京都の神社仏閣巡りファン必携 京ごよみ手帳2017
宮帯出版社さんの「京ごよみ手帳 2017 」、今年は去年よりも早く発売されています。
2016年版は「京都旅屋」の吉村晋弥さんを監修に迎えて「365日の京都ガイド」として模様替えした「京ごよみ手帳」、今年もその方向性は健在です。
あいかわらず、京都の年中行事に一番くわしいです。
たとえば祇園祭は、7月1日の吉符入りから始まる1ヶ月間の行事すべての日程が載っています。
巡行ルートと山鉾の情報が載っているのは当たり前、「京ごよみ手帳」神幸祭のお神輿の解説もあります。
葵祭は5月1日の競馬界足汰式から始まる前儀から、時代祭も当日朝7時からの祭文奏上から載っています。
神社仏閣の伝統行事に詳しいですが、現在の京都の情報もおさえています。
京都鉄道博物館や四条通の歩道拡張工事の話題も載っています。
現在、京都市では京都駅八条口駅前広場整備事業に伴う工事が行なわれていますが、今年の3月から運用されているE、F、G、Hバスのりばの図も載っています。
神社仏閣情報以外に、温泉・銭湯めぐり、甘味処・カフェめぐり情報などがあります。
もう、電車・バスを駆使して特別拝観しに行ったり、行事を観に行ったりするのになくてはならない域に達している手帳です。
表紙のカバーは、リバーシブルをやめてしまったようです。
(下の写真は、A5のツバメノートとの比較です)
帯は、去年はなかった「京」の文字をモチーフにしたロゴマークが復活しています。
月間スケジュール欄と週間スケジュール欄のデザインは去年と一緒。
ただ、月間スケジュール欄に和菓子の写真と、月の満ち欠けが載ったところが違います。
2016年版の後ろの方に「京都をもっと観る・歩く」という情報コーナーがありましたが、今年は情報は各ページに分散されています。
毎日読みながら探すのも楽しそうです。
「京ごよみ手帳」は手帳ではなく「書籍」です。
だから、目次があるし、ページがペタッと開きません。
まるで書き込み自由な書籍なので、京都の神社仏閣ファンとしては、1年間読み物を楽しみながら使うことができます。
ここに庭や建築物、京野菜、京都の歴史年表があれば、京都検定の勉強に使えそうです。