奈良 春の特別公開2017 (奈良市・木津川市)

奈良・特別拝観,奈良・行事と祭り

2017年、奈良市と、隣接する京都府木津川市の春の特別展や特別公開です。
各社寺の公式サイトと「あをによし なら旅ネット」「木津川市観光ガイド」からの情報です。

奈良市

帯解寺 秘仏公開
3月1日(水)から11日(土) 9時から16時まで
室町時代の「絹本著色春日赤童子像」(市指定文化財)など、普段は公開されない仏像や仏画が公開されます。
海龍王寺 春季特別公開 十一面観音特別開帳
3月23日(木)から4月7日(金)、5月1日(月)から9日(火) 9時から17時まで
精緻な装身具と鮮やかな彩色が残るご本尊の十一面観音菩薩立像(重文)と、弘法大師筆の隅寺心経(市指定文化財)などが公開されます。
春日大社 水谷神社鎮花祭
4月5日(水)
10時から鎮花祭 夏に多くなる疫病を退散させるためのお祭り。
13時から狂言奉納 大蔵流狂言家元の指導の下、春日大社の神職が演じます。
この日は水谷神社のお札やお守が授与され、祈祷も受け付けられています。
漢國神社(林神社) 饅頭祭
4月19日(水) 11時から
室町時代に日本で初めて饅頭を作った、中国淅江省出身の林浄因をお祀りする、林神社の例大祭です。
全国の菓子業者が神前に銘菓を供えます。
お茶と饅頭の振る舞いがあります。
元興寺 春季企画展「文化財の仕事にたずさわる芸術家たち」
4月29日(土)から5月19日(日) 9時から16時30分(受付終了)
元興寺文化財研究所にて、修復・修理をする人たちの技能・技術にスポットライトをあてます。
興福寺 国宝 仏頭-東金堂特別安置-
12月まで 9時から16時45分(受付終了)
685年に造立され、1187年から東金堂で本尊薬師如来像として安置されていましたが、1411年に被災して頭部だけが残り、1937年にやっと発見された銅造仏頭。
国宝館に安置されていましたが、国宝館の耐震工事のため東金堂に戻って安置されています。
日光菩薩・月光菩薩とは、600年ぶりの再開だそうです。
興福寺 国宝特別公開2017 阿修羅 -天平乾漆群像展-
3月15日(水)から6月18日(日) 9時から17時まで
2016年から2020年まで5年間にわたり、西国三十三所各札所では「西国三十三所草創1300年特別拝観」として、普段は非公開のお堂や諸尊のご開帳、および庭の公開や寺宝の観覧などを行います。
第九番札所の興福寺は、国宝館が耐震工事により閉館しているため、仮金堂にて阿修羅像、八部衆、十大弟子、金剛力士などの主要な国宝が公開されます。
興福寺 北円堂特別開扉
4月22日(土)から5月7日(日) 9時から16時45分(受付終了)
運慶らの作による、木造弥勒如来坐像(国宝)、無著・世親立像などが公開されます。
北円堂は、現存するうちでもっとも美しいといわれる八角円堂です。
西大寺 聚宝館開館
4月1日(土)から5月31日(水) 9時から16時30分まで
「大神宮御正体」は伊勢神宮・太玉神・春日明神と、東大寺・唐招提寺・西大寺の仏舎利とが習合した鏡です。
ほか、金銅宝塔(国宝)、平安時代の吉祥天女立像(重文)などが公開されます。
正暦寺 春季特別公開
4月18日(火)から5月8日(月)
ご本尊の薬師如来倚像(重文)は特別公開時のみ拝観できます。
ほか、瑠璃殿にて寺宝が公開されます。
大安寺 馬頭観音菩薩立像特別開扉
3月1日(水)から31日(金) 9時から16時(受付終了)
厄除けのご利益があります。
馬頭観音に一般的な、頭上に馬頭をいただいた憤怒相ではない観音さまです。
唐招提寺 御影堂供華園 瓊花(けいか)特別開園
4月中旬頃から5月 9時から16時まで
瓊花(けいか)は、鑑真和上の故郷の江蘇省揚州市から贈られた、ガクアジサイに似た花を付けます。
毎年、開花にあわせて特別開園されます。
東大寺 公慶堂(公慶上人坐像)開扉
4月12日(水) 10時頃から(法要後開扉)
江戸時代に、大仏の修復と大仏殿の再興に生涯をかけた、公慶上人の坐像が特別開扉されます。
東大寺 聖武天皇祭
5月2日(火) 聖武天皇祭
13時から 式衆・稚児などによる練り行列
13時30分頃から 鏡池水上舞楽台で、舞楽・慶讃能の奉納
5月3日(水・祝) 山陵祭
8時30分 僧侶が聖武天皇佐保山御陵に参拝
11時から 裏千家による献茶式
2日は、8時から11時30分ころまでの法要の間、非公開の天皇殿を拝観することができます。
3日は、献茶式の後に抹茶のふるまいがあります。
用意した分がなくなり次第終了です。
般若寺 白鳳秘仏 春季特別公開
4月29日(土・祝)から5月10日(水) 9時から16時まで
(ただし、悪天候やお寺の人員不足の場合はお休みです)
氷室神社 献氷祭
5月1日(月) 11時から
神前に「鯉の滝登り」などの氷柱や花氷などが供えられます。
11時から祭事、午後から舞楽の奉納。
氷室神社 第4回 ひむろしらゆき祭
5月6日(土)、7日(日)
かき氷提供時間 10時から18時まで
かき氷サミット 6日19時から20時30分(有料)
祈願祭 9時から9時30分まで かき氷奉納、氷点前献茶
氷の神さまが鎮座する氷室神社の境内に、奈良や大阪などのおいしいかき氷が集結します。
不空院 春の特別拝観
4月28日(金)から5月8日(月) 9時から17時まで
秘仏の宇賀弁才天女などが拝観できます。
頭に鳥居型の王冠と宇賀神をのせ、八臂にそれぞれ武器と財宝を持つ弁天さまです。
悪縁を絶ち、良縁と結ばれるご利益があります。
春と秋の特別拝観期のみ、予約なしでお参りできます。
福智院 宝冠十一面観音菩薩立像特別公開
3月17日(金)から23日(木) 9時から16時(受付終了)
伊勢の鬼門を守っていた観音さま。
明治の廃仏毀釈の頃、福智院に客仏として迎えられました。
方除けのご利益あり
不退寺 春期寺宝特別公開
3月1日(水)から5月31日(水) 9時から17時まで
在原業平の自作という聖観音菩薩立像(重文)、不退寺を再興した西大寺の興正菩薩叡尊画像などが公開されます。
法華寺 春期 御開帳 国宝十一面観音菩薩立像
3月20日(月・祝)から4月7日(金) 9時から16時50分(受付終了)
光明皇后うつし身の観音さまが御開帳されます。
ふだん拝観しているのは、御前立です。
あわせて4月1日(土)から6月10日(土)まで、かきつばたが美しい「国史跡 名勝庭園」が特別公開されます。
薬師寺 花会式(修二会)
3月25日(土)から31日(金)まで
国家の繁栄と五穀豊穣、万民豊楽などを薬師如来に祈る、奈良時代から続く行事です。
奉納行事として、献茶、献華、百華能、奉納演奏などが行なわれます。
3月1日(水)から6月30日(金)まで 西塔初層内陣 釈迦四相像特別公開
3月25日(土)から4月23日(日)まで 「噂の刀展Ⅱ」
3月25日(土)から31日(金)まで 柳田泰山氏ご奉納屏風特別公開も、あわせて行なわれます。
霊山寺 ばらFesta
5月3日(水・祝)から6月11日(日) 8時から17時まで(バラ庭園)
「輪廻」をテーマにしたバラ庭園に、200種類2000株のバラが咲き誇ります。
ティーテラス「プリエール」が、花の最盛期のみ開店します。
バラの土産物、苗の販売もあります。
奈良国立博物館 特別展「快慶 日本人を魅了した仏のかたち」
4月8日(土)から6月4日(日)
鎌倉時代の彫刻様式に重大な役割を果たした、仏師快慶。
運慶と並び称される人物ですが、生涯や工房など詳しいことはわかっていません。
快慶の代表作や、快慶と交流のあった高僧たちとの資料も展示して、人物に迫ります。
和歌山・金剛峯寺の四天王像広目天(重文)、京都・遣迎院の阿弥陀如来立像(重文)(展示は4月11日から6月4日まで)、米国・キンベル美術館蔵の釈迦如来立像などポスターの仏像や、京都・醍醐寺の弥勒菩薩坐像(重文)(展示は4月25日から6月4日まで)、奈良・東大寺の僧形八幡神坐像(国宝)、京都・極楽寺の阿弥陀如来立像(重文)などが公開されます。
璉珹寺 特別公開 阿弥陀如来立像など
5月1日(月)から31日(水)
ご本尊の阿弥陀如来は、光明皇后をモデルにして作られたといわれ、白い体で袴をはいています。

木津川市

浄瑠璃寺 三重塔特別開扉
3月20日(月・祝) 9時から16時30分(受付終了)
東方本尊の薬師如来が拝観できます。
毎月8日にも、御開帳されます。時間は同じです。
浄瑠璃寺 吉祥天女立像開扉
3月21日(火)から5月20日(土) 9時から16時30分(受付終了)
吉祥天女は、豊かな暮らしと平和を授けてくれる女神です。
岩船寺 弁財天・羅刹天特別公開
4月1日(土)から5月31日(水) 8時30分から17時まで
弁財天、羅刹天ともに秘仏で、江戸時代の作です。
海住山寺 春の寺宝特別公開
4月29日(土・祝)から5月7日(日) 9時から17時まで
本尊十一面観音菩薩立像(重文)、飯縄(いづな)大権現、中興の解脱上人所蔵品の柄香炉や、袈裟などが公開されます。
岩船寺 秘仏・弁財天 秘仏・羅刹天特別開扉
4月1日(土)から5月31日(水) 8時30分から17時まで
( 興福寺、不空院、璉珹寺 情報追加しました 2017年3月26日 )
( 岩船寺、 情報追加しました 2017年4月7日 )

2017年3月5日奈良・特別拝観,奈良・行事と祭り

Posted by 管理人めぶき