京都 秋の特別公開2022 (北区)

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京都市北区の2022年秋(10月から紅葉の公開終了まで)の、各社寺の秋の特別公開や特別拝観・イベントをまとめました。

各社寺の公式サイトと「【京都市公式】京都観光Navi」からの情報です。

11月の行事のうちお火焚きは「火焚祭を行なう社寺 京都」、新嘗祭は「新嘗祭に参列できる神社 京都・奈良」のほうでくわしく書いていますので、よろしければご覧ください。

この秋は多くの社寺で、感染予防対策を講じたうえで3年ぶりの開催や特別公開が行なわれています。

令和4年度 第58回京都非公開文化財特別公開

京都古文化保存協会が主催する秋の「京都非公開文化財特別公開」、今年も期間を分散して開催されます。
公開日は開催箇所によって異なるので、お参り前に京都古文化保存協会の公式サイトで確認してください。

上賀茂神社

とき: 10月8日(土)~12月4日(日) 9時~16時(受付終了)

本殿(国宝)、権殿(国宝)、神職によるご由緒の案内、高倉殿(重文)にて御社宝の展示があります。

国宝の本殿と権殿は、どちらも文久3年(1863)の造営です。
壁に狩野派により狛犬の絵「影狛」が描かれています。

交通

最寄り駅: 地下鉄 烏丸線 北山駅

梅辻家住宅

とき: 11月23日(水・祝)~30日(水) 9時~16時(受付終了)

梅辻家住宅(市指定文化財)、社家に伝わる文書などが公開されます。

梅辻家は、社家とよばれる代々上賀茂神社の神官を勤めた家系で、「賀茂七家」の一つです。
天保9年(1838)頃には現在の形になっていて、上賀茂の社家住宅の代表例です。

交通

最寄り駅: 地下鉄 烏丸線 北山駅

衣笠かいわいの各寺院の特別拝観

発表されている日程や内容が、急遽変更される可能性があります。
お参りの前に、再度公式サイトなどで確認してください。

眞如寺 秋季特別拝観「かしきりもみじ」

とき: 11月19日(日)~30日(水)

「かしきりもみじ」期間中のみ、客殿と書院と庭園を拝観することができます。

完全予約制です。
1日5組で、1組で1時間、眞如寺のもみじをかしきります。
拝観料は1組8000円、1組は最大10名までです。
(10名で1人800円の割り勘もよし、1人8000円で眞如寺と紅葉を独り占めもよし)

眞如寺公式サイト内の予約フォームから予約してください。

交通

最寄り駅: 嵐電 北野線 等持院駅

妙心寺塔頭 金臺寺 令和4年秋の特別拝観

とき: 11月1日(火)~6日(日) 9時~16時(受付終了)

今年も、妖怪になった法具たちがかわいい「法具変妖之図」(レプリカ)が展示公開されます。
白隠禅師直筆の唯一の彩色絵巻物です。

狩野永岳筆の本堂と客室の障壁画の拝観、朝課(10時~)・晩課(不定時)の参加もできます。

ご朱印の授与あり。

交通

最寄り駅: 嵐電 北野線 等持院駅

紫野かいわいの各社寺の特別拝観・行事

大徳寺 聚光院 国宝里帰り特別公開

とき: 9月3日(土)~2023年3月26日(日) 10時~16時(受付終了)
※拝観休止日: (法務の都合により増える可能性があります。)
9月7日、27日、28日
10月5~8日、14~16日、20日、21日、27日、28日
11月27~29日
12月9日、10日、22日、23日、29~31日
1月1~4日、27日、28日
2月2日、27日、28日
3月9日

千 利休の菩提寺である聚光院に、国立京都博物館に寄託されている狩野永徳とその父の松栄による本堂障壁画46面(すべて国宝)が、5年半ぶりに里帰りして公開されます。

また書院では千住 博画伯筆の障壁「滝」、茶室「閑隠席」・「枡床席」(どちらも重文)、名勝「百積の庭」も公開されます。

予約優先制です。
希望日の2ヶ月前から5日前までに、京都春秋の「拝観予約カレンダー」から予約してください。

ツアー形式で、毎時0分、20分、40分にグループで拝観を案内されます。(所要時間40分)
予約が満席の回も、5名までの当日枠が設けられます。
空き情報などが京都春秋の公式Twitterで発信されるので、ご確認ください。

問い合わせも京都春秋へ、メールか電話で。

交通

最寄り駅: 地下鉄 烏丸線 北大路駅

大徳寺 興臨院 秋の特別公開

情勢の変化により、内容が変更される可能性があります。
とき: 9月3日(土)~25日(日)、10月1日(土)~12月15日(木) 10時~16時30分(受付終了)
※ 拝観休止日: 9月23日(金・祝)、10月5日(水)~7日(金)

大永年間(1521-1528)に畠山義総が創建、のちに前田利家が修理をしてからは前田家の菩提寺になりました。
室町時代の禅宗寺院建築様式を残す本堂(重文)や表門(重文)、中根金作が復元した方丈庭園、茶室「涵虚亭」などが公開されます。

問い合わせは京都春秋へ。

交通

最寄り駅: 地下鉄 烏丸線 北大路駅

大徳寺塔頭 黄梅院 秋の特別公開

情勢の変化により、内容が変更される可能性があります。
とき: 10月1日(土)~12月11日(日) 10時~16時(受付終了)
※ 10月28日(金)は拝観休止

織田信長、豊臣秀吉、小早川隆景ら戦国武将に帰依され、毛利家の菩提寺として今に至ります。

千 利休作庭の直中庭、武野紹鴎好みの茶室昨夢軒があります。

雲谷等顔の障壁画(複製)も公開されます。

問い合わせは京都春秋へ。

交通

最寄り駅: 地下鉄 烏丸線 北大路駅

大徳寺塔頭 総見院 秋の特別公開

情勢の変化により、内容が変更される可能性があります。
とき: 10月9日(日)~11月30日(水) 10時~16時(受付終了)
※ 10月27日(木)~30日(土)、11月21日(月)・22日(火)は拝観休止
11月6日(日)は11時30分から拝観可能

豊臣秀吉が織田信長の追善供養をするために創建しました。
秀吉は「大徳寺大茶会」のおり、総見院の方丈に茶席を設けたとの記録があります。

織田信長公木像(重文)などが公開されます。

問い合わせは京都春秋へ。

交通

最寄り駅: 地下鉄 烏丸線 北大路駅

建勲神社 船岡大祭

とき: 10月19日(水) 11時~12時30分

ご祭神の織田信長公の功勲を後世に伝えるため、創建当初から斎行されています。

例年通りに仕舞「敦盛」「小鍛冶」、舞楽「陵王」の奉納、3年ぶりに火縄銃演武(雨天の際は中止)の奉納が予定されています。

交通

最寄り駅: 地下鉄 烏丸線 鞍馬口駅

上賀茂かいわいの各神社の行事

上賀茂神社 笠懸神事

とき: 10月16日(日) 13時~16時頃

「笠懸」とは、騎射三物という武士の馬上における弓術のうちの一つです。
騎射三物の一つの流鏑馬と同じく疾走する馬から鏑矢を的に射るものですが、流鏑馬よりも技術的に難度が高く実戦的です。
神社での奉納は、全国でも上賀茂神社だけで行なわれています。

限定ご朱印の授与があります。500円
2023年1月16日に斎行される予定の「武射神事」のご朱印と並べると、1枚の絵になります。

上賀茂神社 摂社 久我神社 秋祭・神幸祭

とき:
 11月1日(火) 秋祭 11時~
 11月3日(木・祝) 神幸祭 12時出発

境外摂社の久我神社(北区紫竹下竹殿町47)のお祭りです。

秋祭は秋の実りに感謝するお祭りで、上賀茂神社の神馬の「神山号」の牽馬の儀が行なわれます。

神幸祭は3基の神輿が久我神社を出発して、紫竹・大宮地域を巡行します。

上賀茂神社 摂社 大田神社 秋祭

とき: 11月10日(木) 10時~

境外摂社のカキツバタで有名な大田神社(北区上賀茂本山340)のお祭りです。

祭典ののち、夕刻までご祈祷が受け付けられます。
夕刻からは火焚祭が斎行されます。

日本最古の形を残す里神楽「大田神社巫女神楽」(別名 チャンポン神楽)が奉奏されます。

交通

最寄り駅: 地下鉄 烏丸線 北山駅