京都 秋の特別公開2016(上京区・中京区・下京区)

京都・特別拝観

上京区・中京区・下京区の2016年秋の各社寺の特別展や特別公開をまとめました。

平成28年 京都浄土宗寺院 特別大公開

上京区

三時知恩寺
10月8日(土)から10日(月・祝)、10月14日(金)から16日(日)
9時30分から16時まで
本堂、天皇家ゆかりの寺宝の一部など
後光厳天皇皇女見子内親王の開山。
崇光天皇の旧御所を賜わったことから、入江御所と称されます。
浄光寺
10月3日(月)から6日(木)、10月8日(土)、10月13日(木)から14日(金)
9時から16時まで
池 大雅の「一枚起請文」と各月の詩の屏風など
江戸時代の文人画の大家、池 大雅の墓所があります。
石像寺
10月8日(土)15時から 9日(日)10時から
阿弥陀三尊(重文)と弥勒菩薩の拝観、釘抜地蔵石像寺の成り立ちのお話など
もろもろの苦しみを抜き取ってくれると信仰を集める釘抜地蔵は、弘法大師の作と伝わります。
境内に藤原定家・家隆のものと伝わる墓があります。
成願寺
10月2日(日) 10時から15時まで
本堂と観音堂が公開されます
成願寺の観音堂はもとは長宝寺といい、明治まで北野天満宮の御供所である「西京七保」の一つでした。
十一面観音菩薩像は菅原道真公が梅の木を彫ったとされ、江戸時代には洛陽三十三所観音巡礼の29番札所でした。
浄福寺
10月11日(火)から10月12日(水) 14時~16時まで
三国伝来の釈迦如来像(秘仏)の開扉
14時から釈迦涅槃図の絵解きがあります。
もとは天台宗の寺で、平安時代には二十五大寺の一つに数えられていました。

中京区

妙泉寺
10月3日(月)から5日(水) 10時~16時まで
本堂、弁天堂、境内墓地、本尊阿弥陀如来、百萬遍念仏縁起、西川祐信や駒井源琦らの絵画など。
弁天堂は江戸時代にあった洛中弁財天二十九所の、第二十四番札所です。
西川祐信は狩野派と土佐派の両方の絵を学んだのち、浮世絵師となり、「大和絵師」と名乗りました。
駒井源琦は円山応挙の高弟です。
境内に祐信と源琦の墓があります。

下京区

聖光寺
10月8日(土) 13時から16時まで
清海曼荼羅軸公開。
13時から、奈良女子大学の千本(ちもと)教授による解説があります。
お茶の接待あり。
平安時代後期、浄土宗第二祖鎮西上人の草庵が寺に整えられました。
境内に、大石良雄の母と、天野屋利兵衛の墓があります。
本覚寺
10月8日(土) 10時から12時まで
本尊阿弥陀如来が公開されます。
本塩竈町はもとは、源 融の別荘の河原院があった場所です。
鎌倉時代に西八条の遍昭心院の中に創建されましたが、豊臣秀吉の寺院街造成によって現在地に移りました。
境内に江戸中期の版元、八文字屋自笑の墓があります。
道知院
10月8日(土) 10時から12時まで
本尊阿弥陀如来が公開されます。
徳林院
10月8日(土) 10時から12時まで
本堂に参拝することができます。
新善光寺
10月8日(土) 10時から12時まで
本尊の阿弥陀如来像に参拝することができます。
本尊は、長野県の善光寺の阿弥陀如来像の分身像として作られたと伝わります。
堀川松原から、豊臣秀吉の寺院街造成によって現在地に移りました。
蓮光寺
10月8日(土) 10時から12時まで
お寺の縁起と法話。
法話は10時・10時30分・11時・11時30分の4回で、各約25分間。
はじめ天台宗として開かれましたが、すぐに浄土宗に改められました。
本尊の阿弥陀如来像は、仏師安阿弥の作と伝わります。
上徳寺
10月8日(土) 10時から16時まで
本堂、世継地蔵堂、徳川家康・徳川秀忠・阿茶の局の肖像画などが公開されます。
江戸時代、徳川家康の帰依を得て、伝誉一阿が開創し、阿茶の局が開基となりました。
世継地蔵は、お参りするとよい世継ぎが生まれるとの信仰があります。
極楽寺
10月8日(土) 13時から15時まで
本尊阿弥陀如来像、伝弘法大師真作の安産地蔵菩薩像、「産地蔵縁起絵巻」特別公開など。
薩摩の島津家と関係の深いお寺です。
浄運院
10月8日(土) 10時から12時まで
本尊の阿弥陀如来像に参拝することができます。
長香寺
10月8日(土) 10時から15時まで
本尊参拝、方便法身阿弥陀画像の初公開。
本尊の阿弥陀如来像は、恵心僧都の作と伝わります。
徳川家康の側室おこちゃの本願により、建立されました。
幕府京都御大工頭の中井家の菩提所です。

第52回京都非公開文化財特別公開

上京区

妙蓮寺
10月28日(金)から11月7日(月) 9時から16時まで
長谷川等伯一派襖絵(重文)、松尾社一切経(重文)、十六羅漢石庭など
堀川四条で寺運隆昌したのち、豊臣秀吉の聚楽第造営によって現在の西陣に移りました。
公開される十六羅漢石庭の中央にある臥牛石は、豊臣秀吉によって伏見城から寄進されたと伝わります。
清浄華院
10月28日(金)から11月7日(月) 9時から16時まで
大殿(本堂)、是心堂、「阿弥陀三尊像」(国宝)、「泣不動縁起絵巻」(永納本)など
足利義満の造営した「花の御所」こと「室町第」近くで隆昌しましたが、豊臣秀吉の寺院街造成によって現在地に移りました。
公開される四明普悦筆・絹本著色「阿弥陀三尊像」と、伝宅間法眼筆紙本著色「泣不動縁起絵巻」は、どちらも京都国立博物館から戻ってきての公開です。
廬山寺
10月28日(金)から11月7日(月) 9時から16時まで
ただし11月3日(木・祝)は正午まで
元三大師坐像、お前立鬼大師坐像、「普賢十羅刹女像」(重文)(初公開)、本堂、源氏庭など
船岡山の南麓に創建され、豊臣秀吉の寺院街造成によって現在地に移りました。
初公開になる絹本著色「普賢十羅刹女像」は、京都国立博物館から戻ってきての公開です。
冷泉家
11月3日(木・祝)から11月6日(日) 9時から16時まで
冷泉家住宅(重文)、江戸時代後期から明治にかけての女性衣裳
いつも宮廷の雅な文化を伝えて下さっていますが、この秋は近世から近代です。
たんに「十二単」といっても、平安時代の「枕草子」の頃と江戸時代後期とでは、かなり異なります。

中京区

瑞泉寺
10月28日(金)から11月7日(月) 9時から16時まで
本堂、角倉了以像、「秀次公縁起」、「瑞泉寺絵縁起」、瑞泉寺裂(辻が花等)など
初公開です。
慶長16(1611)年、高瀬川を開削していた角倉了以が、三条河原にある豊臣秀次の首とその一族が埋められた塚を墓として整え、菩提を弔う寺として建立したのが、瑞泉寺です。
「秀次公縁起」にはこの秀次の事件の顛末が描かれていて、京都国立博物館から戻ってきての公開です。
誓願寺
10月28日(金)から11月7日(月) 9時から16時まで
「誓願寺縁起」(重文)、「誓願寺縁起」(江戸期)(初公開)
21年ぶりの公開です。
奈良で創建、京都の一条小川に移ったのち豊臣秀吉の寺院街造成によって現在地に移りました。
現在地に移ってから、豊臣秀吉の側室の松の丸殿の助力によって寺域が拡大し、伽藍の立ち並ぶ大きな寺になりました。
宝蔵寺
10月28日(金)から11月7日(月) 9時から16時まで
本堂、伊藤若冲筆「竹に雄鶏図」・「髑髏図」
初公開です。
壬生で開かれ、豊臣秀吉の寺院街造成によって現在地に移りました。
高倉錦小路にあった青物問屋を営む伊藤家の菩提寺で、伊藤若冲はここに両親と弟の墓を建立しました。
(若冲本人の墓はありません)
安養寺(倒蓮華寺)
10月28日(金)から11月7日(月) 9時から16時まで
本尊倒蓮華阿弥陀如来像、「截金阿弥陀来迎図」(平安中期)、縫地蔵尊(平安中期)
初公開です。
奈良の當麻で創建されましたが京都に移転、ついで豊臣秀吉の寺院街造成によって現在地に移りました。
ご本尊は洛陽六阿弥陀のうちの一つで、女人を救済するご利益があり、女性からの信仰を集めています。
京都ハリストス正教会
10月28日(金)から11月7日(月) 9時から16時まで
生神女福音大聖堂(市指定)、聖障(イコノスタ)、聖像(イコン)、聖器物
初公開です。
ギリシア正教会の京都市内での伝道の拠点として、明治22(1889)年に設立されたのが始まりです。
聖障(イコノスタ)とは、聖堂内部で祭壇部と一般信者席とを分ける壁のことで、聖像(イコン)で飾られています。
聖像(イコン)とは、キリストや生神女(聖母)マリヤ、聖人らを描いた平面画のことです。

下京区

平等寺(因幡堂)
10月28日(金)から11月7日(月) 9時から16時まで
本尊薬師如来立像(重文)、鈴木松年筆「仁王画」、毛髪織込光明真言など
長保5(1003)年、橘 行平が因幡国に赴任するさいに海底から見つけた薬師如来像を、京都の自分の邸宅に堂宇を建ててお祀りしたのが始まりです。
病気平癒、とくにがん封じにご利益があります。
現在本堂の改修工事中です。
公開期間中の11月6日(日)には、因幡堂狂言会が行なわれます。

京都 秋の特別公開 京都市観光協会

宝鏡寺 秋の人形展 皇女和宮ゆかりの尼門跡 人形の寺の紅葉
11月1日(火)から30日(水) 10時から15時30分(受付終了)
幼少の頃、宝鏡寺で遊んだりして過ごした和宮親子内親王の遺品や、兄の孝明天皇遺愛の人形などと庭園、襖絵が公開されます。

西国三十三所草創1300年 特別拝観


西国三十三所草創1300年を記念して2016年から2020年までの5年間、各札所で特別拝観が行なわれます。

六角堂 頂法寺 秘仏 御本尊如意輪観世音菩薩御開扉
11月5日(土)から14日(月) 10時から16時まで
第十八番札所です。
聖徳太子の念持仏と伝わるご本尊の如意輪観音菩薩(秘仏)に、お参りをすることができます。
また六角堂(本堂)内にて、ふだんは親鸞堂に安置されている親鸞夢想之像も拝観できます。
革堂 行願寺 特別内拝
10月30日(日)から11月13日(日) 8時30分から16時30分まで
第十九番札所です。
本堂の内陣の181面の花鳥彫刻を施された格天井がライトアップされ、公開されます。
ご本尊の千手観音菩薩は公開されないんですね(1月17日と18日だけ)。

上京区の各社寺の特別公開

梨木神社 社宝展
10月6日(木)から10日(月・祝) 10時から16時まで
三條實美公合祀100年を記念して、ゆかりの社宝が展示公開されます。
妙顯寺 秋の特別公開・お茶席 「龍華の秋」
11月23日(水・祝)から12月4日(日) 10時から16時まで
紅葉の季節に寺宝の公開と、お抹茶の席が設けられます。
お抹茶は「四海唱導の庭」を眺めながらいただくことができます。
大将軍八神社 方徳殿の特別公開
11月1日(火)から5日(土) 10時から16時まで
方徳殿には100数体の神像が立体星曼荼羅様に安置され、独特な気配に包まれています。
古天文暦資料も展示されています。
相国寺 秋の特別公開
9月25日(日)から12月15日(木) 10時から16時まで
ただし、法要のため10月3日(月)から5日(水)と12月8日(木)は拝観時間に変更があります。
また10月18日(火)から21日(金)も法要のため、終日拝観休止です。
方丈、法堂、開山堂と開山堂庭園が公開されます。
法堂は豊臣秀頼の寄進によって再建されたもので、「鳴き龍」と呼ばれる狩野光信筆の蟠龍図はそのさいに描かれました。
北野天満宮 史跡御土居(おどい) もみじ苑公開
10月25日(火)から12月4日(日) 9時から16時まで
(紅葉の色づき具合によっては、公開期間が延長されることもあります。)
ライトアップは11月12日(土)から12月4日(日)の、日没から20時まで
豊臣秀吉が築いた御土居と紙屋川沿いに植えられた、数百本の木々が紅葉を迎えます。
茶店では、千利休が考案したと伝わる「麩の焼」を再現したお菓子をいただくことができます。
期間中、宝物殿にて「特別公開 狛犬と宝刀展Ⅲ」が行なわれます。

中京区の寺院の特別公開

神泉苑 秋の大念仏狂言
11月4日(金) 夜の部(18時30分から21時30分)
  5日(土)昼の部(13時から17時30分)、夜の部(18時30分から21時30分)
  6日(日)昼の部(13時から17時30分)、夜の部(18時30分から21時30分)
30番ある演目から、毎日数番ずつ演じられます。
壬生寺 壬生狂言
10月8日(土)から10日(月・祝) 13時から17時30分頃まで
1日に6演目ずつ上演されます。
当日券(800円)のみです。

下京区の寺院の特別公開

真如院 庭園
10月29日(土)から11月6日(日) 10時から15時まで
ただし10月31日(日)は拝観休止
織田信長と足利義昭の旧跡。
織田信長が足利15代将軍義昭のために作庭した、枯山水庭園が公開されます。
うろこ石を並べた独特の枯山水庭園に、瓜実灯籠・烏帽子石・呼子手水鉢などがあります。
現在地に移転したさい、重森三玲氏により復元されました。

その他 特別公開・展示

角屋もてなしの文化美術館 与謝蕪村生誕300年記念「蕪村と島原俳壇展」
9月15日(木)から12月15日(木) 10時から16時まで
月曜日は休館(ただし祝日の場合は翌日)
与謝蕪村は、享保元(1716)年に大坂で生まれました。
江戸で俳諧と絵画を学び、宝暦7(1757)年に京都に戻りました。
蕪村が江戸にいるときからの親友、炭太祇は島原で習字を教えながら、島原俳壇の隆盛を目指していました。
島原の揚屋の亭主衆は、太祇と蕪村両方の句会に参加していました。
蕪村筆の「紅白梅図屏風」(重文)や、短冊、書簡などが公開されます。
相国寺、真如院、北野天満宮 追加しました 2016年10月3日 )
六角堂頂法寺、革堂行願寺追加 北野天満宮情報追加しました 2016年11月3日 )

Posted by 管理人めぶき