京都 秋の特別公開2014(上京区・中京区・下京区)

京都・特別拝観

上京区・中京区・下京区の2014年秋の各寺院の特別展や特別公開をまとめました。

第50回京都非公開文化財特別公開

清浄華院 大殿(本堂)・是心堂など公開
10月31日(金)から11月7日(金) 9時から16時まで
国宝の阿弥陀三尊像、室町時代の紙本著色「泣不動縁起」絵巻(重文)などが公開されます。
木造物集女宗入像が初公開です。
このお像は大殿にずっと安置されていましたが、調査の結果、織田信長に抵抗して殺害された、乙訓郡物集女村(現在の京都府向日市)の武将・物集女忠重入道宗入だということが今年わかったそうです。
奇しくも今年は宗入さんの440回忌に当たるそうです。
(職員さんのブログ「どうでもぃぃ話」に詳細が載っています)
冷泉家一般公開
10月31日(金)から11月4日(火) 9時から16時まで
冷泉家住宅(重文)、庭園(御庭)、日光例幣使関係資料など。
西本願寺 飛雲閣・書院・経蔵 公開
10月31日(金)から11月9日(日) 9時から16時まで
飛雲閣は豊臣秀吉が造営した聚楽第の遺構で、京の三閣(金閣・銀閣・飛雲閣)のうちのひとつ。
旧仏飯所は初公開です。
書院の浪之間と太鼓之間も初公開。
真如院 庭園
10月25日(土)から27日(月)、11月1日(土)から3日(月・祝) 10時から15時まで
織田信長と足利義昭の旧跡。
織田信長が足利15代将軍義昭のために作庭した枯山水庭園が公開されます。
うろこ石を並べた独特の枯山水庭園に、瓜実灯籠・烏帽子石・呼子手水鉢などがあります。
現在地に移転したさい、重森三玲氏により復元されました。

京都 秋の特別公開 京都市観光協会

宝鏡寺 秋の人形展 皇女和宮ゆかりの尼門跡 人形の寺の紅葉
11月1日(土)から11月30日(日) 10時から15時30分(受付終了)
本堂の「上段の間」が特別公開されます。
皇女が歴代の住持となったため、「百々御所」という御所号を賜ったお寺です。
本堂前庭や、徳川十四代将軍家茂に嫁いだ皇女和宮が幼少の頃に遊んだ「鶴亀の庭」の紅葉が見所です。

上京区の各寺院の特別公開・夜間の公開

大将軍八神社 方徳殿の特別公開
11月1日(土)から5日(水) 10時から16時まで
方徳殿には100数体の神像が立体星曼荼羅様に安置され、独特な気配に包まれています。
古天文暦資料も展示されています。
北野天満宮 もみじ苑公開
11月1日(土)から12月7日(日) 10時から16時まで

ライトアップは11月15日(土)12月7日(日) 日没から20時まで
境内の史跡御土居(おどい)沿いに植えられた、数百本の木々が紅葉を迎えます。
期間中、あわせて宝物殿の寺宝が公開されています。
相国寺 秋の特別公開
9月28日(日)から12月15日(月) 10時から16時まで
ただし、諸行事のため10月18日から21日は拝観休止です。
みどころ:方丈、法堂、開山堂と開山堂庭園
今年は、修復工事の終わった方丈が公開されます。
法堂の狩野光信筆の蟠龍図は「鳴き龍」と呼ばれています。

中京区の各寺院の特別公開

神泉苑 神泉苑大念仏狂言
11月7日(金) 夜の部
  8日(土)昼の部、夜の部
  9日(日)昼の部、夜の部
30番ある演目から、毎日数番ずつ演じられます。
壬生寺 壬生狂言
10月11日(土)から13日(月・祝) 13時から17時30分頃まで
1日に6演目ずつ上演されます。
当日券のみで、予約や指定席はありません。

その他 特別公開・展示

京都御所 秋季一般公開
10月30日(木)から11月5日(水)まで 9時開門、15時30分閉門
ふだんは申し込み手続きが必要な御所が、予約なしで参観できます。
角屋もてなしの文化美術館 秋季企画展「財団設立25周年記念 角屋名品展」
9月14日(日)から12月15日(日) 10時から16時まで
角屋に伝わる鎌倉後期の写本『源氏物語』の「末摘花」、明月記断簡、後水尾院宸翰和歌、与謝蕪村筆「紅白梅図屏風」(重文)などが公開されます。
島原(嶋原)は公許の花街の一つで、歌舞音曲だけでなく和歌や俳諧などの文芸も盛んでした。
男性のみが遊ぶ「遊郭」ではなく、女性も自由に行き来できる「花街」として、高い教養の集まる町でした。
角屋は、唯一の揚屋(料理も作るお茶屋)建築の遺構です。
( 角屋もてなしの文化美術館 追加しました 2014年9月5日 )
( 北野天満宮 情報追加しました 2014年11月5日 )

2014年8月31日京都・特別拝観

Posted by 管理人めぶき