京都非公開社寺めぐり 大将軍八神社

2007年11月9日京都・特別拝観

嵐電に乗って大将軍八神社へ

11月2日に「京都非公開文化財特別拝観(秋季)」で公開されている遍照寺車折神社に行った後、こちらも特別公開中だった大将軍八神社の神像を拝観しました。

さきに拝観した車折神社の社務所で、平成20年の暦を買いました。
表紙に大きく「天社土御門神道本庁陰陽道部編」と書かれています。
毎年購入している春日大社の暦も土御門神道本庁発行なのですが、春日大社版とは違ってこちらには九星による運勢が載っています。
嵐電で車折神社駅から北野白梅町へ行きます。
大将軍八神社は西大路一条の交差点から東に進んだところにあります。
小さな商店街の中に、小さいながらも異空間があるような感じです。

陰陽道と九星と密教と神仏習合と

主祭神は素盞嗚尊です。
平安遷都された延暦13年(794)、桓武天皇により王城鎮護のために奈良の春日山麓から勧請され、内裏の北西角にあたるこの地に鎮座しました。
主祭神は大将軍、始めは陰陽道、北辰北斗信仰のお堂でした。

江戸時代中期に素盞嗚尊とその御子神八神が、暦の八神と習合して大将軍八神宮となりました。
明治の神仏分離の際に、主祭神を素盞嗚尊として現在の名前になっています。

大将軍のいる方位は3年塞がる、といわれ、方違えや方除けの風習はここから生まれました。

本殿隣の方徳殿に神像が「立体曼荼羅」様に並んでいます。
建物を入ってすぐのところに、大阪の久米田寺の「星曼荼羅」の複写が掲示されていました。
星曼荼羅には、いわゆる東洋占星術の星が並んでいます。
方徳殿ではその中の北斗七星の星神を、曼荼羅状に安置しています。

神像は道教の束帯姿、密教の明王部の姿をしたものが並んでいました。
大将軍八神社は道教と密教が習合して発展したようです。
素朴な一木造の神像の近くには、精緻な寄木造の神像もあります。
合計80体です。
重く、壮大でした。

方徳殿の2階には古天文暦の資料が展示されています。

鳥居をくぐると、神社とも寺ともつかない、不思議な気が漂っていました。
素盞嗚尊なら、八坂神社に近い?
いや、なんとも表現しづらいです。

宿題をいっぱい抱えたような気分で、神社を出ました。
この後、徒歩で北野天満宮に向かいます。

Posted by 管理人めぶき