京都 春の特別公開2014(洛中)
2014年、洛中の社寺の春の特別展や特別公開です。
各社寺の公式サイトと「きょうと情報版」からの情報です。
京都春季非公開文化財特別公開
- 千本釈迦堂(大報恩寺)
- 4月26日(土)から5月6日(火・休)
- 本堂(国宝)、本尊釈迦如来坐像・十大弟子像・六観音像(重文)など。
国宝の本堂は、安貞元年(1227年)創建で、京都市内最古の木造建築です。
六観音像は定慶作で、聖・千手・馬頭・十一面・准胝・如意輪の六体が一同に安置されているのは全国でもここだけです。 - 浄福寺
- 4月26日(土)から5月6日(火・休)
- 本堂、釈迦堂、本尊阿弥陀如来像、秘仏釈迦如来像、襖絵、天井画龍図など。
釈迦堂に安置される秘仏の釈迦如来像は、三国伝来と伝わります。 - 本隆寺
- 4月26日(土)から5月6日(火・休)
- 本堂・祖師堂(重文)、長谷川信春(等伯)筆「西王母図」など。
天明の大火(1788年)から延焼を免れ、「焼けずの寺」と呼ばれます。
境内に西陣五井のうちのひとつ「千代乃井」や、「夜泣き止めの松」があります。 - 妙蓮寺
- 4月26日(土)から5月6日(火・休)
- 本堂、長谷川等伯一派の筆による襖絵、十六羅漢の庭など。
十六羅漢の石庭には白砂に十六羅漢に見立てた石が配置され、5月にはツツジが彩りを添えます。
特別展と特別公開
- 相国寺 春の特別拝観
- 3月24日(月)から6月4日(水)まで
- 運慶作と伝わる本尊釈迦如来像が安置され狩野光信筆の「鳴き龍」が描かれた法堂や、浴室が公開されます。
方丈は平成24年からの修復工事が終わり、初公開です。 - 大将軍八神社 特別公開
- 5月1日(木)から5日(月・祝)まで 10時から16時
- 方徳殿の大将軍像などの神像が予約なしで拝観できます。
数十体もの神像が並ぶ光景は、圧巻です。 - 宝鏡寺 春の人形展
- 3月1日(土)から4月3日(木)まで 10時から16時
- 幼少の頃、宝鏡寺で遊んだりして過ごした和宮親子内親王の遺品や、兄の孝明天皇遺愛の人形などと庭園、襖絵が公開されます。
- 本法寺 春季特別寺宝展
- 3月14日(金)から4月15日(火)まで 10時から16時
- 現在書院の修復工事中です(12月頃までの予定)。
そのため本阿弥光悦作の「三つ巴の庭」(国名勝)の一部が拝観できません。 - 壬生寺 壬生狂言春の公開
- 4月29日(火・祝)から5月5日(月・祝)まで 13時から17時30分
- 春の公開を「壬生大念佛会」といい、本尊の地蔵菩薩に奉納する宗教行事です。
- 千本ゑんま堂(引接寺) 千本ゑんま堂大念佛狂言
- 5月1日(木)から5月4日(日・祝)まで
1、2日は夜のみ、3、4日は昼夜公演 - ほかの狂言とは違って演目に台詞があり、能狂言ともっとも影響を与え合ったのではないかと考えられています。
- 京都御所春季一般公開
- 4月9日(水)から13日(日)まで 9時(開門)から15時30分(閉門)
- ふだん申し込み手続きの必要な京都御所が、手続き無しの無料で一般公開されます。
(京都春季非公開文化財特別公開を追加しました 2014年3月5日 )