京都 春の特別公開2021 (下京区)
2021年春(3月15日~ゴールデンウィーク終了)の京都市下京区の社寺の特別展や特別公開と、変更・中止情報です。
3月の行事のうち雛祭りは「ひな祭りの行事 京都・奈良 2021年版(変更事項あり)」にくわしく書いていますので、そちらをご覧ください。
各社寺の公式サイトと「京都観光Navi」からの情報です。
社寺にお参りするさいは以下の点にご留意ください。
- マスクを着用すること
- アルコール消毒液などで手指を消毒する
- ほかの参拝者や社寺の関係者・職員などと間隔を保つ
- 熱発しているなどの体調不良時はお参りしない
発表されている日程や内容が、急遽変更される可能性があります。
令和3年度 春期京都非公開文化財特別公開
京都古文化保存協会主催の「令和3年度 春期京都非公開文化財特別公開」は、4月12日(月)から5月5日(水・祝)の間、一時休止されることになりました。
4月1日(木)から5月16日(日)までの予定で公開中の下京区の3ヶ寺は、5月6日(木)から拝観再開される予定です。
大行寺
とき: 5月6日(木)~16日(日) 9時~16時(受付終了)
阿弥陀如来立像(重文)、仏足石、古文書・版木ほかが公開されます。
浄土真宗のお寺。
文政4年(1821)、豊臣秀吉が月を観賞した「月見御殿」の跡に建立されました。
火難に遭って現在地に移転、本堂は昭和4年(1929)に再建されたものです。
ご本尊の木造阿弥陀如来は鎌倉時代の仏師快慶の晩年の作で、安阿弥様の阿弥陀像の秀作です。
最寄り駅: 地下鉄 烏丸線 四条駅
因幡堂 平等寺
とき: 5月6日(木)~16日(日) 9時~16時(受付終了)
薬師如来立像(重文)、釈迦如来立像(重文)、如意輪観音坐像(重文)、橘行平像、因幡堂縁起絵巻、小督局毛髪織込光明真言ほかが公開されます。
長徳3年(997)、橘行平は因幡国から帰洛の途上で病気になってしまいました。
夢枕に立った異形の僧の言葉に従って海底を探ると、その通り薬師如来像が出てきました。
快癒した行平は長保3年(1003)に邸宅を寺に改め、薬師如来を安置したのが因幡堂の始まりです。
最寄り駅: 地下鉄 烏丸線 四条駅 ・ 五条駅
金光寺
とき: 5月6日(木)~16日(日) 9時~16時(受付終了)
ただし5月10日(月)は12時から14時の間、拝観休止
初公開です。
阿弥陀如来立像、遊行上人縁起絵(重文)、空也上人像、作阿上人像、豊臣秀吉朱印状ほかが公開されます。
空也上人が念仏道場として建立、ご本尊の阿弥陀如来は空也上人が花山天皇の念持仏を賜わったと伝わります。
平安京の東市のそばにありましたが、豊臣秀吉の命で現在地に移転しました。
「京都 時宗道場 ご朱印巡り」の第14番札所です。
最寄り駅: 地下鉄 烏丸線 五条駅
京都時宗道場御朱印巡り
令和2年(2020年)10月から、京都にある時宗のお寺を巡る「京都時宗道場御朱印巡り」が始まりました。
参加しているのは16ヶ寺で、うち下京区には4ヶ寺あります。
お寺によって、対応可能日時や堂内の拝観の可否が異なります。
また、法要などの行事や、御朱印の書き手不在により対応できないことがあります。
「道場」とは、もとは仏道修行の場をさします(のちに、転じて武道の心身修練の場を指すようになりました)。
浄土門では「念仏道場」をさし、時宗では寺院を道場と呼ぶことがありました。
時宗は文永11年(1274年)、一遍上人が開きました。
全国を修行しながら巡り歩き、民衆に念仏を教化しました。
- 13番 西蓮寺
- 所在地: 下京区西七条南中野町55
- 交通: JR 嵯峨野線 梅小路京都西駅 徒歩10分
- 14番 金光寺
- 所在地: 下京区六条通河原町西入下る本塩竈町586
- 交通: JR ・ 近鉄 京都線 ・ 地下鉄 烏丸線 京都駅 徒歩15分
- 15番 福田寺
- 所在地: 下京区六条通河原町西入下る本塩竈町590
- 交通: JR ・ 近鉄 京都線 ・ 地下鉄 烏丸線 京都駅 徒歩15分
- ご朱印直書き対応日を設けています。くわしくは公式サイトで確認してください。
- 16番 荘厳寺
- 所在地: 下京区六条通河原町西入下る本塩竈町592
- 交通: JR ・ 近鉄 京都線 ・ 地下鉄 烏丸線 京都駅 徒歩15分
- ご朱印直書き対応日を設けています。くわしくは公式サイトで確認してください。