京都 春の特別公開2023 (北区)

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2023年春(3月お彼岸からゴールデンウィーク終了)の、京都市北区の社寺の特別拝観・特別公開と行事の情報です。

各社寺の公式サイトと「【京都市公式】京都観光Navi」からの情報です。

3月~5月の行事のうち、以下はそれぞれ別の記事にまとめてありますので、よろしければご覧ください。

各社寺の公式サイトなどで拝観状況を確認のうえ、感染予防対策を講じてお参りしてください。

社寺にお参りするさいは以下の点にご留意ください。

  • マスクを着用すること
  • アルコール消毒液などで手指を消毒する
  • ほかの参拝者や社寺の関係者・職員などと間隔を保つ
  • 熱発しているなどの体調不良時はお参りしない

衣笠かいわいの特別拝観・行事

地蔵院椿寺 十一面観音特別ご開扉

とき: 3月18日(土)~24日(金) 9時~16時

洛陽三十三所観音霊場 第三十番札所の、伝 慈覚大師円仁作の秘仏十一面観音菩薩立像がご開扉されます。
江戸時代に椿寺にお迎えされたそうです。

京都・浄土宗寺院 昆陽山地蔵院椿寺 の公式ブログへはこちらからどうぞ
交通

最寄り駅: 嵐電 北野線 北野白梅町駅

平野神社 桜花祭

とき: 4月10日(月)
 10時~ 桜花祭
 12時~ 神幸列発輿祭
 15時頃~ 神幸列還幸祭

花山天皇が後胤繁栄のために、平野神社に行幸して臨時の勅祭を行なったことに始まります。
約200名の時代行列が、氏子地域を巡行します。

平野神社 のサイトへはこちらからどうぞ
交通

最寄り駅: 嵐電 北野線 北野白梅町駅

わら天神宮 春季例大祭(北山お弓祭)

とき: 4月2日(日) 10時30分~

本殿祭に引き続き、6人の弓士が矢を放つ北山お弓祭、神輿渡御が行なわれます。

「安産 子授け」 わら天神宮(敷地神社) のサイトへはこちらからどうぞ
交通

最寄り駅: 嵐電 北野線 北野白梅町駅

眞如寺 半僧坊大権現御開帳

とき: 5月7日(日) 10時~15時

4年ぶりに開催されます。

半僧坊大権現(はんそうぼうだいごんげん)は静岡の臨済宗大本山方広寺の鎮守です。
病毒・疫病退散のご利益があります。

明治末期に相国寺にご分身が勧請され、大正に入って眞如寺に遷座されました。

合わせて仏殿・客殿・書院が特別公開され、書院にお茶席が設けられます。500円
「手作り市」の開催は中止になりました。

臨済宗相国寺派 萬年山 眞如寺 のサイトへはこちらからどうぞ
交通

最寄り駅: 嵐電 北野線 等持院駅

紫野かいわいの特別拝観・行事

大徳寺 聚光院 国宝里帰り特別公開

とき: 2022年9月3日(土)~2023年3月26日(日) 10時~16時(受付終了)
※拝観休止日: (法務の都合により増える可能性があります。)
12月22日、23日、29~31日
1月1~4日、27日、28日
2月2日、27日、28日
3月9日

千 利休の菩提寺である聚光院に、国立京都博物館に寄託されている狩野永徳とその父の松栄による本堂障壁画46面(すべて国宝)が、5年半ぶりに里帰りして公開されます。

また書院では千住 博画伯筆の障壁「滝」、茶室「閑隠席」・「枡床席」(どちらも重文)、名勝「百積の庭」も公開されます。

予約優先制です。
希望日の2ヶ月前から5日前までに、京都春秋の「拝観予約カレンダー」から予約してください。

ツアー形式で、毎時0分、20分、40分にグループで拝観を案内されます。(所要時間40分)
予約が満席の回も、5名までの当日枠が設けられます。
空き情報などが京都春秋の公式Twitterで発信されるので、ご確認ください。

問い合わせも京都春秋へ、メールか電話で。

公式サイトはないので 「大徳寺聚光院  国宝里帰り 特別公開|【京都市公式】京都観光Navi」 をご覧ください。
交通

最寄り駅: 地下鉄 烏丸線 北大路駅

今宮神社 やすらい祭

とき: 4月9日(日)

花や椿が飾り付けられた花傘に疫病の根源を集め、摂社の疫社に封じ込めます。
疫病を鎮め健康を願う春のお祭りで、「京都三大奇祭」の一つです。

11時過ぎに「上野やすらい」が光念寺を出発します。
15時頃から、今宮神社にて川上大神宮社を出発した「川上やすらい」と、「上野やすらい」の神事が行なわれます。

今宮神社 今宮祭

とき: 
5月5日(金・祝) 神幸祭(おいでまつり) 13時出発
 本社から御旅所まで、剣鉾が先導して3基の神輿と牛車が巡行します。

5月第2または第3日曜日 還幸祭(おかえりまつり) 13時出発
 御供所での神事ののち、提灯を飾り付けられた大宮神輿が松明を先導にして御旅所から本社に戻ります。

1001年の紫野御霊会に始まるお祭りです。
一時途絶えましたが、西陣の出身である五代将軍徳川綱吉の生母桂昌院(お玉さん)の寄進により復興しました。

紫野 今宮神社 のサイトへはこちらからどうぞ
交通

最寄り駅: 地下鉄 烏丸線 北大路駅

玄武神社 玄武やすらい祭

練り歩きを縮小して行なわれる予定です。
とき: 4月9日(日)

「玄武やすらい祭」玄武神社 のサイトへはこちらからどうぞ

上賀茂かいわいの特別拝観・行事

上賀茂神社 曲水の宴

とき: 4月9日(日) 13時~ 渉渓園にて

前年の葵祭の斎王代が歌題を発表し、平安装束を身に付けた歌人が即興で和歌を詠み、冷泉文庫時雨亭の方々が披講します。
今年は斎王代の陪覧はありません。

上賀茂神社摂社 大田神社 春祭

とき: 4月10日(月) 10時~

かきつばたで有名な大田神社のお祭りです。
ご祈祷を受けると、京都市登録無形民俗文化財の「里神楽(チャンポン神楽)」が奉奏されます。

生け花や絵画の展示会も行なわれます。

上賀茂神社 葵祭

今年は4年ぶりに、時代行列の「路頭の儀」が行なわれます。

競馬足汰式

とき: 5月1日(月) 13時頃~ 競馳(きょうち)

5月5日に行なわれる賀茂競馬の一環で、馬を1頭ずつ走らせて当日の番立(走る順)を決定します。

賀茂競馬

とき: 5月5日(金・祝)
 8時45分~ 頓宮遷御の儀、菖蒲の根合わせの儀
 10時~ 競馬会神事(大祭)
 13時~ 競馬会の儀
 14時頃~ 競馳(きょうち)

1093年の堀河天皇の御代に天下泰平・五穀豊穣の祈願のため行なわれていた競馬会が、上賀茂神社に移されたことに始まる神事です。

交通

最寄り駅: 地下鉄 烏丸線 北山駅

鷹峯かいわいの特別拝観・行事

常照寺 第71回吉野太夫花供養

とき: 4月9日(日) 9時~15時

4年ぶりに開催されます。

「寛永三名妓随一」と謳われた、二代目吉野太夫の追善の催しです。
本堂にて献茶法要が営まれ、境内に遺芳庵席・野点席・煎茶席が設けられます。

山門(吉野太夫が寄進したため「吉野門」と呼ばれる)から本堂までの太夫道中、島原太夫による奉納演奏、トークショーが行なわれます。

事前予約制(お茶券 4500円)で、当日券はありません。
申し込みはお寺まで。

常照寺 のサイトへはこちらからどうぞ
交通

北大路バスターミナル発・玄琢行き 市バス北1号系統 「鷹峯源光庵前」下車

京都春秋の「2023年 春の寺院特別公開」

京都春秋社が主催する、大徳寺の塔頭寺院の特別公開情報です。
社会情勢の変化により、内容が変更される可能性があります。

大徳寺塔頭 黄梅院

とき: 3月25日(土)~5月14日(日) 10時~16時(受付終了)

伝 千利休作庭「直中庭」、武野紹鴎好み茶室「昨夢軒」、方丈庭園「破頭庭」、雲谷等顔筆本堂障壁画(重文)(複製)、庫裡(重文)が公開されます。

小早川隆景が春林宗俶を開山として創建しました。
小早川隆景夫妻の五輪塔、毛利元就夫妻の板碑、蒲生氏郷の墓などがあります。

公式サイトはないので 「大徳寺 黄梅院 | 京都春秋」 をご覧ください。

大徳寺塔頭 興臨院

とき: 3月11日(土)~6月18日(日) 10時~16時30分(受付終了)
※ 3月21日(火・祝)は拝観休止、5月28日の拝観は13時から

表門(重文)、方丈庭園、本堂(重文)、茶室「涵虚亭」が公開されます。

能登の畠山義綱が小渓紹怤を開祖として創建、のちに前田利家が再興し前田家の菩提寺になりました。
表門(重文)は大徳寺中有数の古い門です。

公式サイトはないので 「大徳寺 興臨院 | 京都春秋」 をご覧ください。

大徳寺塔頭 総見院

とき: 4月1日(土)~28日(金)の土・日・祝日
および4月29日(土・祝)~5月7日(日)の毎日
10時~16時(受付終了)
※ 4月2日・5月7日は11時30分から受付

本堂、木造織田信長公坐像(重文)、信長公一族の墓碑、お茶室が公開されます。

豊臣秀吉が織田信長の菩提を弔うために建立しました。
境内に秀吉遺愛の日本最古の胡蝶侘助とされる、樹齢約400年の侘助椿があります。

公式サイトはないので 「大徳寺 総見院 | 京都春秋」 をご覧ください。

大徳寺本坊

とき: 4月27日(木)~6月4日(日) 10時~16時

三門「金毛閣」(重文)、仏殿(重文)、法堂ならびに狩野探幽筆法堂天井画「雲龍図」(重文)、唐門(国宝)が公開されます。

仏殿の内部の一般の拝観者への公開は、今回が初めてです。
三門内部の公開はありませんが、門の下をくぐって外観を間近で拝観することができます。

予約は不要です。
30分ごとにツアー形式で係員が案内します。

大徳寺は、1315年(正和4)に宗峰妙超(大燈国師)が赤松則村の庇護を受けて雲林院の旧地に営んだ一宇に始まります。
戦乱などで再建と衰退を繰り返し、一休宗純が方丈と法堂を落成しました。

中興の祖と称される一休に教えを受けた連歌師で歌僧の宗長らが、三門金毛閣を単層で完成させました。
のちに千利休が上層を完成させ、利休像を安置したことから豊臣秀吉の怒りを買い、切腹の一因になりました。

公式サイトはないので 「大徳寺本坊 | 京都春秋」 をご覧ください。
交通

最寄り駅: 地下鉄 烏丸線 北大路駅

令和5年度 春期京都非公開文化財特別公開

京都古文化保存協会主催の「令和5年度 春期京都非公開文化財特別公開」は、北区は2箇所が公開されます。

上賀茂神社

とき: 4月22日(土)~5月7日(日) 10時~16時(受付終了)

本殿(国宝)、権殿(国宝)、神職によるご由緒の案内、高倉殿(重文)にてご社宝の展示などが行なわれます。

上賀茂神社の創祀は不明ですが、678年(天武天皇6年)に社殿が造営されたと伝わります。
また葵祭の原形はそこから遡って、欽明天皇の頃に始まるといわれます。

交通

最寄り駅: 地下鉄 烏丸線 北山駅

梅辻家住宅

とき: 5月5日(金・祝)~14日(日) 10時~16時(受付終了)

梅辻家住宅(市指定文化財)、社家に伝わる文書などが公開されます。

1871年(明治4年)の国家神道令の発令まで、上賀茂神社に神主として居住した社家のうちの一つでした。
「賀茂七家」の現存する唯一の遺構で、市の指定文化財です。

交通

最寄り駅: 地下鉄 烏丸線 北山駅