京都市北区 2024年5月 特別拝観と行事の情報

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京都市北区の社寺の、2024年5月の特別拝観と行事の情報を掲載します。

各社寺の公式サイトと「【京都市公式】京都観光Navi」からの情報です。

各社寺の公式サイトなどで拝観状況を確認のうえ、個人の判断で感染予防対策を講じてお参りしてください。

5月の特別拝観・行事

今宮神社 今宮祭

とき: 
5月5日(日・祝) 神幸祭(おいでまつり) 13時出発
 本社から御旅所まで、剣鉾が先導して3基の神輿と牛車が巡行します。

5月12日(日) 還幸祭(おかえりまつり) 13時出発
 御供所での神事ののち、提灯を飾り付けられた大宮神輿が松明を先導にして御旅所から本社に戻ります。

1001年(長保3年)の紫野御霊会に始まるお祭りです。
一時途絶えましたが、西陣の出身である五代将軍徳川綱吉の生母桂昌院(お玉さん)の寄進により復興しました。

紫野 今宮神社 のサイトへはこちらからどうぞ
交通

最寄り駅: 地下鉄 烏丸線 北大路駅

上賀茂神社 葵祭(賀茂祭)

「葵祭」は下鴨神社と合同で斎行される勅祭で賀茂祭といい、御所車、勅使ほかの供奉者の衣冠などに上賀茂神社と下鴨神社の神紋の二葉葵の葉が飾られていることから、この名で親しまれています。
平安時代にはたんに「祭り」といえば葵祭のことを指していました。

欽明天皇の頃に凶作が続き、賀茂神の祟りを鎮めるために4月吉日に馬に鈴を付けて走らせ、五穀豊穣を祈ったのが始まりといわれます。

競馬足汰式

とき: 5月1日(水) 13時頃~ 競馳(きょうち)

5月5日に行なわれる賀茂競馬の一環で、馬を1頭ずつ走らせて当日の番立(走る順)を決定します。

賀茂競馬

とき: 5月5日(日・祝)
 8時45分~ 頓宮遷御の儀、菖蒲の根合わせの儀
 10時~ 競馬会神事(大祭)
 13時~ 競馬会の儀
 14時頃~ 競馳(きょうち)

1093年の堀河天皇の御代に天下泰平・五穀豊穣の祈願のため行なわれていた競馬会が、上賀茂神社に移されたことに始まる神事です。

賀茂祭(葵祭)

とき: 5月15日(水) 
※ 雨天の場合、翌日に順延の予定。
実施の有無は前日18時頃に京都市観光協会の公式X(旧Twitter)Facebookで発表されます。

「路頭の儀」は、天皇からの勅使の行列と斎王代の行列が京都御所を出発して下鴨神社から上賀茂神社へ向かいます。

10時30分頃 京都御所出発
11時40分頃 下鴨神社到着・社頭の儀

14時20分頃 下鴨神社出発
15時30分頃 上賀茂神社到着・社頭の儀

交通

最寄り駅: 地下鉄 烏丸線 北山駅

京都春秋の「2024年 春の寺院特別公開」

京都春秋社が主催する、大徳寺の塔頭寺院の特別公開情報です。
社会情勢の変化により、内容が変更される可能性があります。

大徳寺塔頭 興臨院

とき: 3月9日(土)~6月16日(日) 10時~16時30分(受付終了)
※ 3月20日は拝観休止 4月23日の受付は12時から

表門(重文)、方丈庭園、本堂(重文)、茶室「涵虚亭」が公開されます。

能登の畠山義綱が小渓紹怤を開祖として創建、のちに前田利家が再興し前田家の菩提寺になりました。
「昭和の小堀遠州」といわれた中根金作が復元した蓬莱世界を表わす方丈庭園や、室町時代の特徴を残す本堂などが公開されます。

公式サイトはないので 「大徳寺 興臨院 | 京都春秋」 をご覧ください。

大徳寺塔頭 黄梅院

とき: 3月30日(土)~5月19日(日) 10時~16時(受付終了)
※ 4月21日~26日は拝観休止

伝 千利休作庭「直中庭」、武野紹鴎好み茶室「昨夢軒」、方丈庭園「破頭庭」、雲谷等顔筆本堂障壁画(重文)(複製)、日本の禅宗寺院で現存する最古の庫裡(重文)、加藤清正が朝鮮出兵から持ち帰ったとされる釣鐘などが公開されます。

小早川隆景が春林宗俶を開山として創建しました。
小早川隆景夫妻の五輪塔、毛利元就夫妻の板碑、蒲生氏郷の墓などがあります。

公式サイトはないので 「大徳寺 黄梅院 | 京都春秋」 をご覧ください。

大徳寺塔頭 総見院

とき: 3月30日(土)~5月6日(月・祝)の土・日・祝日
4月27日(土)~5月6日(月・祝)は毎日公開
10時~16時(受付終了)
※ 4月7日・5月5日は11時30分から受付

本堂、木造織田信長公坐像(重文)、信長公一族の墓碑、お茶室が公開されます。

豊臣秀吉が織田信長の菩提を弔うために建立しました。
境内に秀吉遺愛の日本最古の胡蝶侘助とされる、樹齢約400年の侘助椿があります。

公式サイトはないので 「大徳寺 総見院 | 京都春秋」 をご覧ください。

大徳寺本坊

とき: 4月25日(木)~6月2日(日) 10時~15時40分(受付終了)

三門「金毛閣」(重文)、仏殿(重文)、法堂ならびに狩野探幽筆法堂天井画「雲龍図」(重文)、唐門(国宝)、経蔵(重文)が公開されます。

初公開となる経蔵は、江戸時代の初期に法堂と同じ時期に建立されました。
経蔵内の八角輪蔵に、一切経などの経典約3500冊が納められています。
(保護のため輪蔵は回転しません。)

山門金毛閣を完成させた千利休が、草鞋履きの千利休像を安置したことから豊臣秀吉の怒りを買い、切腹の一因になりました。
三門内部の公開はありませんが、門の下をくぐって外観を間近で拝観することができます。

個人の拝観は、予約不要です。
20分ごとに20名一組で、ツアー形式で係員が案内します。所要時間約70分

公式サイトはないので 「⼤徳寺本坊 伽藍特別公開【経蔵 初公開】 | 京都春秋」 をご覧ください。
交通

最寄り駅: 地下鉄 烏丸線 北大路駅

令和6年度 春期京都非公開文化財特別公開

京都古文化保存協会主催で「令和6年度 春期京都非公開文化財特別公開」が行なわれます。

北区では3箇所が公開されます。

上賀茂神社

とき: 4月27日(土)~5月6日(月・休) 10時~16時(受付終了)
※ 5月5日(日・祝)は13時まで

本殿(国宝)・権殿(国宝)を神職による案内にて参拝、高倉殿(重文)にてご社宝(祭器具)の展示などが行なわれます。

上賀茂神社の創祀は不明ですが、678年(天武天皇6年)に社殿が造営されたと伝わります。

現在の本殿と権殿は1863年(文久3年)の造営です。
式年遷宮にて本殿の造営のおりにご神霊に仮に移っていただくところが権殿で、本殿と全く同じ形をしています。

交通

最寄り駅: 地下鉄 烏丸線 北山駅

梅辻家住宅

とき: 4月27日(土)~5月10日(金) 10時~16時(受付終了)

賀茂七家唯一の社家住宅(市指定文化財)、源氏物語貼交屏風、江戸城本丸秘図、「龍の口」と呼ばれる排水口が公開されます。

1871年(明治4年)の国家神道令の発令まで、上賀茂神社に神主として居住した社家のうちの一つでした。
「賀茂七家」の現存する唯一の遺構で、市の指定文化財です。

公式サイトはないので 「梅辻家住宅 | スポット一覧 | 京都府観光連盟公式サイト」 をご覧ください。
交通

最寄り駅: 地下鉄 烏丸線 北山駅

常照寺

とき: 4月27日(土)~5月12日(日) 10時~16時(受付終了)
※ 5月5日(日・祝)は休止

初公開です。
秘仏三面大黒天像、秘仏妙見大菩薩像、鷹峰檀林関係資料、吉野太夫ゆかりの品が公開されます。

1615年(元和元年)、本阿弥光悦は徳川家康から拝領した鷹峯の地に、自らが帰依する日蓮宗中興の一人である日乾上人を招きました。
上人は常照寺を建立し、僧侶の学問所である鷹峰檀林を開きました。

吉野太夫(2代目)は「寛永三名妓・天下随一希代の太夫」とうたわれる、京の六条三筋町の名妓です。本阿弥光悦を通じて日乾上人に帰依し、証しとして山門を寄進しました。

「吉野太夫ゆかりの寺」常照寺 のサイトへはこちらからどうぞ
交通

最寄り駅: 地下鉄 烏丸線 北大路駅

拝観の休止・制限をしている神社仏閣

大徳寺塔頭 高桐院
当面の間拝観休止