奈良検定
奈良でも奈良検定(「まほろばソムリエ認定」)を行なうことを、奈良商工会議所が決定しているそうです。
早急にテキスト作成にとりかかり、早ければ来年春にはテキストを完成させ、第1回試験を実施したいとのこと。
奈良県は2010年に平城遷都1300年を迎えるので、それに向けて観光事業をより推進したいそうです。
このほど決定された「まほろばソムリエ認定」もその一環のようですが、なんだか京都への対抗心が見え隠れしています。
京都検定の対象年代は、旧石器時代(右京区大沢池遺跡)から現代までです。
それでは、奈良検定は神武天皇の東征から現代まででしょうか?
そうすると、鎌倉時代や江戸時代の奈良についての問題は、けっこうマニアックなものになりそうです。
明治維新後も、違った意味でマニアックです(平城宮跡保存関係がメインになるでしょうね)。
京都検定対策には小倉百人一首。
時間があれば、古今集や新古今集もいいです。
奈良検定は万葉集でしょう。
古事記や日本書紀は必須テキストですね。
奈良は京都よりもネタがないように見えているけれど、ほんとうは掘り下げたらいくらでも出てくる場所です。
いくらでもカルト問題が作れる、おもしろい場所なのです。
ただ京都検定とは実施時期をずらして欲しいです。
それに、あわててテキスト作って、間違いだらけにならないようにと願います。