平成27年度 春季京都非公開文化財特別公開

京都・特別拝観

京都古文化保存協会から、「平成27年度 京都春季非公開文化財特別公開」について発表されています。
期間は4月29日(水・祝)から5月10日(日)まで。
ただし、法要などで変更のある社寺がありますので、詳しくは京都古文化保存協会のサイトをご覧ください。

今回、初公開の寺院が3ヶ寺、初公開の宝物が2点あります。

初公開寺院はいずれも山科区にあります。

毘沙門堂

本堂・仁王門などの修復が終わり、江戸時代の彩色がよみがえっています。
大宝三年(703)文武天皇の勅願で、行基が創建した古寺です。
御所の北側の上御霊神社付近に位置し出雲寺といいましたが、戦乱のため、江戸時代に山科にてようやく再建されました。

後西天皇の皇子、公弁法親王が入山したため、天台宗五箇室門跡となりました。

ご本尊の毘沙門天は、伝教大師が刻まれたと伝わります。
現在では「京の七福神」の一つとして親しまれています。

内陣と障壁画が初公開される霊殿は、御所の御霊屋が移築されたもので、阿弥陀如来を中心にして歴代の影像や位牌が安置されています。

霊殿の天井には、狩野永叔主信によって龍が描かれています。
四方の雲の色が違うのだとか。

當麻寺

「たいまじ」と読みます。

本堂、阿弥陀如来坐像、當麻曼荼羅が公開されます。
ふだん非公開の寺。

丈六の阿弥陀如来坐像は、平安後期の定朝の作で、ゆったりとして丸いお姿をしていて「やましな大仏」と呼ばれます。

當麻曼荼羅は室町時代の作といわれます。

天福2年(1234年)、後嵯峨天皇の勅により証空上人が開創したと伝わります。

証空上人は法然上人の高弟で、奈良の當麻寺(たいまでら)の當麻曼荼羅を全国に布教しました。

これにより、奈良の當麻寺は真言宗と浄土宗の二宗で守る寺となりました。

本圀寺

本圀寺はもとは日蓮聖人が鎌倉に建長5年(1253)に建立した法華堂に始まります。

貞和元年(1345)に京都の六条堀川に移り、昭和46年(1971)に現在の山科に移りました。

本堂、釈迦堂、経蔵(重文)、源平合戦図が公開されます。

中門の鯱、仁王門の仁王像、本堂前の灯籠、梵鐘、九頭龍銭洗弁財天の鳥居、龍神、加藤清正を祀る清正宮の鳥居、みな金ピカです。
九頭龍銭洗弁財天は財運向上のご利益があるとか。

檀王法林寺

檀王法林寺所蔵の「日吉山王祭礼図」(重文)が初公開です。
17世紀初頭の狩野派の筆と考えられている、四曲一双の屏風絵です。

「日吉山王祭礼図」には、春に行なわれる日吉神社の大祭が描かれています。

城南宮

城南宮所蔵の「室町幕府奉行人連署奉書」も初公開です。

Posted by 管理人めぶき