京都 春の特別公開2023 (上京区)
2023年春(3月お彼岸からゴールデンウィーク終了)の、京都市上京区の社寺の特別拝観・特別公開や行事の情報です。
各社寺の公式サイトと「【京都市公式】京都観光Navi」からの情報です。
3月~5月の行事のうち、以下はそれぞれ別の記事にまとめてありますので、よろしければご覧ください。
- 祈年祭 五穀豊穣を祈る祭り 京都・奈良
- 涅槃会・涅槃図公開 京都で涅槃会に参拝できるお寺
- ひな人形公開 ひな祭りの行事 京都・奈良
- 花祭り 京都と奈良で、花祭りの参拝ができるお寺
- 5月8日(月)以降 京都市上京区 2023年5月 特別拝観・行事の情報
各社寺の公式サイトなどで拝観状況を確認のうえ、感染予防対策を講じてお参りしてください。
社寺にお参りするさいは以下の点にご留意ください。
- マスクを着用すること
- アルコール消毒液などで手指を消毒する
- ほかの参拝者や社寺の関係者・職員などと間隔を保つ
- 熱発しているなどの体調不良時はお参りしない
京都御所かいわいの特別拝観・行事
京都御所 令和5年春の特別公開「京都御所 宮廷文化の紹介」
とき: 3月24日(金)~28日(火) 9時~15時50分(受付終了)
調度品と人形を用いた儀式の再現、高御座と御帳台の公開、雅楽・蹴鞠の実演が行なわれます。
1862年(文久2年)にご学問所で行なわれた睦仁親王(のちの明治天皇)のご就学始めの儀式「儲君親王御読書始」、東福門院和子(後水尾天皇の中宮)の女院御所から修学院離宮中離宮客殿に移された狩野敦信筆「長谷寺春景図」が観覧できます。
予約は不要です。
最寄り駅: 地下鉄 烏丸線 今出川駅
室町かいわいの特別拝観・行事
白峯神宮 春季例大祭 淳仁天皇祭
とき: 4月14日(金) 10時30分~
第47代淳仁天皇は、白峯神宮のご祭神です。
1873年(明治6年)に、明治天皇の勅で淡路からご神霊をお移ししました。
「精大明神」は和歌と蹴鞠の守護神で、淳仁天皇祭にて蹴鞠保存会により蹴鞠が奉納されます。
白峯神宮 子供の日 武道繁栄奨励祭・古武道奉納奉告祭
とき: 5月5日(金・祝)
8時30分~ 武道繁栄奨励祭
11時~ 古武道奉納奉告祭
弓の名手である源為義・為朝父子をお祀りする、境内末社の伴緒社の例祭です。
煎茶道方円流による献茶式と野煎席があります。
最寄り駅: 地下鉄 烏丸線 今出川駅
相国寺 春の特別拝観
とき: 3月24日(金)~6月4日(日) 10時~16時
※ 4月8日(土)は法要・行事のため、拝観時間が変更されます。
法堂(重文)、方丈、浴室に拝観することができます。
1596年(慶長元)に再建された浴室が、4年ぶりに公開されます。
本堂を兼ねる法堂ではご本尊の釈迦如来と、天井の狩野光信筆「蟠龍図」に拝観できます。
最寄り駅: 地下鉄 烏丸線 今出川駅
本法寺 令和5年春季特別寺宝展
とき: 3月14日(火)~4月15日(土) 10時~16時
長谷川等伯筆「佛涅槃図」(重文)が公開されます。
ふだんは原寸大の複製が展示されていますが、この期間のみ真筆が拝観できます。
縦10メートル・横6メートルもあり、京都三大涅槃図のひとつといわれます。
裏面に、日蓮聖人を筆頭に、お世話になった本法寺の歴代住職、祖父母、養父母、26歳で先立った息子の久蔵などの供養銘が記されています。
2022年3月に修復作業が完了した、伝 狩野山楽筆「唐獅子図屏風」(重文)とその対となる「薔薇図屏風」なども公開されます。
涅槃会法要は3月14日10時から。
最寄り駅: 地下鉄 烏丸線 鞍馬口駅
慈受院門跡 春の特別公開・自分供養
とき: 3月21日(火・祝)~6月11日(日)
自分供養は写経と瞑想を通して自身の内面を見つめて、これまでの自分の悪しき部分を慰めて「供養」します。
そして新しい自分に対して善い行ないをすることを誓います。
写経と瞑想で邪念を祓い、最後に散華に自分への誓願を記します。
2022年春に初公開された、秘仏の毘沙門天王立像が今春も特別ご開扉されます。
また、現存最古とされる室町時代の「大織冠絵巻」、狩野探幽筆「維摩居士姿図」、ほか慈受院ゆかりの寺宝が公開されます。
事前予約制です。
所要時間90分~120分、5000円。(お茶席付き)
予約は公式サイト内の申し込みフォームから。
最寄り駅: 地下鉄 烏丸線 今出川駅
妙顕寺 春の特別公開
情勢の変化により、中止になる可能性があります。
とき: 3月25日(土)~4月5日(水)
昼の部: 10時~16時
夜の部: 18時~21時
しだれ桜、ソメイヨシノが咲き誇る境内が公開されます。
山内(書院・抱一曲水の庭・光琳曲水の庭・円窓・茶室・宝物殿)工事中のため、宝物公開はありません。
最寄り駅: 地下鉄 烏丸線 今出川駅 ・ 鞍馬口駅
妙蓮寺 2023「春」特別拝観 「襖絵、大公開。」
とき: 3月25日(土)~4月5日(水)
日中拝観: 10時~16時
夜間ライトアップ: 18時~20時
書院の幸野豊一筆「四季の襖絵」ほかが公開されます。
最寄り駅: 地下鉄 烏丸線 鞍馬口駅
妙覺寺 新緑特別拝観
とき: 5月1日(月)~31日(水) 10時~15時(受付終了)
※ 5月28日(日)は休止
妙覺寺は織田信長が上洛時に定宿としていたお寺で、かの本能寺には3泊しかしていないそうです。
天正元(1573)年11月14日に上洛して妙覺寺に宿泊したおり、23日に茶会が催され、武士だけが食する豪華な饗宴料理「本膳料理」がふるまわれました。
このときの本膳料理を皿や器なども再現して、展示公開されます。
本堂では斎藤道三の遺言状も公開されます。
また、檀家の方が所有する御殿飾り(御所を模したひな飾り)も展示されます。
最寄り駅: 地下鉄 烏丸線 鞍馬口駅
西陣かいわいの特別拝観・行事
千本ゑんま堂 引接寺 普賢象櫻の夕べ
とき: 4月22日(土) 18時~
ゑんま堂普賢象桜の散り方はほかの桜と違い、花冠のままぼとりと落ちます。
また花の中心から緑の葉が2枚伸びているさまが、普賢菩薩の乗る象に似ているといわれます。
歌謡曲などが奉納演奏されます。
限定特別ご朱印の授与もあります。
千本ゑんま堂 引接寺 千本ゑんま堂狂言5月本公演
とき:
5月1日(月) 19時~
5月2日(火) 19時~
5月3日(水・祝) 13時~ 18時~
5月4日(木・祝) 13時~ 18時~
全席自由席、小雨決行です。
千本ゑんま堂大念佛狂言保存会により上演されます。
セリフがあってわかりやすい、爆笑もありの狂言です。
全日全演目を、公式YouTubeチャンネルで配信されます。
最寄り駅: 嵐電 北野線 北野白梅町駅
北野かいわいの特別拝観・行事
北野天満宮 宝物殿 春の特別公開「秀吉公・家康公 ゆかりの御神宝」
とき: 2月1日(水)~3月26日(日) 9時~15時45分(受付終了)
大河ドラマにちなみ、北野天満宮に伝わるご神宝のなかから豊臣秀吉・秀頼父子、徳川家康・秀忠父子や綱吉ゆかりの品が展示公開されます。
桃山時代の「太刀 國広」(重文)は豊臣秀頼から奉納されました。
そのほか、「太刀 鬼切丸 別名髭切」(重文)を含む刀剣約20振や天神信仰を表わすご神宝などが公開されます。
北野天満宮 史跡御土居の青もみじ苑公開
とき: 4月8日(土)~6月25日(日) 9時~16時(受付終了)
秋の見事な紅葉で有名な御土居のもみじの木々が、芽吹きから青々とした新緑の頃まで楽しめます。
ライトアップ
とき: 4月29日(土・祝)~5月7日(日) 17時~20時(閉苑)
閉苑時間が延長され、日没からライトアップされます。
昼夜入れ替え制です。
最寄り駅: 嵐電 北野線 北野白梅町駅
大将軍八神社 方徳殿特別公開
とき: 5月1日(月)~5日(金・祝) 10時~16時
大将軍信仰が盛んであった平安時代中期から鎌倉時代に奉納された武装男神像・束帯神像・童子像や、江戸時代の天文暦学者の渋川春海が製作したと考えられる天球儀、安倍家の古天文暦道資料(府指定文化財)などが公開されます。
最寄り駅: 嵐電 北野線 北野白梅町駅