京都市上京区 2024年5月 特別拝観・特別公開・行事の情報

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京都市上京区の社寺の、2024年5月の特別拝観と特別公開・行事の情報を掲載します。

各社寺の公式サイトと「【京都市公式】京都観光Navi」からの情報です。

各社寺の公式サイトなどで拝観状況を確認のうえ、個人の判断で感染予防対策を講じてお参りしてください。

5月の特別公開・特別拝観・行事

白峯神宮 子供の日 武道繁栄奨励祭・古武道奉納奉告祭

とき: 5月5日(日・祝)
 8時30分~ 武道繁栄奨励祭
 10時~ 古武道奉納奉告祭

弓の名手である源為義・為朝父子をお祀りする、境内末社の伴緒社の例祭です。
煎茶道方円流による献茶式と野煎席が設けられます。

交通

最寄り駅: 地下鉄 烏丸線 今出川駅

相国寺 春の特別拝観

とき: 3月23日(土)~6月2日(日) 10時~16時
※ 4月8日(月)は法要・行事のため、拝観時間が変更されます。

法堂(重文)、方丈と庭園、開山堂と庭園が公開されます。

本堂を兼ねる法堂では、ご本尊の釈迦如来像と天井の狩野光信筆「蟠龍図」を拝観できます。
相国寺を開山した夢窓国師像を安置する開山堂は、江戸時代末期に桃園天皇の皇后、恭礼門院の黒御殿を下賜されたものです。

臨済宗相国寺派 相国寺 のサイトへはこちらからどうぞ
交通

最寄り駅: 地下鉄 烏丸線 今出川駅

慈受院門跡 春の特別公開・自分供養

とき: 3月24日(日)~6月4日(火)
※ 5月16日(木)までは金・土・日・祝日のみ公開。5月17日(金)以降毎日

自分供養は、写経と瞑想を通して自身の内面を見つめてこれまでの自分の悪しき部分を慰め、自分で自分を「供養」します。
そして新しい自分に対して善い行ないをすることを誓います。

写経と瞑想で邪念を祓い、最後に散華に自分への誓願を記します。

今春は、室町時代から江戸時代初期に流行した幸若舞(語りを伴う曲舞)の台本となった、藤原鎌足と海底に住む八大龍王の総王が宝珠を奪い合う大スペクタクル『大織冠』をもとに仕立てられた絵巻「大織冠絵巻」(室町時代)、後桃園天皇から賜わった源氏物語屏風「明石・須磨図」などの寺宝が公開されます。

事前予約制です。
所要時間約90分、5000円。(お茶席付き)
不定期でチェロの演奏付き自分供養も行なわれます。

予約は公式サイト内の申し込みフォームから。

薄雲御所 慈受院門跡 のサイトへはこちらからどうぞ
交通

最寄り駅: 地下鉄 烏丸線 今出川駅

興聖寺(織部寺) 春の特別公開

とき: 3月30日(土)~5月6日(月・休) 10時~16時

ふだんは写経会と坐禅会のみでお参りできる、江戸時代初期に虚応円耳禅師を開山として武将・古田織部が創建したお寺です。
春の特別公開は初めてです。

本堂の天井画「雲龍図」、海中写真「青波」の襖がある方丈、織部の茶室、降り蹲踞が公開されます。
大玄関の屋根の2頭の龍と弁財天さまの下を通って、お参りできます。

臨済宗興聖寺(織部寺) のサイトへはこちらからどうぞ
交通

最寄り駅: 地下鉄 烏丸線 鞍馬口駅

妙覺寺 新緑特別拝観

とき: 5月1日(水)~31日(金) 10時~15時(受付終了)

妙覺寺は織田信長が上洛時に定宿としていたお寺で、かの本能寺には3泊しかしていないそうです。

天正元(1573)年11月14日に上洛して妙覺寺に宿泊したおり、23日に茶会が催され、武士だけが食する豪華な饗宴料理「本膳料理」がふるまわれました。
このときの本膳料理を皿や器なども再現して、展示公開されます。

本堂では斎藤道三の遺言状も公開されます。

特別ご朱印の授与もあります。

公式サイトはないので 妙覺寺|八本山を巡る をご覧ください。
交通

最寄り駅: 地下鉄 烏丸線 鞍馬口駅

千本ゑんま堂 引接寺 千本ゑんま堂狂言5月本公演

とき:
 5月1日(水) 夜の部19時~
 5月2日(木) 夜の部19時~
 5月3日(金・祝) 昼の部13時~ 夜の部18時~
 5月4日(土・祝) 昼の部13時~ 夜の部18時~

全席自由席、小雨決行です。

千本ゑんま堂大念佛狂言保存会により上演されます。
セリフがあってわかりやすい、爆笑もありの狂言です。

今年は、5月2日(木)夜の部のトリに嵯峨大念佛狂言保存会が出演し、「土蜘蛛」を上演後に特別企画「蜘蛛の糸撒き競演」が行なわれる予定です。

全日全演目を、公式YouTubeチャンネルで配信されます。

千本ゑんま堂 引接寺 のサイトへはこちらからどうぞ
交通

最寄り駅: 嵐電 北野線 北野白梅町駅

大将軍八神社 方徳殿春季特別公開

とき: 5月1日(水)~5日(日・祝) 10時~16時

大将軍信仰が盛んであった平安時代中期から鎌倉時代に奉納された武装男神像・束帯神像・童子像や、江戸時代の天文暦学者の渋川春海が製作したと考えられる天球儀、安倍家(土御門家)の古天文暦道関係資料(府指定文化財)などが公開されます。

また、今年は大将軍八神社収蔵の『源氏物語』図屏風(六曲一双)〈第三十四帖・若菜上〉〈第三十八帖・鈴虫〉が特別展示されます。

「方除・厄除の大将軍神」 大将軍八神社 のサイトへはこちらからどうぞ
交通

最寄り駅: 嵐電 北野線 北野白梅町駅

北野天満宮 史跡御土居のもみじ苑開苑

とき: 4月6日(木)~6月30日(日) 9時~15時40分(受付終了)

秋の見事な紅葉で有名な御土居のもみじの木々が、芽吹きから青々とした新緑の頃まで楽しめます。
4月中旬頃には、山吹の花が彩りを添えます。

夜間拝観ライトアップ

とき: 4月27日(土)~5月6日(月・休) 日没~19時40分(受付終了)

閉苑時間が延長され、日没からライトアップされます。
昼夜入れ替え制です。

全国天満宮の総本社 北野天満宮 のサイトへはこちらからどうぞ
交通

最寄り駅: 嵐電 北野線 北野白梅町駅

令和6年度 春期京都非公開文化財特別公開

京都古文化保存協会主催で「令和6年度 春期京都非公開文化財特別公開」が行なわれます。

上京区では1箇寺が公開されます。

廬山寺

とき: 4月27日(土)~5月12日(日) 10時~16時(受付終了)
※ 5月3日(金・祝)の拝観は12時まで

元三大師堂(元三大師坐像、お前立鬼大師坐像、明智光秀公念持仏地蔵菩薩)、ご本尊阿弥陀如来及両脇侍像(重文)、源氏庭、源氏物語「若紫」など紫式部ゆかりの展示物が公開されます。

元三大師(慈恵大師良源)には平安後期からさまざまな説話があり、病魔・悪魔を滅する「厄除け大師」として信仰を集めています。元三大師坐像は大師の自作と伝わります。

明智光秀公念持仏地蔵菩薩は、明智光秀が毎日この念持仏に手を合わせ、戦陣などへは地蔵菩薩だけを持ち出して陣仏としてお祀りしていたそうです。

紫式部の邸宅があった辺りが、源氏庭として整備されています。

合わせて、「源氏物語五十四帖押絵展 ~第Ⅰ期~」が開催されます。

「紫式部邸宅址 源氏物語執筆の地」廬山寺 のサイトへはこちらからどうぞ
交通

最寄り駅: 京阪 鴨東線 出町柳駅 / 叡電 叡山本線 出町柳駅