京都 春の特別公開2016(上京区・中京区・下京区)
2016年春、上京区・中京区・下京区の社寺の特別展や特別公開です。
各社寺の公式サイトと「きょうと情報版」からの情報です。
京都市観光協会主催の「50回記念 京の冬の旅 非公開文化財特別公開」、京都古文化保存協会主催の「京都春季非公開文化財特別公開」、臨済宗黄檗宗連合各派合議所ほか主催の「春の京都禅寺一斉拝観」の情報もあわせて掲載しています。
上京区
- 京都御所春季一般公開
- 4月6日(水)から10日(日) 9時開門、15時30分閉門
- 京都御所が申し込み無しで参観できます。
- 新御車寄にて、昨年修理から戻ってきた杉戸絵「春夏花車」(吉田公均筆)が公開されます。
昭和の建物疎開のために取り外されたまま収納庫に保管されていたものです。 - 清涼殿では「更衣」を表わした人形が展示されます。
冬から夏への衣替えを表わしています。 - 管理事務棟・東側では申年にちなみ、襖絵「松に猿猴」(原在照筆)が公開されます。
- 4月9日(土)には雅楽、10日(日)には蹴鞠が披露されます。
- 御所の北東角(猿が辻)にお祀りされている日吉大社のお使いの猿もご覧下さい。
- 本法寺 春季特別寺宝展
- 3月14日(月)から4月15日(金)まで 10時から16時
- ふだん公開されている長谷川等伯筆「大涅槃図」は複製ですが、この時期だけ正筆が展示されます。
- ほか狩野山楽筆の「唐獅子図屏風」や、伝木阿弥光悦作「馬上杯」などの寺宝が公開されます。
- あわせて本阿弥光悦作の「巴の庭」(国名勝)も拝観できます。
- 妙顯寺 春の特別拝観・お花見抹茶席「龍華の春」
- 特別拝観:3月24日(木)から4月10日(日)まで 10時から16時
- お抹茶席:3月26日(土)から4月2日(土)まで
- しだれ桜を見ながらお茶のひとときはいかがですか?
寺宝の公開もあります。 - 相国寺
- 50回記念京の冬の旅 非公開文化財特別公開
- 3月18日(金)まで 10時から16時
- 法堂は京の冬の旅4年ぶり、方丈は10年ぶりの公開です。
- 法堂の天井画は狩野光信筆の「蟠龍図」で、手を叩くと反響音が龍の鳴き声に聞こえるため、「鳴き龍」と呼ばれます。
- 方丈には原在中筆の襖絵「中国普陀落山図」や「琴棋書画図」があります。
- 春の特別拝観
- 3月24日(木)から4月11日(月)、5月23日(月)から6月4日(土) 10時から16時まで
4月8日(金)は法要のため法堂のみ11時から拝観受付されます。 - 法堂、方丈、浴室が公開されます。
- 春のみの公開の浴室は、慶長元(1596)年に再建されたものが現存しています。
- 春の京都禅寺一斉拝観
- 特別拝観 4月12日(火)から5月22日(日) 10時から16時まで
- 相国寺派の大本山。
足利3代将軍義満の発願により、明徳3(1392)年に春屋妙葩が師の夢窓疎石を開山として創建されました。 - しかし、文正2(1467)年に応仁の乱の「相国寺の戦い」により焼亡しました。
- 独自の声明(節のついたお経。禅宗では梵唄(ぼんばい)という)を持つことから「相国寺の声明面」と呼ばれます。
- 相国寺塔頭 養源院
- 50回記念京の冬の旅 非公開文化財特別公開
- 3月18日(金)まで 10時から16時
- 京の冬の旅初公開です。
- 曇仲道芳の隠棲場所として建てられたのがはじまりです。
- ご本尊は薬師如来。
- 慶派仏師の作と伝わる鎌倉期の毘沙門天は、江戸時代に発見されました。
- 相国寺塔頭 長得院
- 50回記念京の冬の旅 非公開文化財特別公開
- 3月18日(金)まで 10時から16時
- 京の冬の旅初公開です。
- 相国寺第19世・佛慧正續の墓所です。
- 天明の大火で焼失したのち天保5(1834)年に客殿が再興されました。
江戸末期の岸連山(岸徳)の最高傑作ともいえる障壁画があります。 - 宝鏡寺 春の人形展
- 3月1日(火)から4月3日(日)まで 10時から15時30分まで
- 幼少の頃、宝鏡寺で遊んだりして過ごした和宮親子内親王の遺品や、兄の孝明天皇遺愛の人形などと庭園、襖絵が公開されます。
- 千本ゑんま堂(引接寺) 千本ゑんま堂大念佛狂言
- 5月1日(日)から5月4日(水・祝)まで
1、2日は19時のみ、3、4日は13時と18時の2回公演 - ほかの狂言とは違って演目に台詞があり、能狂言ともっとも影響を与え合ったのではないかと考えられています。
- 白峯神宮 春季例大祭 淳仁天皇祭
- 4月14日(木) 蹴鞠奉納は10時30分頃から
- 白峯神宮は、明治天皇が崇徳天皇の御霊を、和歌と蹴鞠の宗家である飛鳥井家の邸宅跡に鎮められたのが始まりです。
- 飛鳥井家の守護神である「精大明神」は蹴鞠の守護神でもあるため、白峯神宮が祭祀を引き継ぎ、淳仁天皇祭にて蹴鞠が奉納されています。
- 大将軍八神社 神像特別拝観
- 5月1日(日)から5日(木・祝) 10時から16時
- 平安中期から末期に作られたと見られる神像(そのうち80体が重文)が公開されます。
- 方徳殿にはあわせて、古天文暦道資料も展示されています。
- 北野天満宮 学問の神・驚きの宝刀展
- 3月
13日(日)31日(木)まで 9時から16時 - 北野天満宮に奉納された数多くの宝刀のうち、約40振(うち重文は5振)が公開されています。
- もっとも古い鬼切丸(銘安綱)は、源頼光が大江山の酒呑童子の退治に用いたり、渡辺綱が一条戻橋で茨木童子の腕を切ったとされます。
- 梅苑は3月15日(日)まで公開
- 4月16日(土)から5月31日(日)まで史跡御土居の青紅葉が公開されます。
- 法輪寺(だるま寺)
- 春の京都禅寺一斉拝観
- 通常拝観 4月12日(火)から5月22日(日) 16時まで
- 臨済宗妙心寺派。
享保12(1727)年の開創で、達磨堂に三国随一の起き上がりだるまをはじめとしてたくさんのだるまが並んでいます。 - 境内に白隠禅師が出会った白幽子の旧墓石があります。
中京区
- 神泉苑 神泉苑狂言資料特別展観
- 5月2日(月)12時から18時まで、3日(火・祝)と4日(水・祝)10時から18時まで
- 秋の神泉苑狂言で用いられる、お面、衣装、道具などなかなか近くで見られないものが展示されます。
- 二条城ライトアップ 2016
- 3月25日(金)から4月17日(日) 18時から21時まで(昼夜入れ替え)
- 城内に咲く200本以上の桜と、庭園がライトアップされます。
- あわせて二の丸御殿台所(重文)も公開されます。
- 和服で来場すると入場料が無料になります。
- 壬生寺 壬生狂言 春の公開
- 4月29日(金・祝)から5月5日(木・祝) 13時から17時30分
5日のみ18時から22時の部もあり。 - 春の公開を「壬生大念佛会」といい、壬生寺の昼の勤行です。
- この期間、あわせて「文化財春季特別拝観」が行なわれ、本堂と庭園が公開されます。
説明つき。
時間は9時30分から16時30分まで。
(相国寺 情報追加しました 2016年3月12日 )
(北野天満宮 情報追加しました 2016年4月5日 )
(壬生寺 情報追加しました 2016年4月21日 )
(北野天満宮 情報追加しました 2016年4月5日 )
(壬生寺 情報追加しました 2016年4月21日 )