京都 春の特別公開2022 (中京区)
2022年春(3月後半からゴールデンウィーク終了)の、京都市中京区の社寺の特別展や特別公開です。
各社寺の公式サイトと「【京都市公式】京都観光Navi」からの情報です。
3月・4月の行事のうち、以下はそれぞれ別の記事にまとめてありますので、よろしければご覧ください。
- 涅槃会・涅槃図の公開 京都で涅槃会に参拝できるお寺
- ひなまつり・ひな人形の公開 ひな祭りの行事 京都・奈良 2022年版
- 花祭り・仏生会 京都と奈良で、花祭りの参拝ができる寺院
京都古文化保存協会主催の「令和4年度 春期京都非公開文化財特別公開」の情報もあわせて掲載しています。
各社寺の公式サイトなどで拝観状況を確認のうえ、感染予防対策を講じてお参りしてください。
社寺にお参りするさいは以下の点にご留意ください。
- マスクを着用すること
- アルコール消毒液などで手指を消毒する
- ほかの参拝者や社寺の関係者・職員などと間隔を保つ
- 熱発しているなどの体調不良時はお参りしない
河原町かいわい
下御霊神社 神幸祭・還幸祭
情勢の変化により、内容が変更または中止される可能性があります。
とき:
5月1日: 神幸祭(おいで)
ご祭神が鳳輦・神輿に遷座されます。
東山天皇・霊元上皇から下賜され、令和元年に復興した全国で最大級の重量の大宮神輿が巡幸します。
夕方から19時30分まで、お神輿がライトアップされます。
5月21日: 宵宮
子どもみこし、十二灯巡行は中止になりました。
5月22日: 還幸祭
神幸列、鳳輦列、神輿(若宮神輿)列巡幸
21日・22日に予定されていた露店の出店は、中止になりました。
明治維新前まで、下御霊神社のお神輿は仙洞御所まで巡幸して奉安され、神事が行なわれていました。
最寄り駅: 京阪 鴨東線 神宮丸太町駅
京都ハリストス正教会 聖堂内部拝観
とき: 5月7日(土) 12時~
5月17日(火) 10時~
予約は不要です。
説明開始時間の15分前までに、直接聖堂にお入りください。
文化財保護基金として、500円以上の献金が必要です。
京都ハリストス正教会の生神女福音(しょうしんじょふくいん)大聖堂は、今年2月9日付けで国の重要文化財に指定されました。
京都府庁旧本館、武徳殿(京都市武道センター内)などを手がけた松室重光氏の設計により、1903年に落成しました。
ビザンチン・ロシア様式の、日本ハリストス正教会の中で最古の大型木造聖堂です。
聖堂の拝観記念証として「Kyrie(主印)」の頒布があります。
聖堂外観の切り絵です。
手作りなので、あらかじめ予約しておく方がいいそうです。
最寄り駅: 地下鉄 烏丸線 烏丸御池駅 / 地下鉄 東西線 烏丸御池駅
誠心院 和泉式部忌
とき: 3月21日(月・祝)
11時~ 謡曲「東北(とうぼく)」「誓願寺(せいがんじ)」の奉納
13時~ 永代供養総供養
14時~ 開山和泉式部忌、春のお彼岸法要
上東門院彰子が建立した東北院誠心院の初代住職であった和泉式部を、命日に偲ぶ法要です。
最寄り駅: 阪急 京都線 京都河原町駅 / 地下鉄 東西線 京都市役所前駅
六角堂 春のいけばな展
とき: 前期3月25日(金)・26日(土)
後期3月27日(日)・28日(月)
6時~17時
六角堂の夜間特別拝観はありません。
六角堂の住職である、華道家元池坊の「第41回 池坊中央研修学院祭」として展示会が開かれます。
六角堂境内では、古典立花・立花研究室の作品が展示公開されます。
聖徳太子千四百年大遠忌慶讃法要 花供養会
とき: 3月26日(土) 11時~
花行列はありません。
草木からいただいている命を供養する法要です。
今年は聖徳太子千四百年大遠忌法要として行なわれます。
最寄り駅: 地下鉄 烏丸線 烏丸御池駅 / 地下鉄 東西線 烏丸御池駅
二条城かいわい
神泉苑 神泉苑祭
とき: 5月2日(火)~4日(木・祝)
3日間、本神輿・剣鉾がお祀りされる予定です。
善女龍王さまのお祭りです。
貞観5年(863)の神泉苑での御霊会にならい、今年も疫病退散・天下泰平の祈願も行なわれます。
5月2日: 19時から よかろう太鼓奉納
5月3日: 10時頃から大般若経転読祈願法要
13時から 稚児拝礼・お練り
16時30分から 「静御前の舞」奉納
5月4日: 10時30分から龍王社前にて 祇園囃子奉納
11時30分から本堂にて 祇園囃子奉納
子供みこし巡行、野点茶会は中止になりました。
境内で龍王市があります。
最寄り駅: 地下鉄 東西線 二条城前駅
壬生かいわい
武信稲荷神社 さつき御例祭
とき: 5月8日(日) 14時~
本殿での祭礼に参列することができます。
日本舞踊・仕舞・和太鼓などの神賑行事、飲食の屋台の出店はすべて中止になりました。
最寄り駅: 阪急 京都線 大宮駅 / 嵐電 嵐山本線 四条大宮駅 / JR 嵯峨野線 二条駅 / 地下鉄 東西線 二条城前駅
事前予約で楽しむ 京都旅(京都市観光協会 DMO KYOTO)
新選組ファン必見! 壬生寺本堂「和泉守兼定」模造刀公開
とき: 公開中 7月31日(日)までの限定日
拝観の設定日は予約カレンダーで確認してください。
時間: 15時~16時30分(所要時間 90分)
お坊さんのガイド付きで本堂を特別拝観します。
土方歳三の愛刀「和泉守兼定」(模倣刀)や、沖田総司が池田屋事件のときに帯刀していたと伝わる「加州清光」(模造刀)を持って、新選組「ダンダラ模様の羽織」(通常非公開)を試着して記念撮影することができます。
壬生塚も拝観した後、歴史資料室を自由に観覧します。
壬生寺オリジナル音楽「SOUND TRIP」の曲がプレゼントされます。
音声ガイド「ON THE TRIP」も持ち帰りできます。
「復元縄目地蔵尊」特別ご朱印付きです。
予約制(定員20名)、希望日2日前の23時45分までに予約して下さい。
1人3500円
申し込みは「事前予約で楽しむ 京都旅(京都市観光協会 DMO KYOTO)」 から
壬生寺 阿弥陀堂特別拝観
とき: 3月26日(土)~4月10日(日) 9時~16時
阿弥陀堂地階の歴史資料室にて、通常非公開の新選組「ダンダラ模様の羽織」と土方歳三の愛刀「和泉守兼定」(模倣刀)が公開されます。
合わせて阿弥陀堂の奥にある壬生塚(新選組隊士の墓所)も拝観できます。
壬生寺 壬生菜祭
今年は法要のみ行なわれます。
とき: 3月27日(日)
壬生寺 春の特別公開
状況により、休止になる可能性があります。
とき: 4月29日(金・祝)~5月8日(日) 10時~16時(受付終了)
本堂にてご本尊の地蔵菩薩立像(重文)にお参りすることができます。
「壬生寺縁起」(京都府指定文化財)、京都市名勝の庭園なども公開されます。
伝定慶作で1962年(昭和37年)に焼失した旧ご本尊の網目地蔵尊像(延命地蔵菩薩像)が、図面などを手がかりにして3年の歳月を経て復元され、一般に初公開されます。
室町時代の「壬生地蔵縁起絵巻」二太刀授与の場面も特別展示されます。
壬生寺 壬生狂言
とき: 4月29日(金・祝)~5月5日(木・祝) 13時~17時30分
5日最終日の夜の部はありません。
開場は12時30分頃の予定、席は300名限りで、自由席当日券のみです。
毎日、初番は節分に奉納された炮烙を割って厄除け開運をする「炮烙割」から始まります。
春の公演は「壬生大念佛会」といい壬生寺の昼の勤行で、壬生六斎念仏講中が奉納します。
最寄り駅: 阪急 京都線 大宮駅 / 嵐電 嵐山本線 四条大宮駅
梛神社 神幸祭
とき: 5月15日(日) 10時から祭典
規模を縮小して行なわれます
今年も神輿と御鳳輦のみ巡行されます。13時から
最寄り駅: 阪急 京都線 大宮駅 / 嵐電 嵐山本線 四条大宮駅
令和4年度 春期京都非公開文化財特別公開
京都古文化保存協会主催の「令和4年度 春期京都非公開文化財特別公開」は、この春も期間をずらして行なわれます。
中京区では1箇所が公開されます。
下御霊神社
とき: 4月23日(土)~5月15日(日) 9時~16時(受付終了)
初公開です。
大宮神輿・若宮神輿・鳳輦形神輿・猿田彦神輿など祭礼の祭器、霊元天皇ゆかりの御物が公開されます。
839年(承和6年)の創建で、一条北にあった下出雲寺の鎮守社でした。
現在地には、天正年間(1573~1592)に豊臣秀吉により移転しました。
江戸時代に宝永の大火(1708年)と天明の大火(1788年)に遭い、現在の本殿は1790年(寛政2年)に宮中の内待所を移築されたものです。
最寄り駅: 京阪 鴨東線 神宮丸太町駅