手帳だけど読み応えがあります 京ごよみ手帳2019

京都・その他

おかげさまで10周年

京都の手帳として、2番目に発売開始された宮帯出版社の「京ごよみ手帳」

2010年版から始まって、今年で10年目になりました。

宮帯出版社の京ごよみ手帳2019の表紙の写真

2016年版から「京都旅屋」の吉村晋弥さんの監修に変わり、がらりと内容が変わりました。

以来、「祭・行事の詳しさNo.1」のキャッチコピー通りのクオリティを維持しています。

2019年版も吉村さんが監修されています。

京都旅屋

紙が変わった

2019年版の大きな変更点。

光沢のある白い紙から、薄いクリーム色の紙に変わりました。

2017年版と同じ紙だと思われます。

紙が変わったおかげで、2018年版から20グラム減量しました。

書き込んだ文字が裏写りしそうではありますが、目がチカチカしないので、私は大歓迎です。

ページにアクセスしやすくなった

手帳の前小口に、月ごとに色分けされた見出しが付いています。

「祭りと行事・季節のコラム」と手帳部分との2カ所です。

月ごとに同じ高さでそろえられているので、検索性がとてもいい。

紙が柔らかいこともあって、すぐに見たい月を開くことができます。

2018年版では、特集やコラムのページの小口の余白を色で囲っていました。

見分けやすいのですが、手帳部分から同じ月の行事への移動が少ししにくかったです。

1日の記入スペースが広くなった

京都の手帳を買うと、まずチェックしているのが、行事がたくさんある8月16日。

「京ごよみ手帳」は2018年版まで1週間7日分が同じ高さでしたが、2019年版は行事の情報量に応じて高さが変わっています。

8月16日のように行事が多い日でも、記入できるスペースを最低13ミリ確保しています。

宮帯出版社の京ごよみ手帳2018と2019の8月16日の週の写真

上の写真は、向かって右が2018年版、左側が2019年版です。

「京ごよみ手帳」はペタっとページが開かないので、のどに陰影ができてしまっています。

写真の左端の前小口の色分けと、2018年版との紙の色の違いがご覧いただけるでしょうか……。

読み物部分と手帳部分がすっぱりと分かれている

手帳部分は月曜始まりの見開き2週間。

2018年12月31日から始まって、2020年1月5日まで一続きになっています。

月間カレンダーは読み物部分より前。

宮帯出版社の京ごよみ手帳2019の月間カレンダーの写真

年間カレンダーの次にあります。

左下のスイーツの写真もあります。

交通情報はアプリへどうぞ

2018年版は、公共交通機関はチケットとカードのお得情報だけでした。

2019年版は一歩踏み込んで、アプリのQRコードが載っています。

それに加えて、混雑を避ける裏技も。

詳しくは「京ごよみ手帳2019」をご覧ください。

読み物をメインとしても楽しめる

神社やお寺の伝統行事は、毎年することは同じです。

しかし、「京ごよみ手帳」は毎年行なわれる同じ行事を、配置を変えたり特集の枠の中に入れたり外したりして、毎年違う取り上げ方をしています。

当然、写真も前年とは違います。
(2019年版は、監修の吉村さん撮影の写真が増えたそうです)

「京ごよみ手帳」にとって伝統行事は「手帳の付録」ではなくて、独立した「読み物」なんですよね。

ここが、「京ごよみ手帳」が「京都の辞典」といえる所以です。

各月の行事の下に、吉村さんからのミニ情報が書かれています。

公共交通情報の裏ネタといい、実際に京都に居て神社やお寺を巡る人だからこそ発信できる情報が、あちこちにちりばめられています。

そうして情報量が増えているのに、ページ数は去年と変わりません。

読み応え120%の手帳です。

京都通の人と、チャレンジ精神あふれる京都ビギナーの人にお勧めです。

2019年11月20日京都・その他

Posted by 管理人めぶき