) 9時~16時(受付終了)
如意輪観音菩薩坐像(重文)、阿弥陀如来坐像(重文)、表書院、奥書院ほかが公開されます。
公開される秘仏のご本尊の如意輪観音菩薩坐像は、昨年の春に修復作業を終えられました。
また阿弥陀如来坐像も昨年の5月からの修復作業を終えられました。
本堂は改修工事中のため、表書院にて特別公開されます。
表書院の襖絵「四愛図」も拝観できます。
4月22日から「阿弥陀如来修復記念限定ご朱印」が授与されます。1000円 なくなり次第終了です。
最寄り駅: 地下鉄 東西線 小野駅
伏見稲荷大社
とき: 4月22日(土)~5月14日(日) 10時~16時(受付終了)
荷田春満旧宅(史蹟)、お茶屋(重文)、松の下屋および茶室(市指定登録文化財)ほかが公開されます。
神職による境内案内があります。11時と14時
※ ただし4月23日(日)と5月3日(水・祝)はのぞく
荷田春満は1669年(寛文9年)に伏見稲荷大社神官の羽倉家に生まれました。国学四大人のひとりで、京都に国学校を作ろうと幕府に働きかけましたが、ほどなく亡くなりました。
公開される荷田春満旧宅は、その生家です。
最寄り駅: JR 奈良線 稲荷駅 / 京阪 京阪本線 伏見稲荷駅