京都 春の特別公開2019 (山科区)
2019年春(3月15日~ゴールデンウィーク終了)の、京都市山科区の社寺の特別展や特別公開です。
各社寺の公式サイトと「京都観光Navi」からの情報です。
京都古文化保存協会主催の「天皇陛下御即位奉祝 春期京都非公開文化財特別公開」の情報もあわせて掲載しています。
今春の山科区では、門跡寺院が多く公開されています。
門跡の由来や、ほかに拝観できる門跡寺院をまとめていますので、後ほど合わせてご覧ください。
京都市内の市バス・京都バス・JRバス・京阪バスは観光地を網羅していて、とても移動するのに便利です。
しかし、近頃はバスの中や道路が大変混雑していて、予定どおりの行動が少し難しくなっています。
この記事では、各社寺の最寄りの鉄道駅もご紹介します。
山科駅かいわい
毘沙門堂門跡 花まつり・観桜会
とき: 4月7日(日)(予定) 10時~15時
箏・二胡・長唄・和太鼓の奉納演奏や、太極拳の奉納演舞などが行なわれます。
お茶席も設けられます。
毘沙門堂門跡 特別拝観
とき: 4月26日(金)~5月10日(金) 9時~16時(受付終了)
京都古文化保存協会「春期京都非公開文化財特別公開」4年ぶりの公開です。
霊殿および霊殿内陣、内陣の壁画、毘沙門堂ゆかりの法親王像、本堂、宸殿などが公開されます。
特別ご朱印の授与もあります。
毘沙門堂門跡は、天台宗五箇室門跡の一つです。
公開される霊殿と宸殿は、後西天皇から下賜されたものです。
後西天皇の皇子の公弁法親王が、現在の寺観を整えました。
最寄り駅: JR 琵琶湖線 ・ 地下鉄 東西線 ・ 京阪 京津線 山科駅
安祥寺 特別拝観
とき: 4月26日(金)~5月10日(金) 9時~16時(受付終了)
京都古文化保存協会「春期京都非公開文化財特別公開」初公開です。
ご本尊の十一面観音菩薩像、地蔵菩薩像、四天王像、弘法大師はじめ歴代上人像、梵鐘(府指定)が公開されます。
平安時代初期、文徳天皇の母の藤原順子の発願により創建されました。
当初は醍醐寺のように、山の中に修行場としての上寺(かみのてら)と麓の下寺(しものてら)があり、広大な寺域に七堂伽藍が建ち並んでいました。
しかし、平安時代中期から衰退、以降焼失と再建を繰り返し、現在は江戸時代に再建された本堂・地蔵堂・大師堂のみになっています。
ところ: 山科区御陵平林町22
最寄り駅: JR 琵琶湖線 ・ 地下鉄 東西線 ・ 京阪 京津線 山科駅
隨心院・勧修寺かいわい
隨心院 観梅会
とき: 3月1日(金)~31日(日) 9時~16時30分(受付終了)
遅咲きの梅「はねずの梅」が咲く、名勝小野梅園が特別公開されます。
あわせて、秘仏本尊如意輪観音がご開帳されます。
期間中、如意輪観音特別ご朱印と春限定ご朱印が授与されます。各500円
3月31日(日)には、はねず踊りと今様が行なわれます。
踊りの時間は、11時、12時30分、13時30分、15時です。
隨心院 特別拝観
とき: 4月26日(金)~5月6日(月・休) 9時~16時(受付終了)
京都古文化保存協会「春期京都非公開文化財特別公開」13年ぶりの公開です。
ご本尊の如意輪観音坐像と、寺宝を特別公開されます。
5月1日(水・休)から5月末日まで、新天皇陛下御即位記念の特別ご朱印が授与されます。
随心院の寺紋の「九条下がり藤」の印がおされています。
なくなり次第終了。
最寄り駅: 地下鉄 東西線 小野駅
勧修寺 特別拝観
とき: 4月26日(金)~5月6日(月・休) 9時~16時(受付終了)
京都古文化保存協会「春期京都非公開文化財特別公開」13年ぶりの公開です。
書院(重文)、書院障壁画(土佐光起筆「近江八景図」、土佐光成筆「龍田川紅葉図」)、庭園などが公開されます。
勧修寺は山科門跡と称されます。
書院前庭の水戸光圀の寄進と伝わる石灯籠は、勧修寺型灯籠と呼ばれます。
最寄り駅: 地下鉄 東西線 小野駅