京都 秋の特別公開2023 (南区)
京都市南区の2023年秋(10月から紅葉の公開終了まで)の、各社寺の秋の特別公開や特別拝観・イベントをまとめました。
各社寺の公式サイトと「【京都市公式】京都観光Navi」からの情報です。
以下の行事は当サイト内のほかの記事にまとめてありますので、よろしければご覧ください。
- 11月に神社で行なわれる火焚祭 …… 「火焚祭を行なう社寺 京都」
- 11月に神社で行なわれる新嘗祭 …… 「新嘗祭に参列できる神社 京都・奈良」
令和5年度 京都浄土宗寺院特別大公開
一般の人にも広くお寺に親しんでもらうために、京都府内の浄土宗寺院が今年もそれぞれ所蔵する寺宝を公開します。
主催: 浄土宗京都教区教化団
金樹寺
とき: 10月7日(土) 10時~12時
本堂が公開され、ご本尊の阿弥陀如来さまにお参りできます。
境内のメダカを愛でながら癒しのひとときをお過ごし下さい。
拝観料: なし
朱印: なし
最寄り駅: 近鉄 京都線 上鳥羽口駅
九品寺
とき: 10月14日(土) 9時~15時
本堂に自由にお参りできます。
結縁交名札記入者に記念品ご朱印が配布されます。
結縁交名(けちえんきょうみょう)については 令和版結縁交名「念仏署名運動」|法然上人浄土宗開宗850年 をご覧ください。
拝観料: なし
朱印: あり(300円)
最寄り駅: 地下鉄 烏丸線 九条駅
念佛寺
とき: 10月14日(土)・15日(日) 13時~16時
本堂にお参りすることができます。
拝観料: なし
朱印: あり
最寄り駅: 京阪 京阪本線 鳥羽街道駅 / 地下鉄 烏丸線 十条駅
京都十二薬師霊場 特別公開
京都十二薬師霊場の平成の復興10年を記念して、特別公開が行なわれます。
主催: 京都十二薬師霊場会
第二番 金剛(こんごう)薬師 東寺(教王護国寺)
とき: 10月7日(土)~22日(日) 8時~16時30分
金堂にて、薬師如来坐像(金剛薬師)(重文)に通常拝観できます。
弘法大師空海が唐から京へ戻るおりに海中から現われた龍王から授かった薬玉を、のちに東寺のご本尊のお薬師さまの胎内に納めたと伝わります。
拝観料: 大人800円、高校生700円、中学生以下500円
朱印: 300円
最寄り駅: 近鉄 京都線 東寺駅
令和5年度 第59回京都非公開文化財特別公開
南区からは、1箇所が公開されます。
今年も公開日は開催箇所によって異なるので、お参り前に京都古文化保存協会の公式サイトで確認してください。
主催: 京都古文化保存協会
東寺 講堂・五重塔
とき: 11月1日(水)~12日(日) 8時~16時30分(受付終了)
講堂(重文)、立体曼荼羅(国宝・重文)、五重塔(国宝)初層内陣が公開されます。
最寄り駅: 近鉄 京都線 東寺駅
西九条かいわいの各社寺の特別公開・行事
六孫王神社 例祭(宝永祭)
とき: 10月9日(月・祝) 神幸祭
清和天皇の孫の源経基(六孫王)の墓所を源満仲が神社に改めたのが始まりで、清和源氏発祥の神社といわれます。
最寄り駅: JR 京都駅 / 近鉄 京都線 京都駅
大通寺 六孫王神社宝永祭
とき: 10月9日(月・祝)
六孫王神社のお神輿が到着し、般若心経が奉納されます。
最寄り駅: 近鉄 京都線 東寺駅
事前予約で楽しむ 京都旅(京都市観光協会 DMO KYOTO)
世界遺産東寺 早朝特別拝観
とき: 2024年3月までの限定日
10月7日(土)・29日(日)
11月4日(土)・5日(日)、23日(木・祝)、26日(日)
12月3日(日)
時間: 7時30分~8時30分(所要時間 1時間)
ガイド付きで、開門前の五重塔初層内部・金堂・講堂・小子房を特別拝観します。
小子房は通常非公開です。
南北朝時代、光厳天皇が一時的に御所とされたこともあります。
現在の建物は1934年(昭和9)に再建され、昭和を代表する建築物になっています。
朝限定ご朱印の授与もあります。
予約制(定員2~30名)、希望日2日前の10時までに予約して下さい。
1人3000円
申し込みは「事前予約で楽しむ 京都旅(京都市観光協会 DMO KYOTO)」 から
東寺 真言宗立教開宗1200年記念特別拝観「東寺のすべて」
とき: 10月9日(月・祝)~31日(火) 9時~16時(受付終了)
今年は弘法大師空海が真言宗を立教開宗して1200年に当たります。
これを記念して、ふだん非公開の灌頂院をはじめとして、国宝 両界曼荼羅図(伝真言院曼荼羅)や国宝 弘法大師大尉尺牘(風信帖)などが特別公開されます。
また、土門拳の写真展、アーティスト小松美羽の展覧会なども開催されます。
10月8日(日) 午前 真言宗立教開宗一二〇〇年慶讃大法会(開白) 金堂にて
10月8日(日) 午後 東寺勧進写経五重塔塔内奉納法要
10月11日(水) 午前 真言宗立教開宗一二〇〇年慶讃大法会(中日) 講堂にて
10月14日(土) 午前 真言宗立教開宗一二〇〇年慶讃大法会(結願) 御影堂にて
東寺 2023 秋期特別公開
11月12日(日)までは国宝五重塔と講堂は、京都古文化保存協会主催の「第59回 京都非公開文化財特別公開」により公開されます。
13日(月)以降も拝観時間・拝観料・公開内容に変更はなく、引き続き拝観できます。
宝物館 「真言宗立教開宗1200年記念 東寺の宝物をまもり伝える - 修理の軌跡 継承の志 - 」
とき: 9月20日(水)~11月25日(土) 9時~16時30分(受付終了)
後期 10月22日(日)~11月25日(土)
東寺では2010年から、2023年の真言宗立教開宗1200年記念事業として、国宝・重要文化財の建造物、絵画、工芸品、古文書などの修理と、境内一円の史跡整備を行なってきました。
この秋は、近年重要文化財に指定された宝物や、修理の完了した宝物が一挙公開されます。
さらに、後期に国宝「弘法大師尺牘(風信帖)」が特別展示されます。
弘法大師空海が伝教大師最澄にあてた3通の手紙で、三筆の一人である弘法大師の名筆中第一といわれます。
国宝 五重塔 初層の特別公開
とき: 11月1日(水)~12月10日(日) 8時~16時30分(受付終了)
京都のランドマークタワーとなっている現在の五重塔は、883年(元慶7)に弘法大師が建立して以来、1644年(寛永21)に徳川家光が再建した5代目になります。
公開される初層内部には、心柱の大日如来を中心に金剛界四仏(東方の阿閦如来・南方の宝生如来・西方の阿弥陀如来・北方の不空成就如来)と八大菩薩が安置されています。
八方の板壁に真言八祖像、扉に護法八天、側柱に八大龍王が極彩色で描かれています。
講堂 立体曼荼羅世界に入る
とき: 11月1日(水)~12月10日(日) 8時~16時30分(受付終了)
須弥壇北面が特別に公開されます。
弘法大師は密教の教えを具現化するため、須弥壇に大日如来坐像(重文)を中心として天・菩薩・明王・如来を配して「立体曼荼羅」を形成しました。
立体曼荼羅をぐるりと360度周回して、思い思いの視点から諸仏を拝観することができます。
夜の特別拝観 紅葉ライトアップと金堂・講堂夜間特別拝観
とき: 11月1日(水)~12月10日(日) 18時~21時(受付終了)
境内がライトアップされ、講堂(重文)と金堂(国宝)が公開されます。
金堂は東寺の本堂です。ご本尊の薬師如来と日光菩薩・月光菩薩が安置されています。
最寄り駅: 近鉄 京都線 東寺駅