奈良県 2022年7月 特別拝観・行事の情報
奈良県(奈良市はのぞく)の社寺の、2022年7月の特別拝観・行事と、拝観の変更の情報を掲載します。
各社寺の公式サイトと「奈良県観光[公式サイト] あをによし なら旅ネット」からの情報です。
各社寺の公式サイトなどで拝観状況を確認のうえ、感染予防対策を講じてお参りしてください。
社寺にお参りするさいは以下の点にご留意ください。
- マスクを着用すること
- アルコール消毒液などで手指を消毒する
- ほかの参拝者や社寺の関係者・職員などと間隔を保つ
- 熱発しているなどの体調不良時はお参りしない
- 1. 奈良県の社寺の特別公開・行事
- 1.1. 松尾寺 舎人親王像・千手観音像トルソー 特別公開
- 1.2. 矢田寺 あじさい園開園
- 1.3. 安倍文殊院 夏の寺宝展
- 1.4. 長谷寺 春期特別拝観 本尊大観音特別拝観
- 1.5. 談山神社 談峯如意輪観音菩薩坐像特別公開
- 1.6. 三輪惠比須神社 琴比羅神社例祭
- 1.7. おふさ観音 風鈴まつり
- 1.8. 橿原神宮 夏越神楽祈祷
- 1.9. 福田寺行者堂 蓮取り行事
- 1.10. 鴨都波神社 夏祭り ススキ提灯献燈行事
- 1.11. 転法輪寺 れんげ大祭
- 1.12. 當麻寺 東塔・西塔 初層特別開扉
- 1.13. 當麻寺中之坊 「大和伝 大身槍 百足樋」初公開
- 1.14. 當麻寺中之坊 夏季特別展「中将姫展」
- 1.15. 當麻寺中之坊 裏板曼荼羅ご開帳
- 1.16. 壷阪寺 春の特別拝観 第2弾
- 1.17. 信貴山朝護孫子寺 奥秘仏 毘沙門天王像御開帳
- 1.18. 信貴山朝護孫子寺 毘沙門天王御出現大祭
- 1.19. 龍田大社 風鎮大祭
- 1.20. 金峯山寺 蓮華会・蛙飛び行事
- 2. 大和三大観音 あぢさゐ回廊
- 3. 拝観の変更をしている神社仏閣
- 4. 祭事や法要の変更・中止
奈良県の社寺の特別公開・行事
発表されている日程や内容が、急遽変更される可能性があります。
お参りの前に、再度公式サイトなどで確認してください。
松尾寺 舎人親王像・千手観音像トルソー 特別公開
とき: 公開中 12月25日(日)まで 9時~16時
天武天皇の勅命を受け、『日本書紀』の編纂の無事と自身の厄除けを祈願して松尾寺を建立した、舎人親王の坐像が特別公開されます。
合わせて、ご本尊の千手千眼観音像の裏から発見された「焼損仏」十一面千手観音像も拝観できます。
作家の白洲正子氏が、均整のとれたプロポーションから「トルソー」と賞しています。
6月下旬(夏越の祓の頃)から、境内の約5000輪のカサブランカの回廊が見学できます。
近鉄 橿原線 大和郡山駅 または JR 大和路線 大和小泉駅から 奈良交通バス71、72系統乗車 「松尾寺口」下車
矢田寺 あじさい園開園
とき: 5月28日(土)~7月3日(日)の予定
約2万5000平方メートルの境内に、5月中旬から開花するツルアジサイをはじめとする約60種1万株のあじさいが植えられています。
- 近鉄 橿原線 大和郡山駅 または JR 大和路線 大和小泉駅から 奈良交通バス71、72系統乗車 「横山口」下車 徒歩
- 近鉄 橿原線 大和郡山駅から エヌシーバス20系統乗車 「矢田寺前」下車
安倍文殊院 夏の寺宝展
とき: 6月1日(木)~8月31日(水) 9時~16時40分(受付終了)
金閣浮御堂(仲麻呂堂)霊宝館に安置されている、安倍仲麻呂公像、安倍晴明公像、ほか陰陽道に関する古文書などが公開されます。
夏の寺宝展では方位災難除けの十二天御尊軸のうち「閻魔天」「梵天」「日天」が展示されます。
最寄り駅: JR 万葉まほろば線(桜井線) 桜井駅 / 近鉄 大阪線 桜井駅
長谷寺 春期特別拝観 本尊大観音特別拝観
とき: 3月1日(火)~7月10日(日) 9時~16時
「西国三十三所 草創1300年記念」による特別拝観です。
ふだん入ることのできない本堂に入り、高さ10メートルを超える大きなご本尊十一面観音菩薩立像と結縁することができます。
最寄り駅: 近鉄 大阪線 長谷寺駅
談山神社 談峯如意輪観音菩薩坐像特別公開
とき: 6月1日(水)~7月31日(日) 8時30分~16時30分(受付終了)
談山神社はもとは藤原鎌足の長男の定慧が建立した木造十三重塔(重文)に始まり、明治になるまでは多武峯妙楽寺という寺の一部でした。
観音さまは定慧が唐から持ち帰り、鎌倉時代に模作されました。
大火に遭ったおりに自ら歩いて出てこられたとの伝承があり、足腰の病の平癒にご利益があるといわれます。
三輪惠比須神社 琴比羅神社例祭
とき: 7月9日(土)
境内社の琴比羅神社は、財運・縁結びのだいこくさまをお祀りしています。
例祭のこの日は、えびすさまと揃って御神像をお祀りし、御神威の高揚を祈願します。
最寄り駅: JR 万葉まほろば線(桜井線) 三輪駅
おふさ観音 風鈴まつり
とき: 7月1日(金)~8月31日(水) 7時~16時30分(閉門17時)
境内に2500個以上の風鈴が吊るされます。
不定期で、日本各地の風鈴の展示販売会が行なわれます。
本堂では江戸時代の天才人形師・安本亀八作「生き人形」などの寺宝が公開されます。
また「茶房 おふさ」では夏季限定メニューが登場します。
7月17日(日)は18時から21時まで、ランプに灯りがともります。
最寄り駅: JR 桜井線 畝傍駅 / 近鉄 橿原線 八木西口駅
橿原神宮 夏越神楽祈祷
とき: 7月1日(金) 11時30分~
下半期が始まるにあたり、健康・家内安全・社運隆昌を神楽を奏上して祈願します。
最寄り駅: 近鉄 橿原線 橿原神宮前駅
福田寺行者堂 蓮取り行事
とき: 7月7日(木) 10時~
吉野の金峯山寺で行なわれる「蛙飛び行事」にて蔵王権現にお供えする蓮を、奥田の捨篠池(弁天池)から採る行事で、県指定無形民俗文化財です。
捨篠池にて刈り取られた蓮の花は、修験者たちによって蓮の花が好きだった役行者の母の刀良売の墓に供えられます。
ついで池のほとりの弁天神社で大護摩供が行なわれ、吉野山の金峯山寺に運ばれます。
福田寺行者堂では役行者、刀良売涅槃像、襖絵などの寺宝が公開されます。
8時~14時
最寄り駅: 近鉄 南大阪線 浮孔駅 / JR 和歌山線 大和新庄駅
鴨都波神社 夏祭り ススキ提灯献燈行事
とき: 7月16日(土) 19時頃~
ススキ提灯献燈行事は奈良県指定無形民俗文化財に指定されています。
五穀豊穣・家内安全・無病息災を祈願して、氏子地域からススキ提灯が奉納されます。
最寄り駅: JR 和歌山線 御所駅 / 近鉄 御所線 近鉄御所駅
転法輪寺 れんげ大祭
とき: 7月7日(木) 12時~
開祖役行者の命日に行なわれる法要です。
蓮の花をお供えして、遺徳を偲びます。
京都の醍醐寺三宝院門跡による柴燈大護摩ののち、火渡り修行が行なわれます。参列自由。
- 南海 高野線 河内長野駅から 南海バス 小深線8、11系統「金剛山ロープウェイ前行き」 終点下車 金剛山ロープウェイ千早駅から山頂へ
- 近鉄 長野線 富田林駅から 金剛バス 千早線「千早ロープウェイ前行き」 終点下車 金剛山ロープウェイ千早駅から山頂へ
當麻寺 東塔・西塔 初層特別開扉
とき: 7月14日(木)~8月28日(日)の土・日・祝日 10時~16時
日本に現存する最古の東西双塔(どちらも国宝)が、12年ぶりに公開されます。
東塔は當麻寺のなかでも最古の建物で、奈良時代末期の建立です。
西塔は飛鳥時代に建立し、平安時代初期に再建されたと考えられています。
當麻寺中之坊 「大和伝 大身槍 百足樋」初公開
とき: 5月10日(火)~8月28日(日) 9時~17時
中之坊の刀剣が3振揃って公開された春季特別展が終了し、今後は1振ずつ公開されます。
まず、2020年に発見された、中之坊伝来の大身槍の公開です。
春の公開時よりも表裏がよく見えるように展示されていて、「樋(ひ)」と呼ばれる細工がよく鑑賞できます。
當麻寺中之坊 夏季特別展「中将姫展」
とき: 7月14日(木)~8月28日(日) 9時~17時
中将姫ご真筆の写経「称讃浄土佛摂受経」(奈良時代)、鎌倉時代の絹本着色「當麻曼荼羅」、鎌倉時代の「中将姫舎利持蓮華」などが特別公開されます。
いつもの中将姫展で特別公開されている絹本着色「中将姫廿九才御真影」(県有形文化財)は、奈良国立博物館で7月16日(土)~8月28日(日)に開催される「貞享本當麻曼荼羅修理完成記念 中将姫と當麻曼荼羅 ー 祈りが紡ぐ物語 -」で公開される予定です。
中之坊では複製が展示されます。
當麻寺中之坊 裏板曼荼羅ご開帳
とき: 7月14日(木)~8月28日(日) 9時~17時
国宝「綴織當麻曼荼羅」の残影が残る、曼荼羅厨子(国宝)の裏扉が開扉されます。
江戸時代に「綴織當麻曼荼羅」を修理のために板からはがそうとしたさい、剥離されることなくうっすら現存している部分が「裏板曼荼羅」と呼ばれています。
最寄り駅: 近鉄 南大阪線 当麻寺駅
壷阪寺 春の特別拝観 第2弾
とき: 4月23日(土)~7月3日(日) 8時30分~16時30分(受付終了)
壷阪観音お身拭い特別結縁参拝
ご本尊の十一面千手観音さまのお膝を特製の布でぬぐい、結縁することができます。
二大塔(三重塔・多宝塔)同時開扉
三重塔(重文)と多宝塔が開扉され、両方の塔のご本尊の秘仏大日如来坐像に特別拝観できます。
近鉄 吉野線 壺阪山駅から 奈良交通バス20系統「壷阪寺前行き」 終点下車
期間中の土・日曜のみ、臨時バスが運行されます。
信貴山朝護孫子寺 奥秘仏 毘沙門天王像御開帳
とき: 7月1日(金)~10日(日) 9時~16時
12年に一度、寅年のみのご開帳です。
ご開帳期間は、特別なお札が授与されます。
信貴山朝護孫子寺 毘沙門天王御出現大祭
とき: 7月3日(金) 3時
毘沙門天王のご出現を記念する大祭です。
前日2日から徹夜詣りが行なわれます。
JR 大和路線・和歌山線・近鉄 生駒線 王寺駅 王寺駅北口から 奈良交通バス42、43系統「信貴山門行き」乗車 「信貴大橋」下車
近鉄 生駒線 信貴山下駅から 奈良交通バス32、42、43系統「信貴山門行き」乗車 「信貴大橋」下車
龍田大社 風鎮大祭
とき: 7月3日(日) 10時30分~
4月の例大祭と対をなすお祭りです。
6月26日から7月2日まで、朝御饌祭(神前に朝食をお供えする)と夕御饌祭(神前に夕食をお供えする)が連日行なわれます。
7日めの7月3日が結願日で、風鎮大祭が斎行されます。
神賑行事として居合や剣舞・太鼓・民謡などが奉納され、最後に「火のごちそう」である「風神花火」が奉納されます。(21時~22時頃)
(混雑を避けるため、すべての神賑行事の写真などの撮影は禁止です。)
最寄り駅: JR 大和路線 三郷駅
金峯山寺 蓮華会・蛙飛び行事
とき: 7月7日(木)
12時30分~ 竹林院前から蛙太鼓台出発
16時 蔵王堂にて蓮華会・蛙飛び法要
17時 蔵王堂境内にて採灯大護摩供
蓮華会は、役行者が産湯をつかったと伝わる大和高田市の奥田の捨篠池(弁天池)の蓮の花を、蔵王権現に供える法要です。
蛙飛び法要は大青蛙に変わってしまった人間が、導師の受戒により無事に人間に戻るまでが演じられます。
3年ぶりに蛙太鼓台(神輿)が、竹林院を出発してケーブル山上駅を折り返して金峯山寺まで巡行します。
近鉄 吉野線 吉野駅から ロープウェイ千本口駅乗車 吉野山駅下車
時刻表や運賃は「吉野大峯ケーブル自動車株式会社」のサイトをご覧ください。
大和三大観音 あぢさゐ回廊
とき: 5月28日(土)~7月3日(日)
場所: 壷阪寺・岡寺・長谷寺
西国三十三所観音巡礼の第六番札所の壷阪寺、第七番札所の岡寺、第八番札所の長谷寺の3ヶ寺の境内が、紫陽花で彩られます。
各お寺で趣向を凝らして荘厳されています。
期間中、切り絵の特別ご朱印(1000円)の授与があります。各お寺で限定1000枚。
観音さまのご紹介……
壷阪寺: 十一面千手観音さま 眼病に霊験あらたか
岡寺: 如意輪観音さま 厄除け
長谷寺: 十一面観音さま 縁結びほか数多くのご利益あり
拝観の変更をしている神社仏閣
- 宝山寺
- 参拝のための入堂が可能になりましたが、声を出しての読経と長時間の滞在は不可です。
- 慈光院
- マウスシールドを着用した参拝はお断わりされています。
- 安倍文殊院
- お抹茶の接待を中止。
かわりに参拝記念品が贈呈されます。 - 大神神社
- 三輪山の登拝禁止
ささゆり園の開園を中止
ご祈祷は祈祷殿のみで行なわれます。(狭井神社・久延彦神社・自動車お祓所などは従来通り)
ご朱印は書き置きのみ
三ツ鳥居の拝観中止
なでうさぎの参拝中止
宝物収蔵庫を臨時休館 - 長谷寺
- 写経道場を休止: 当面の間
- おふさ観音
- ご朱印は書き置きのみ
- 金剛寺
- 境内のみ参拝可能
建物内のお参りは不可
寺院案内・ご朱印授与も最低限の対応に留められます。 - 室生寺
- 寳物殿は一定の入館人数に達すると制限されます。
- 石光寺
- ご朱印は書き置きのみ
- 當麻寺 護念院
- 双塔園客殿を閉鎖
- 村屋神社
- ご朱印の受付時間: 9時~16時(土・日・祝日の12時~13時は休憩)
- 法隆寺
- 境内各堂の混雑回避のため、職員が誘導する場合があります。
- 丹生川上神社下社
- 登段登拝不可
- 岡寺
- 拝観時間を変更: 8時30分~17時
- 橘寺
- ご朱印は書き置きのみ
- 飛鳥坐神社
- ご朱印は書き置きのみ
- 天河大辨財天社
- ご祈祷はすべて2日前までに電話での予約が必要
- 喜蔵院
- 参籠所業務を休止。
- 玉置神社
- 参籠中止
祭事や法要の変更・中止
例大祭や法要などの内容の変更・中止の情報です。
- 天河大辨財天社 例大祭
- 7月16日(土)宵宮神事・17日(日)例大祭
神殿での参列は事前に予約が必要(定員120名)ですが、6月18日に定員に達したため受付終了しました。 - 大神神社 綱越神社例祭
- 7月30日(土)宵宮祭 市中パレード中止
31日(日)例祭(おんぱら祭) おんぱら祭奉納花火大会中止
両日とも、バザー、店舗出店、特設舞台も中止になりました。
祭典への参列も不可になりました。 - 天河大辨財天社 七夕祭
- 8月4日(木)
14時からの七夕神事の神殿での参列は、事前に予約が必要です(定員120名)。
神仏混合萬霊供養祭は一般の参列は不可です。