京都・奈良は秋の紅葉が真っ盛りです。
サクラから遅れてモミジが赤くなり、山々はまさに錦織物を羽織ったような情景になっています。
竜田姫と野山の錦
『清少納言 コレクション日本歌人選007』
清少納言の書いた『枕草子』は、随筆・歌枕集・日記・和歌・物語をひとまとめにした、分類に囚われない新しい文学です。
彼女自身は、村上天皇の御代に『後撰和歌集』を編纂した「梨壺の五人」のうちの一人の、清原元輔の娘と期待されることにコンプレックスを持っていました。晴れの場で父のような素晴らしい歌を詠むことはできないし、自分のまずい歌で父の名声を汚してはならない、と。
十三夜の和歌
今年は10月9日が十三夜(後の月見)です。
日本では平安の頃から、旧八月十五夜と旧九月十三夜の月を両方とも見るのが風流だといわれていたようです。
『藤原行成』復刊
藤原行成ファンのみなさまに朗報です。
吉川弘文館の人物叢書『藤原行成』が復刊されました。
七月ばかり、いみじう暑ければ (訳)
今日は旧七月の晦日です。暦の上では今日で初秋の終わりですが、まだまだ暑さが厳しいのは平安時代も同じでしょう。
そんな暑い日の夜明けごろの話です。
角川文庫版『枕草子 (上巻) 』第33段です。
祇園祭 くじ取り式 2011
7月2日に祇園祭の「くじ取り式」が京都市役所の市議会議場で行なわれ、山鉾巡行の順番が決まりました。
十二月二十四日、宮の御仏名の(訳)
珍しいことに奈良市内に11センチの積雪があった日に、訳しました。
その日は、我が家の「身分の低い者の見苦しい家の屋根」も等しく白くなっていました。
角川文庫版『枕草子 下巻』第248段です。
今回は文が長くて訳し辛かったです。
にげなきもの(訳)
毒舌清少納言の代表作のような章段です。
「にげなし」は「につかわしくない、ふさわしくない」と訳しますが、途中で内容が「見苦しいもの」に変遷しているように見えるのですが……
岩波文庫『枕草子』の第45段です。
春は、曙。(感想)
『枕草子』の冒頭を飾る「春は、曙。」は、中宮さまから賜った紙に「私はこのようなものを書きます」と宣言しているかのような章段です。
当時一般的だった和歌でもない、漢詩でもない、日記でも物語でもない、散文です。
春は、曙。(訳)
『枕草子』といえば、この章段です。
中・高校の古文の授業を思い出します。
授業では厳密に品詞分解をしなくてはならないので、「どこの国の言葉だろう?」と思えるくらいな硬い文章にしないと正解にならなかったものです。