京都 社寺の行事と特別拝観 2023年7月
2023年7月の、京都市内の神社とお寺の行事をまとめました。
各社寺の公式サイトと「【京都市公式】京都観光Navi」からの情報です。
各社寺の公式サイトなどで拝観状況を確認のうえ、個人の判断で感染予防対策を講じてお参りしてください。
- 1. 今年の祇園祭はフルスペックで行なわれます。
- 2. 上京区
- 3. 中京区
- 4. 東山区
- 5. 左京区
- 5.1. 平安神宮 七夕風鈴まつり
- 5.2. 聖護院門跡 役行者山護摩焚き
- 5.3. 安楽寺 鹿ヶ谷カボチャ供養
- 5.4. 真如堂 宝物虫払会
- 5.5. 狸谷山不動院 狸谷不動明王特別洞窟内陣参拝
- 5.6. 狸谷山不動院 火渡り祭・祈り灯ろう
- 5.7. 八大神社 祇園の夜祭(お千度)
- 5.8. 曼殊院門跡 国宝秘仏黄不動明王像 里帰り特別公開
- 5.9. 実相院門跡 渾天壱統星象全図展
- 5.10. 瑠璃光院 令和5年夏の特別拝観
- 5.11. 寂光院 赤しそ法要
- 5.12. 白龍園 令和5年夏の臨時公開
- 5.13. 貴船神社 七夕飾りライトアップ
- 5.14. 貴船神社 貴船の水まつり(七夕神事)
- 5.15. 下鴨神社 御手洗祭
- 6. 北区
- 7. 右京区
- 8. 西京区
- 9. 南区
- 10. 山科区
- 11. 伏見区
- 12. 第48回 京の夏の旅 文化財特別公開
今年の祇園祭はフルスペックで行なわれます。
今年の祇園祭の諸行事は、例年通りに斎行されます。
以下は祇園祭の予定です。
- 7月 1日(土) 吉符入(各山鉾町)
10時 長刀鉾町お千度(八坂神社) - 7月 1日(土)~11日(火)
二階囃子(鉾・曳山の各山鉾町) - 7月 2日(日)
10時 くじ取式(京都市役所 市会議場)
11時30分 山鉾町社参(八坂神社) - 7月 3日(月)
10時 神面改め(船鉾町) - 7月 5日(水)
15時30分 長刀鉾稚児舞披露(長刀鉾町) - 7月 7日(金)
14時 綾傘鉾稚児社参(八坂神社) - 7月10日(月)~14日(金)
前祭(さきまつり) 山・鉾建て(前祭各山鉾町) - 7月10日(月)
10時 幣切(長刀鉾町)
11時 神用水清祓式(八坂神社)
11時 高橋町社参(八坂神社)
16時30分~21時 お迎提灯(氏子区内)
18時 神輿洗奉告祭(八坂神社)
20時 神輿洗式(四条大橋) - 7月12日(水)~13日(木)
前祭 山鉾曳き初め・山舁き初め(前祭各山鉾町)(鉾・曳山、一部舁山) - 7月12日(水)~16日(日)
夕刻より 山鉾上での囃子(前祭各山鉾町)(鉾・曳山のみ) - 7月13日(木)
11時 長刀鉾稚児社参(八坂神社)
14時 久世駒形稚児社参(八坂神社) - 7月14日(金)~16日(日)
夕刻より 前祭 宵山・屏風祭(前祭各山鉾町) - 7月15日(土)
4時30分 斎竹建て(四条麩屋町)
10時 生間流式庖丁奉納(八坂神社)
15時 伝統芸能奉納(八坂神社)
20時 宵宮祭(八坂神社) - 7月16日(日)
9時 献茶祭(八坂神社)
9時 豊園泉正寺榊建(東洞院仏光寺東入ル)
18時 石見神楽(八坂神社)
23時 日和神楽(御旅所、八坂神社) - 7月17日(月・祝)
9時 前祭 山鉾巡行(氏子区内)
16時 神幸祭(八坂神社本殿)
18時 神輿渡御出発式(八坂神社石段下~四条御旅所)
18時30分 神輿の差上げ(八坂神社石段下) ・ 神輿渡御(八坂神社~四条御旅所)
21時頃 神輿着輿(四条御旅所) - 7月18日(火)~21日(金)
後祭(あとまつり) 山・鉾建て(後祭各山鉾町) - 7月20日(木)~21日(金)
後祭 山鉾曳き初め・舁き初め(後祭各山鉾町)(鉾・曳山、一部舁山) - 7月20日(木)
15時 馬長稚児・児武者宣状式(八坂神社) - 7月21日(金)~23日(日)
夕刻より 後祭 宵山・屏風祭(各山鉾町)(鉾・曳山のみ) - 7月23日(日)
9時 煎茶献茶祭(八坂神社)
13時 琵琶奉納(八坂神社能舞台)
14時 オハケ清祓式(八坂神社又旅社)
14時頃 聖護院門跡による護摩焚き(役行者町)
20時 日和神楽(四条御旅所) - 7月24日(月)
9時30分 後祭 山鉾巡行(氏子区内)
9時30分 花傘巡行(下京中学校成徳学舎~御旅所~八坂神社)
16時頃 還幸祭(四条御旅所~八坂神社)
17時頃 神輿渡御(氏子区内)
21時~23時頃 神輿帰着(八坂神社) - 7月25日(火)
11時 狂言奉納(八坂神社能舞台) - 7月28日(金)
10時 神用水清祓式(八坂神社)
20時 神輿洗式(四条大橋)(八坂神社舞殿) - 7月29日(土)
16時 神事済奉告祭(八坂神社) - 7月31日(月)
10時 疫神社夏越祭(八坂神社境内疫神社)
フルスペックに戻りましたが、引き続き厄除けちまきなどの授与品をインターネット上でも受け付けている山鉾町の一覧です。
- 長刀鉾
- ちまき: 1000円
ちまきの授与方法が2種類用意されています。
1. 公式サイト内から申し込む 6月5日~25日(規定本数に達し次第、受付終了)
2. 公益財団法人 長刀鉾保存会会所にて手渡し 7月13日~16日(規定本数に達し次第、終了) - 綾傘鉾
- ちまき: 1000円
7月2日まで公式販売サイトにて、粽の予約が受付られています。 - 船鉾
- ちまき: 1000円
公式オンラインショップにて、厄除けちまきと手ぬぐいと安産のお守りが授与されています。 - 鯉山
- ちまき: 700円
公式販売サイトにて厄除けチマキ・木札・登龍門の御守の授与の申し込みを受け付けています。
6月26日~7月20日まで - 白楽天山
- ちまき: 1000円
公式販売サイトにて、厄除け粽や合格祈願セットなどの予約を受け付けています。6月1日~7月31日まで
会所での販売は、7月14日~16日 - 黒主山
- ちまき: 1000円
公式販売サイトにて厄除けちまきの予約を受け付けています。
Tシャツや手ぬぐいなどの授与品のほか、ネット限定で黒主山のミニチュア(25,300円)、扇子(9,000円)も販売しています。 - 郭巨山
- ちまき: 1000円
公式販売サイトにて厄除け粽と手ぬぐいを授与しています。7月31日まで - 鶏鉾
- ちまき: 1000円
公式サイト内にて厄除け粽と手ぬぐいを授与しています。 - 大船鉾
- ちまき: 1000円
公式サイトにて厄除けちまきの予約を受け付けています。
四条町内での販売は、7月13日~23日です。
厄除けちまき、てぬぐい、扇子などが販売されます。 - 伯牙山
- ちまき: 1000円
公式販売サイトにて厄除け粽を授与しています。 - 月鉾
- ちまき: 1000円
公式販売サイトにて厄除け粽、手ぬぐい、扇子、月とうさぎ(web限定)などを販売しています。 - 岩戸山
- ちまき: 1500円
公式販売サイトにて厄除け粽を授与しています。7月31日まで
花笠巡行の順路が変わります
今年から、花笠巡行の順路が変更されました。
下京中学校成徳学舎を出発し、高辻通を東進して烏丸通を北上、四条烏丸で東進してくじ改めの御旅所を通過、鴨川を超えて八坂神社に到着します。
上京区
白峯神宮 精大明神例祭(七夕祭)
とき: 7月7日(金)
13時30分~ 神楽奉納、蹴鞠奉納
16時~ 小町をどり奉納奉告祭
白峯神宮の地主神の精大明神は和歌と蹴鞠の神さまで、七夕の神でもあります。
「小町をどり」は、江戸時代に西陣の女の子たちが西陣織の着物を着飾って踊り歩いたことが始まりとされています。
明治維新後途絶えていましたが、1962年に復興されました。
最寄り駅: 地下鉄 烏丸線 今出川駅
千本ゑんま堂 引接寺 風祭り
とき: 7月1日(土)~10日(月) 18時30分~20時30分頃
境内の梶の木の葉に願い事を書き、ご本尊の閻魔法王と小野篁公に祈願する「梶の葉祈願」が行なわれます。
ご本尊が特別ご開扉されます。
事前予約制で、人数制限があります。
お寺まで電話で申し込んでください。
今年は聞香席が復活します。
最寄り駅: 嵐電 北野線 北野白梅町駅
千本釈迦堂 大報恩寺 陶器供養会・陶器市
とき: 7月9日(日)~12日(水) 10時~日没
7月10日(日)14時~ 法要
ご本尊の釈迦如来の方便化身である地天尊を勧請して、土をお祀りし、生活に欠かせない陶器を供養します。
合わせて家内安全と健康増進を祈願します。
20時頃まで全国陶器市が同時開催されます。
最寄り駅: 嵐電 北野線 北野白梅町駅
中京区
京都ハリストス正教会 聖堂内部拝観
とき:
7月14日(金) 15時~
7月21日(金) 14時~
予約は不要です。
説明開始時間の15分前までに、直接聖堂にお入りください。
(靴下を着用してください)
文化財保護基金として、500円以上の献金が必要です。
生神女福音(しょうしんじょふくいん)大聖堂(重文)の内部が拝観できます。
生神女福音大聖堂は京都府庁旧本館、武徳殿(京都市武道センター内)などを手がけた松室重光氏の設計により、1903年(明治36年)に落成しました。
ビザンチン・ロシア様式の、日本ハリストス正教会の中で最古の大型木造聖堂です。
最寄り駅: 地下鉄 烏丸線 烏丸御池駅 / 地下鉄 東西線 烏丸御池駅
錦天満宮 祇園祭神幸祭・還幸祭 錦神輿会安全祈願・久世駒形稚児正式参拝
とき: 7月17日(月・祝)、24日(月)
3基のお神輿のうちの中御座の渡御に奉仕する錦神輿会の安全祈願が行なわれます。
また、中御座を馬に乗って先導する綾戸國中神社の久世駒形稚児が正式参拝します。
最寄り駅: 阪急 京都線 京都河原町駅
神泉苑 祇園祭還幸祭 神泉苑拝礼
とき: 7月24日(月) 18時頃~
祇園祭の還幸祭で、3基のお神輿のうち中御座が神泉苑にお参りします。
神泉苑の住職から祭文読み上げと洒水加持を受け、八坂神社へ出発します。
869年(貞観11年)に、神泉苑にて当時の国の数66本の鉾を立てて疫病退散などを祈願する御霊会が行なわれたことに因みます。
19時頃から、よかろう太鼓の奉納演奏が行なわれます。
最寄り駅: 地下鉄 東西線 二条城前駅
新選組結成160年記念連動企画「山岡鉄舟と近藤勇」
〜局長の帰還〜 in壬生寺
〜局長の帰還〜 in壬生寺
とき: 7月7日(金)~8月27日(日) 10時~16時30分(受付終了)
富山県高岡市の国泰寺所蔵の、新選組局長の近藤勇が着用したと伝わる甲冑が展示公開されます。
山岡鉄舟は清河八郎とともに「浪士組」(新選組の前身)を結成しました。
明治維新後は明治天皇に仕え、廃仏毀釈で廃寺同様だった国泰寺を書を揮毫して復興を援助しました。
中国唐代の禅僧・寒山の『寒山詩』収録の五言律詩を揮毫した「千双屏風」も公開されます。
最寄り駅: 阪急 京都線 大宮駅 / 嵐電 嵐山本線 四条大宮駅
東山区
東福寺塔頭 天得院 桔梗を愛でる特別拝観
とき: 公開中 7月17日(月・祝)まで 9時~16時(受付終了)
桔梗の開花時期にお庭が特別公開されます。
桃山時代に作庭された枯山水庭園の桔梗を愛でながら、お抹茶をいただくことができます。
(お菓子付 800円)
限定ご朱印の授与もあります。
最寄り駅: JR 奈良線 東福寺駅 / 京阪 京阪本線 東福寺駅 ・ 鳥羽街道駅
豊国神社 夏の特別拝観・宝物特別公開
とき: 7月22日(土)~9月10日(日) 9時~16時
通常非公開の豊国神社書院(恭明宮遺構)と宝物殿にて、社宝が特別公開されます。
昨年奉納された「洛中洛外図屏風」(六曲一双)の初公開、高精細複製された「豊国祭礼図屏風」、「薙刀直シ刀 名物骨喰藤四郎」(宮入刀巧再現作)ほかも展示されます。
最寄り駅: 京阪 京阪本線 七条駅
六道珍皇寺 夏季ゑんま詣特別寺宝展
とき: 7月15日(土)~17日(月・祝) 8時30分~15時30分(受付終了)
7月16日の「閻魔さまの大斎日」に、夏越しの厄除法要と霊験あらたかな竹駒神社のご神田の稲わらを混ぜ込んで作られた茅の輪くぐりが行なわれます。
また、修理中の薬師如来から新たに発見された臺座内仏(だいざないぶつ)の小型の薬師仏(江戸中期頃)が初公開されます。
法橋院達作の小野篁像、「参詣曼荼羅図」(京都府指定文化財)、今年も岩手県の常安寺所蔵の寺宝の佐々木藍田筆「大地獄絵図」(江戸時代後期)の複製、中島潔氏筆「地獄心音図(じごくこころねず)」5点、だるま商店の「篁卿六道遊行屏風」も公開されます。
7月16日のみ、だるま商店の直書きお盆閻魔姿絵朱印授与。3000円
16日・17日は直書きで厄除け朱印「牛頭天王」彩色朱印が授与されます。1500円
最寄り駅: 京阪 京阪本線 祇園四条駅 ・ 清水五条駅
長楽寺 建礼門院秘宝公開
とき: 7月13日(木)~10月20日(金) 10時~16時
※ 拝観は金~日・祝日のみ
長楽寺で落飾した平 清盛の娘の建礼門院徳子にまつわるご遺宝が特別公開されます。
例年4月から5月に行なわれる春季特別展での公開のみですが、現在書院・庫裡の「令和の大改修工事」中で庭園が拝観できないため、代わって公開されることになりました。
最寄り駅: 京阪 京阪本線 祇園四条駅
高台寺 百鬼夜行展
とき: 7月15日(土)~8月31日(木) 9時~18時(18時30分閉門)
※ 7月23日(日)・8月10日(木)は拝観休止
今年も新旧2本の百鬼夜行絵巻や、河鍋暁斎筆の地獄太夫の掛軸などが展示公開され、方丈の襖が藤井湧泉氏筆「妖女赤夜行進図」に変わります。
ARで境内に隠れている妖怪を見つけることもできます。
百鬼夜行展限定ご朱印「慈」の授与もあります。500円
最寄り駅: 京阪 京阪本線 祇園四条駅
高台寺塔頭 圓徳院 百鬼夜行展
とき: 7月15日(土)~8月31日(木) 10時~17時(17時30分閉門)
圓徳院の所有する円山応挙幽霊図写し、鐘馗図などさまざまな妖怪やおばけの絵が公開されます。
期間中、平日は南庭でのお抹茶(楽茶碗呈茶)、土・日・祝は北庭でのお抹茶(楽茶碗呈茶・神仏への献茶点前)が行なわれます。
最寄り駅: 京阪 京阪本線 祇園四条駅
建仁寺塔頭 両足院 禅語ご朱印直書き会
とき:
7月1日(土)・2日(日) 13時~15時
7月8日(土)・9日(日) 11時~13時
予約は不要です。
本堂のお参り、書院の拝観、池泉回遊式庭園の散策ができます。
7月の禅語ご朱印は「山中無暦日(さんちゅう れきじつなし)」です。
最寄り駅: 京阪 京阪本線 祇園四条駅
建仁寺塔頭 霊源院 甘茶の庭「鶴鳴九皐」完成特別公開
とき: 公開中 7月11日(火)まで 11時~14時30分(受付終了)
甘茶の庭「鶴鳴九皐」は今川義元生誕500周年記念事業として中根庭園研究所の中根行宏・中根直紀両氏により作庭、2020年に完成した枯山水庭園です。
中国人アーティストの陳漫(chenman)氏が奉納した令和の天井画「墨龍図」と金屏風「爱因斯坦双狮屏风」も公開されます。
期間中、参拝証として限定ご朱印が授与されます。
最寄り駅: 京阪 京阪本線 祇園四条駅
左京区
平安神宮 七夕風鈴まつり
とき: 開催中 8月31日(木)まで 8時30分~16時30分
境内回廊(重文)と東神苑の泰平閣に吊られた合計約2000個の風鈴に、願い事を書いた短冊を奉納します。300円
期間中、特別ご朱印の授与があります。書き置きのみ 500円
最寄り駅: 地下鉄 東西線 東山駅
聖護院門跡 役行者山護摩焚き
とき: 7月23日(日)
12時30分頃~ 行列
14時頃~ 護摩焚き
祇園祭の後祭で巡行する、役行者山の会所にて聖護院門跡の僧侶と山伏たちが護摩焚きを行ないます。
役行者山のご神体は役行者と一言主神と葛城神で、役行者が一言主神に一夜のうちに葛城と大峯の間に橋を架けさせた伝承を題材にしています。
7月24日(月)の後祭では、役行者山の巡行に山伏が随行します。
最寄り駅: 京阪 鴨東線 神宮丸太町駅
安楽寺 鹿ヶ谷カボチャ供養
とき: 7月25日(火) 9時~15時
ご本尊の阿弥陀如来の霊告「夏の土用のころに鹿ヶ谷カボチャを食べると中風にならない」を受け、始められた行事です。
この日は炊いた鹿ヶ谷カボチャが振る舞われます。
最寄り駅: 地下鉄 東西線 蹴上駅
真如堂 宝物虫払会
とき: 7月25日(火)
中止になりました。
狸谷山不動院 狸谷不動明王特別洞窟内陣参拝
とき: 7月1日(土)~12月28日(木) 10時~15時
ご本尊の不動明王が安置されている石窟の中へ入って、お参りすることができます。
開山の年に狸谷山修験道のご本尊として安置され、変わらぬ眼力で300年以上、京を守っていらっしゃいます。
狸谷山不動院 火渡り祭・祈り灯ろう
とき: 7月28日(金) 19時~
本堂での法要後に狸谷山の山伏が行列を作って法螺貝の音とともに火渡り祭道場に移動し、家内安全・無病息災を祈願して行なわれます。
山伏に続いて、護摩壇を崩して作った火床を「火渡りおふだ」(500円)を手に持って裸足で歩いて渡ります。
誰でも参列できます。
特別入山料を納めると、火渡り手ぬぐいが頒布されます。
階段の足元を照らす「祈り灯籠」も行なわれます。
最寄り駅: 叡電 叡山本線 一乗寺駅
八大神社 祇園の夜祭(お千度)
とき: 7月13日(木) 20時~
無病息災を祈願してご本殿を3周する、「お千度参り」が行なわれます。
八大神社でお祀りされている八大天王には八坂神社と同じ素盞嗚命がいらっしゃるため、表鬼門を鎮護する「北の祇園社」と称されました。
最寄り駅: 叡電 叡山本線 一乗寺駅
曼殊院門跡 国宝秘仏黄不動明王像 里帰り特別公開
とき: 公開中 7月2日(日)まで 9時~16時30分(受付終了)
※ (6月30日までの予定でしたが、収納作業の都合により7月2日まで延長されました)
曼殊院門跡の宸殿は、1872年に京都府立医科大付属病院の前身の京都療病院建設建設のため政府に接収されてしまいましたが、2022年10月、150年ぶりに再建復興しました。
これを記念して、「国宝黄不動明王像」が特別公開されます。
平安時代後期の作の「国宝 絹本著色不動明王像」は、2013年から2年間の修復作業、その後4年間模写作業を施されました。
今回の特別公開では、今後保護のために秘仏となる「国宝黄不動明王像」と、複写の「国宝黄不動明王像」に合わせてお参りできます。
最寄り駅: 叡電 叡山本線 修学院駅
実相院門跡 渾天壱統星象全図展
とき: 7月1日(土)~8月31日(木)
公開される渾天壱統星象全図(こんてんいっとうせいしょうぜんず)は、清の道光年間に作られたにもかかわらず中国には現存せず日本でのみ数枚伝わっているという、貴重な星図です。
最寄り駅: 叡電 鞍馬線 岩倉駅
瑠璃光院 令和5年夏の特別拝観
とき: 7月1日(土)~8月17日(水) 10時~16時30分(受付終了)
予約は不要です。
12000坪の敷地に、数寄屋造りの建物、苔の絨毯に覆われる「瑠璃の庭」、池の大きな岩を龍の頭に見立てた「臥龍の庭」、三条実朝ゆかりの茶庵「喜鶴亭」などが公開されます。
最寄り駅: 叡電 叡山本線 八瀬比叡山口駅
寂光院 赤しそ法要
とき: 7月1日(土) 11時~
「しば漬け発祥の地」の寂光院にて、7月が旬の赤しそをご宝前にお供えし、豊作と繁栄・健康を祈願します。
地下鉄 国際会館駅前から 京都バス19系統「大原・小出石行き」乗車 「大原」下車
白龍園 令和5年夏の臨時公開
とき: 7月22日(土)~8月6日(日) 9時~11時30分(受付終了)
※ 荒天時は休園です。
事前予約制です。各回100名限定
現地での当日券販売はありません。
予約はWEBのみです。公式フォームから。
安養寺山のふもとにある白龍園は、春夏秋冬、それぞれの美しい景色を持っています。
夏は躍動感のある緑色から濃い緑に染まります。
最寄り駅: 叡電 鞍馬線 二ノ瀬駅
貴船神社 七夕飾りライトアップ
とき: 7月1日(土)~8月15日(火) 日の入りから20時まで
境内に設置された大きな七夕飾りがライトアップされます。
貴船神社 貴船の水まつり(七夕神事)
とき: 7月7日(金) 10時~
水の神さまである貴船大明神に、今年の天候の順調と適度な水の供給を祈願します。
裏千家による奉茶式、生間流による式庖丁の儀、樂辰會による舞楽奉納が行われます。
今年は祭典後のお茶席は設けられません。
叡電 鞍馬線 貴船口駅から 京都バス33系統「貴船行き」 終点下車
下鴨神社 御手洗祭
とき: 7月21日(金)~30日(日) 9時~20時
土用の丑の日の前後に、御手洗ろうそくを手にしてみたらし池を歩いて献灯し、無病息災を祈願します。
8月7日(月)に斎行される夏越神事(矢取りの神事)にてみたらし池に流される、お祓い人形(ひとがた)と車形の奉納が受け付けられています。
最寄り駅: 京阪 鴨東線 出町柳駅 / 叡電 叡山本線 出町柳駅
北区
上賀茂神社 御戸代会神事
とき: 7月1日(土) 10時~
4月3日の土解祭、6月10日の御田祭に続く神事です。
五穀豊穣と稲穂の害虫駆除を祈願します。
神歌を奉納、烏扇草(ひおうぎそう)、滋賀県安曇川産の鮎をお供えします。
最寄り駅: 地下鉄 烏丸線 北山駅
神光院 きゅうり封じ
とき: 7月21日(金)・30日(日)
8時、9時、10時、11時、12時、13時30分、14時30分、15時30分、16時30分
ご祈祷されたきゅうりを氏名・数え年を書いた紙に包んで持ち帰り、身体の悪いところを撫でて土中に埋めると、病気を封じ込めることができるといわれます。
埋めることができない人は、お寺に納めます。
北大路バスターミナル発・西賀茂車庫行き 市バス1号・9号・37号・特37号系統 「神光院前」下車
右京区
龍安寺 令和5年度 細川護熙筆「雲龍図」襖絵特別公開
とき:
第1期 公開中 8月31日(木)まで 8時~17時
※ 8月15日・16日は休止
今春、細川護熙氏が龍安寺を創建した細川勝元公の550年遠忌を記念して、「雲龍図」襖絵8面を奉納しました。
昨年奉納された32面と合わせて、全40面が揃いました。
これを記念して、3期に分けて方丈の「雲龍図」襖絵が公開されます。
第1期は、襖絵16面(第2・6・8の龍)です。
最寄り駅: 嵐電 北野線 龍安寺駅
五智山蓮華寺 きゅうり封じ
とき: 7月30日(日) 7時~17時
きゅうりをお寺でいただいて、ご祈祷済の護符を埋め込んでもらって持ち帰り、3日間朝晩、御真言を唱えながら悪いところをさすって4日目の朝に地中に埋めます。
土用の丑の日に修される秘法です。
土に埋められない場合、お寺に納めます。
最寄り駅: 嵐電 北野線 御室仁和寺駅
仁和寺 青もみじライトアップ
とき: 開催中 7月2日(日)までの金・土・日・祝日 19時~20時30分(受付終了)
東京カメラ部のプロデュースにより、文化財を保護し観光公害を生み出さないことを配慮したライトアップが行なわれます。
仁和寺 庭園(名勝)特別拝観
とき: 7月8日(土)~9月30日(土) 9時~16時30分(受付終了)
「第48回 京の夏の旅」による公開です。
7代目小川治兵衛作の「北庭」と、白砂敷きの「南庭」からなる名勝庭園を、庭に下りて特別ルートで拝観できます。
北庭では滝の近くから御殿を眺め、南庭では皇族しか通れなかった門から入ります。
(通常公開部分も通ります。)
最寄り駅: 嵐電 北野線 御室仁和寺駅
法金剛院 特別拝観
とき: 公開中 7月7日(金)まで
開門 平日9時30分・土日曜日9時
受付終了12時(閉門12時30分)
蓮、あじさい、沙羅などの開花にあわせて、庭園・本堂・仏殿が特別公開されます。
予約は不要です。
法金剛院 観蓮会
とき: 7月8日(土)~30日(日) 7時30分開門~12時受付終了・12時30分閉門
※ 7月13日(木)は休止
関西花の寺二十五ヵ所の第13番です。
特別拝観から引き続き、蓮などの開花にあわせて庭園・本堂・仏殿が特別公開されます。
予約は不要です。
最寄り駅: JR 嵯峨野線 花園駅
三寶寺 土用の丑 ほうろく灸祈祷
とき: 7月30日(日) 9時30分、10時30分、11時30分
事前に予約が必要です。
頭の上にのせた素焼きのほうろくの上にお灸を据え、頭痛封じ・暑気封じ・中風封じを祈願します。
商売繁盛の「あじさい祈祷」、諸病封じの「きゅうり封じ祈祷」もあります。
最寄り駅: 嵐電 北野線 宇多野駅
蚕ノ社(木島坐天照御魂神社) 御手洗祭
とき: 7月30日(日) 5時~23時
土用の丑の日に、三柱鳥居の立つ元糺の池に足を浸して身を清め、無病息災を祈願します。
最寄り駅: 嵐電 嵐山本線 蚕ノ社駅 / 地下鉄 東西線 太秦天神川駅
天龍寺 法堂「雲龍図」特別公開
とき: 公開中 7月17日(月・祝)まで 9時~16時20分(受付終了)
現在の法堂の雲龍図は、1997年(平成9年)に加山又造氏によって描かれた、八方睨みの龍です。
天龍寺 曽我蕭白筆「雲龍図」特別展示
とき: 公開中 7月17日(月・祝)まで 8時30分~16時30分(受付終了)
曽我蕭白筆の襖絵「雲龍図」は現在、ボストン美術館に所蔵されています。
この雲龍図が綴プロジェクトによって復元され、天龍寺に寄贈されました。
大方丈にて公開されます。
最寄り駅: 嵐電 嵐山本線 嵐山駅
愛宕神社 千日詣
とき: 7月23日(日)朝~8月1日(火)早朝
7月23日 9時~ 千日十日祭
7月31日 21時~ 夕御饌祭(護摩焚き神事は中止)
8月 1日 2時~ 朝御饌祭(人長カナズ舞・鎮火神事)
4年ぶりに、千日通夜祭 夜間参拝が行なわれます。
7月31日夕刻から8月1日早朝のみ、社頭と境内参道に灯りがつきます。
神符授与・ご祈祷・ご朱印授与は7月23日から受け付けられます。
夜間・早朝のお札の授与や社頭での応対は、7月31日夕刻から8月1日早朝のみです。
7月31日夜から8月1日早朝にかけて愛宕神社にお参りすると、1000日分の火伏と防火のご利益があるといわれます。
- 京都バス 72系統嵐山・清滝行き: 京都駅前発 四条烏丸、四条大宮、太秦天神川駅前、阪急嵐山駅前、嵐山天龍寺前(嵐電嵐山駅)経由 清滝(表参道登山口)下車 徒歩約2時間
- 京都バス 62系統嵐山・清滝行き: 三条京阪前発 四条河原町、阪急嵐山駅前、嵐山天龍寺前(嵐電嵐山駅)経由 清滝(表参道登山口)下車 徒歩約2時間
事前予約で楽しむ 京都旅(京都市観光協会 DMO KYOTO)
国宝鳥獣人物戯画 世界遺産 高山寺 特別拝観
とき: 7月1日(土) 2日(日) 7日(金) 8日(土) 15日(土) 16日(日) 18日(日) 22日(土) 23日(日) 27日(木)~29日(土)
午前:10時~11時30分 午後:13時~14時30分 (所要時間約90分)
2023年5月末から、2018年の台風による被害からの第2次復旧工事に着工しています。
その支援のための拝観企画です。
高山寺執事のガイドで石水院(国宝)・日本最古の茶園・茶室「遺香庵」を巡り、国宝鳥獣人物戯画(複製)・国宝明恵上人樹上坐禅像などを拝観し、書院にてお抹茶とお菓子で一服します。
特別御朱印、鳥獣戯画グッズ付きです。5000円
事前予約制、希望日前日の17時までに予約して下さい。
申し込みは「事前予約で楽しむ 京都旅(京都市観光協会 DMO KYOTO)」 から
- 京都駅発・周山行き JRバス高雄・京北線 「栂ノ尾」下車
- 四条烏丸発 栂ノ尾行き 市バス8号系統 終点下車
西京区
松尾大社 七夕まつり
とき: 7月7日(金) 18時30分~
7月1日から笹竹が境内に設置され、いろとりどりの短冊に願い事を書いて取り付けることができます。
7日の神事では笹竹をご神前にお供えします。
20時頃から、「七夕特別祈願・七夕ゆめ灯籠」(1000円)で願い事を書いた「ゆめ灯籠」を一之井川に流します。
松尾大社 御田祭
とき: 7月16日(日) 10時~
3人の植女がそれぞれ早苗を手に持ち、壮夫の肩に担がれて境内を回ります。
この苗を植えると、害虫を除けられるといわれます。
古くは田植え中のお祭りでしたが、現代は予祝行事として行なわれています。
最寄り駅: 阪急 嵐山線 松尾大社駅
南区
綾戸國中神社 祇園祭神幸祭・還幸祭
とき:
7月17日(月・祝) 神幸祭 13時30分出発
7月24日(月) 還幸祭 14時出発
國中神社のご神体は素盞鳴尊が残された駒形です。
祇園祭では、久世駒形稚児が素盞鳴尊の荒魂をお移しした駒の頭の彫刻を奉持し、馬に乗ったまま八坂神社で拝礼します。そのまま、中御座で渡御される素盞鳴尊の和魂に馬に乗って供奉します。
最寄り駅: JR 京都線 桂川駅
事前予約で楽しむ 京都旅(京都市観光協会 DMO KYOTO)
世界遺産東寺 早朝特別拝観
とき: 7月9日(日)・23日(日)
時間: 7時30分~8時30分(所要時間 1時間)
ガイド付きで、開門前の五重塔初層内部・金堂・講堂、通常非公開の小子房を特別拝観します。
小子房は南北朝時代、光厳天皇が一時的に御所とされたこともあります。
現在の建物は昭和9年(1934)に再建され、昭和を代表する建築物になっています。
朝限定ご朱印の授与もあります。
予約制(定員2~20名)、希望日2日前の10時までに予約して下さい。
1人3000円
申し込みは「事前予約で楽しむ 京都旅(京都市観光協会 DMO KYOTO)」 から
最寄り駅: 近鉄 京都線 東寺駅 / JR 京都駅
山科区
安祥寺 特別拝観
とき: 7月15日(土)~17日(月・祝) 9時~16時(受付終了)
ふだん非公開のご本尊の十一面観音菩薩立像(重文)の間近にお参りできます。
昨年7月に完成した蘚苔蟠龍、境内の多宝塔跡、地蔵堂天井画なども自由に拝観できます。
最寄り駅: JR 琵琶湖線 ・ 地下鉄 東西線 山科駅 / 京阪 京津線 京阪山科駅
事前予約で楽しむ 京都旅(京都市観光協会 DMO KYOTO)
僧侶のご案内でめぐる小野小町ゆかりの隨心院 特別拝観
とき: 7月3日(月)~7日(金)、10日(月)~12日(水)、14日(金)
時間: 14時~15時(所要時間 1時間)
隨心院をお坊さんのガイド付きで巡ります。
一般の参拝者は入ることのできない表書院にて襖絵「四愛図」の間に入ってだまし絵を拝観、本堂改修工事中のため表書院に移られたご本尊の如意輪観音さま(重文)と定朝様式の阿弥陀如来さま(重文)に近づいて拝観できます。
能の間にある小野小町の一生を描いただるま商店作「極彩色梅匂小町絵図」の拝観と、小野小町が数あまたの殿方からもらった恋文をお地蔵さまに貼って供養した「文張供養」と、「小さな恋の和歌」おみくじの体験もあります。
「文張地蔵尊」の限定ご朱印が授与されます。
隨心院オリジナル音楽「SOUND TRIP」の曲のプレゼント付きです。
完全予約制(1回定員6名)、希望日2日前の23時45分までに予約して下さい。
1人3000円
最寄り駅: 地下鉄 東西線 小野駅
伏見区
藤森神社 紫陽花まつり
とき: 開催中 7月9日(日)まで 9時~17時
(あじさいの開花状況により、終了日は変動します)
境内に2ヵ所ある広大な紫陽花苑が開苑されます。
最寄り駅: 京阪 京阪本線 墨染駅 ・ 藤森駅 / JR 奈良線 JR藤森駅
城南宮 愛車の茅の輪くぐり
とき: 7月1日(土)~7日(金) 9時~16時
第1駐車場に設置された直径5メートルの大茅の輪を、お祓いを受けたのち車を運転してくぐります。
交通安全が祈念されます。
城南宮 お涼み神楽
とき: 7月20日(木) 18時~20時
社殿の前に「方除安全」「無病息災」を祈念した氷柱がお供えされ、暑気払いをしながらお参りすることができます。
神楽殿の表舞台で、福笹を手にした巫女が祓神楽を舞います。
福笹の特別授与は1000円。
今年は、夜店が出店されます。
最寄り駅: 近鉄 京都線 ・ 地下鉄 烏丸線 竹田駅
伏見稲荷大社 本宮祭
とき:
7月22日(土) 宵宮祭 18時~
7月23日(日) 本宮祭 9時~
稲荷大神の日頃のご神恩に感謝するお祭りです。
宵宮祭では、稲荷山と境内の石灯籠・献納提灯に灯りがともされる「万灯神事」が斎行されます。
2日間とも、行灯画が展示されます。
最寄り駅: JR 奈良線 稲荷駅 / 京阪 京阪本線 伏見稲荷駅
第48回 京の夏の旅 文化財特別公開
この夏は、「新選組結成160年&世界遺産」をテーマにして、通常非公開の建築物・美術工芸品・庭園などの文化財が公開されます。
壬生寺 本堂・壬生塚特別公開
とき: 7月8日(土)~9月30日(土) 10時~16時(受付終了)
※ 本堂の公開休止日: 9月22日(金)・23日(土・祝)
本堂の公開時間変更: 7月25日(火)11時~・31日(月)12時~
本堂と壬生塚の公開時間変更: 7月16日(日)11時~
「京の夏の旅」初公開です。
今年は新選組結成160周年にあたり、新選組隊服「だんだら羽織」(復元)、副長の土方歳三が所有した刀と同じ刀工が作刀した「和泉守兼定」などの刀剣も公開されます。
壬生寺は、新選組隊士が境内を兵法訓練場として使用していたお寺です。
壬生塚には隊長の近藤勇の胸像と遺髪塔、芹沢鴨と平山五郎の墓、隊士の合祀墓があります。
最寄り駅: 阪急 京都線 大宮駅 / 嵐電 嵐山本線 四条大宮駅
旧前川邸 東の蔵 特別公開
とき: 7月8日(土)~9月30日(土) 10時~16時(受付終了)
「京の夏の旅」初公開です。
掛屋を営んでいた前川邸は清河八郎率いる「浪士組」の宿舎となり、のち新選組の屯所になりました。
屯所となってから改築が繰り返され、城塞化しました。
公開される土蔵は、池田屋事件の端緒となった古高俊太郎への拷問が行なわれた場所です。
監視のために長屋門に取り付けられていた出格子も公開されます。
総長の山南敬助が切腹したと伝わる仏間のある母屋は、公開されません。
最寄り駅: 阪急 京都線 大宮駅 / 嵐電 嵐山本線 四条大宮駅
新徳寺 特別公開
とき: 7月8日(土)~9月30日(土) 10時~16時(受付終了)
※ 9月19日(火)・22日(金)・23日(土・祝)は休止
「京の夏の旅」初公開です。
清河八郎は山岡鉄舟らとともに「浪士組」を率いて、第14代将軍徳川家茂の上洛の護衛の目的で壬生村に到着しました。
しかし、新徳寺に浪士を集めて尊皇攘夷が本意であると明かします。
これにより浪士組は分裂し、清河八郎らは江戸に戻り、反発した近藤勇・芹沢 鴨らが京都に残って新選組を結成します。
本堂、当時のものと伝わる燭台、ご本尊の准胝観音菩薩像、「屋根葺き地蔵」と信仰される地蔵菩薩像などが公開されます。
最寄り駅: 阪急 京都線 大宮駅 / 嵐電 嵐山本線 四条大宮駅
角屋 特別公開
とき: 7月19日(水)~9月14日(木) 10時~15時30分(受付終了)
「京の夏の旅」5年ぶりの公開です。
島原は日本最古の公許の花街です。
島原の文化は公家が支えた文化で、太夫は正五位の位を授けられていました。
幕末には勤皇の志士や新選組も通いました。
「最上級の妓女」と称される太夫は、舞や茶道、香道、華道のみならず、書や和歌などの高い教養を兼ね備えた女性です。
武家の娘でないとなれず、農村の娘はいったん武家の養女になり、禿になってから太夫になったそうです。
角屋(重文)は、唯一の揚屋(料理も作るお茶屋)建築の遺構です。
芹沢鴨がここで暴挙を働いたさいの刀傷が残されています。
1階部分のみが公開されます。2階座敷と美術館は公開されません。
最寄り駅: JR ・ 近鉄 京都線 ・ 地下鉄 烏丸線 京都駅 / JR 嵯峨野線 丹波口駅
輪違屋 特別公開
とき: 7月8日(土)~8月31日(木)、9月16日(土)~24日(日) 10時~15時30分(受付終了)
※ 9月1日(金)~15日(金)、25日(月)~30日(土)は休止
「京の夏の旅」5年ぶりの公開です。
輪違屋(京都市指定有形文化財)は元禄年間に置屋として営業を始め、現在は島原で唯一お茶屋を兼業しています。
浅田次郎の小説「輪違屋糸里」の舞台になりました。
最寄り駅: JR 嵯峨野線 丹波口駅
仁和寺 庭園(名勝)特別拝観
とき: 7月8日(土)~9月30日(土) 9時~16時30分(受付終了)
「京の夏の旅」初公開です。
7代目小川治兵衛作の「北庭」と、白砂敷きの「南庭」からなる名勝庭園を、庭に下りて特別ルートで拝観できます。
北庭では滝の近くから御殿を眺め、南庭では皇族しか通れなかった門から入ります。
(通常公開部分も通ります。)
最寄り駅: 嵐電 北野線 御室仁和寺駅
上賀茂神社(賀茂別雷神社) 特別拝観
とき: 7月8日(土)~9月30日(土) 10時~16時(受付終了)
ふだんは入ることのできない神域の内庭(ないてい)に入り、ご祭神賀茂別雷神の鎮まる本殿(国宝)と、遷宮のさいに仮殿になる権殿(国宝)を拝観することができます。
最寄り駅: 地下鉄 烏丸線 北山駅
下鴨神社 特別拝観
とき: 7月8日(土)~9月30日(土) 10時~16時(受付終了)
※ 8月1日(火)・9月1日(金)の10時~11時は本殿の拝観不可。11時まで、先に大炊殿が案内されます。
ご祭神の賀茂建角身命と玉依媛命が鎮まる東西2棟の本殿(国宝)と、神さまの台所の大炊殿(重文)を拝観することができます。
合わせて、社家邸宅跡の鴨社資料館「秀穂舎」も観覧できます。
最寄り駅: 京阪 鴨東線 出町柳駅 / 叡電 叡山本線 出町柳駅
旧三井家下鴨別邸(主屋二階)
とき: 8月17日(木)~29日(火) 9時~16時30分(受付終了)
※ ただし8月23日(水)は休館
旧三井家の別邸(重文)は、通常は主屋1階と庭園が公開されていますが、この夏は主屋2階の座敷も特別公開されます。
大正14年に、木屋町にあった明治13年築の三井家別邸を下鴨に移築し、玄関棟などが増設されました。
庭園に灯籠や巨石などが配され、下鴨神社境内を流れる泉川から水を引いた瓢箪型の池があります。
最寄り駅: 京阪 鴨東線 出町柳駅 / 叡電 叡山本線 出町柳駅