奈良 特別公開・拝観 2010年6月
平城遷都1300年祭にあわせて行なわれる、奈良の社寺の特別公開を集めました。
- 奈良国立博物館 平城遷都1300年記念「大遣唐使展」
- 6月20日(日)まで
- 遣唐使として海を渡った山上憶良、吉備真備、最澄、空海らにゆかりの品が公開されます。
- 8世紀に唐で作られた観音菩薩立像と、薬師寺所蔵の聖観音菩薩立像が並んで展示されています。
- 奈良県立橿原考古学研究所附属博物館 平城遷都1300年記念春季特別展 大唐皇帝陵展
- 4月24日(土)から6月20日(日)まで
- 中国陝西省考古研究院が中心になって行なっている皇帝陵園や皇族墓の発掘調査結果から、唐王朝の皇帝陵に迫ります。
- 東大寺 俊乗堂開扉
- 5月18日(火)から7月31日(土)まで
- 治承4年(1180年)南都炎上により焼失してしまった大仏殿などの復興のため全国を勧進した、俊乗房重源上人の坐像が祀られています。
- 法華堂(三月堂)は須弥壇・諸尊像の修復準備のため、この期間の拝観を停止します。その間、俊乗堂が公開されることになりました。
- 法華寺 本尊特別御開扉
- 6月5日(土)から6月9日(水)まで
- 光明皇后うつし身のお姿といわれる本尊十一面観音菩薩像が公開されます。
- 西大寺 愛染堂客殿特別公開
- 11月15日(月)まで
- 西大寺は天平宝字8年(764年)、称徳天皇の発願により創建されました。
- 平城遷都1300年祭により、期間を延長して公開されます。
- 西大寺 愛染明王坐像特別公開
- 5月31日(月)まで
- 愛染堂のご本尊の愛染明王坐像が平城遷都1300年祭により、期間を拡大して公開されます。
- 春日大社 平城遷都1300年記念展 平安の正倉院Ⅰ-春日大社神殿の秘宝-
- 7月19日(月・祝)まで
- 春日大社は神護景雲2年(768年)、称徳天皇の勅命により左大臣藤原永手が御蓋山中腹の神域を整え、創建されました。
- 藤原氏によって奉納された宝物が展示されています。
- 薬師寺 玄奘三蔵院伽藍 大唐西域壁画 特別公開
- 2011年1月5日(水)まで
- 天武天皇の発願によって建立し、養老2年(718年)に平城京に移転しました。
- 平城遷都1300年を記念して、2010年は通年公開されます。
- 平成12年(2000)12月31日より平山郁夫画伯の「大唐西域壁画」が展示されています。
- 金剛山寺(矢田寺) 本堂特別拝観
- 6月1日(火)から6月30日(水)まで
- 6年間におよぶ本堂の修理が終わり、本尊の地蔵菩薩立像(重文)をはじめとする諸尊が拝観できます。
- また、7月10日(土)まであじさい園が開園します。
- 安部文殊院 平城遷都1300年祭記念 文殊菩薩像特別拝観
- 11月30日(火)まで
- 修理のために獅子から降りた文殊菩薩さまが拝観できます。このお姿は最初で最後の公開です。
- 談山神社 秘仏・談峯如意輪観音像特別公開
- 7月31日(土)まで
- 平城遷都1300年祭特別開帳です。
- 足の病に霊験あらたかな観音さまです。
- 當麻寺中之坊 導き観音修復完成記念結縁ご開帳
- 6月16日(水)まで
- 平城遷都1300年祭の協賛行事です。
- 當麻曼荼羅を織り上げた中将姫の持仏、「導き観音像」が修復後にご開帳されます。
- 當麻寺中之坊 當麻寺 東塔・西塔 初層特別開扉
- 5月20日(木)から6月20日(日)まで
- 奈良時代の創建以来、その姿を留めている東塔と西塔の初層が、初めて開帳されます。
- 室生寺 十二神将勢揃い 金堂特別拝観
- 8月31日(火)まで
- 金堂の内陣に、中尊の釈迦如来像を真ん中に、薬師如来と地蔵菩薩像、文殊菩薩と十一面観音像の五尊(国宝・重文、平安時代前・中期、)が並んでいます。
- 今回、里帰りによって十二神将像(重文・鎌倉時代)の勢揃いが実現しました。
- 法隆寺 法隆寺秘宝展(春)
- 6月30日(水)まで
- 大宝蔵殿に夢違観音像(白鳳時代)、玉虫厨子(飛鳥時代)などが安置されています。
(2011年8月24日 改訂)