京都 大根焚き情報(2023年~2024年版) 【中止情報あり】

京都・仏閣

京都のお寺の行事を見ていると、目に入ってくるのが「大根焚き」の文字。

師走の頃の関西のニュース番組では、大きな鍋で炊いた大根とお揚げさん(薄い油揚げ)を参拝者に振る舞う光景が毎年流れます。

いわれやご利益はお寺によって違います。

大根はビタミンCが豊富で、低カロリー・低糖質で消化がよく、冬は甘みが増しています。

寒い時期に、身体を温めるのにちょうどよさそうです。

大根焚き・成道会法要 千本釈迦堂 大報恩寺

毎年、お釈迦さまが悟りを開いた日を慶讃する成道会に併せて行なわれます。
12月7日(木)、8日(金) 両日とも10時~16時

大報恩寺の第三世慈禅上人は成道会の法要のたびに、大根を切って切り口に梵字を書いたものを「悪魔除け」として参拝者に授与していました。

この大根をほかの大根と一緒に炊き上げて、参拝者に振る舞ったのがはじまりです。

もともと聖護院大根が用いられていましたが、参拝者の増加とお祓い済みの畑での聖護院大根の収穫量の減少により、いまでは丸い大根を用いているそうです。

大根焚き(供養料) 1000円。

鳴滝の大根(だいこ)焚き 了徳寺

令和5年は諸事情により中止になりました。

毎年12月9日・10日の報恩講の日に行なわれます。 9時~16時
法要と法話は11時から

当地を訪れた親鸞聖人を、村人が塩味の大根焚きでもてなしたところ、たいへん喜ばれたことが始まり。

聖人はススキの穂を束ねて筆を作り、お礼に「帰命尽十方無碍光如来」の十字の名号を記して残しました。

報恩講のお斎(とき)として出される精進料理が大根焚きです。

用いられる大根は、亀岡の篠地区でとれた青首大根です。

大根焚き(大根志納券)は1000円、かやくご飯と香の物付き(お斎券)は1600円。

釈尊成道会・大根だき 妙満寺

毎年、成道会に併せて行なわれます。
令和5年は12月3日(日) 12時~14時

今年1年の無事を感謝し、除厄招福と健康を祈願した大根だきが振る舞われます。

大根だきは3000円(大根だき・おこわ・絵馬付き)。
大根だきの確保の都合上、事前に予約が必要です。

納めの地蔵と大根焚き 鈴虫寺(華厳寺)

毎年、最後の地蔵菩薩の縁日(12月24日)のあたり。
令和5年の納めの地蔵は12月24日(日)、大根焚きは12月17日(日)に行なわれます。

生命を育む大地を象徴するお地蔵さまと、大地にしっかりと根を張って育った大根は古くから結びつきがあります。

梵字を書いて御祈祷された大根がふるまわれます。(9時30分~15時30分)
無料で、なくなり次第終了です。

納めの地蔵法要では、草鞋を履いていて願いを一つだけかなえてくれる幸福地蔵さまに感謝し、無病息災や恋愛成就などを祈願します。

あわせて、参拝者が奉納した千羽鶴と草鞋もお焚き上げして供養します。

無病息災・除災招福 大根炊き 蛸薬師堂

毎年12月31日 10時~

ゆく年の身心安逸・恵業無事に感謝し、きたる年の除災招福・善願成就を願う、大晦日の恒例行事です。

蛸薬師さまは、あらゆる病気の平癒や、厄難消除にご利益があるといわれます。

大根炊きは志納。

正午から年越し蕎麦の振る舞いもあります(有料)。

無病息災 大根焚き 法住寺

毎年1月15日の最寄りの日曜日
令和6年は1月14日(日) 9時~16時 なくなり次第終了

護摩法要は10時・正午・14時の3回行なわれます。
今年から牛王寶印の御加持が復活します。

このとき授与される牛王牘(ごおうふだ)は、各回50枚のみの配布です。

大根焚き 1000円(護摩木1本付き)
(大根焚きは紙容器入り・割り箸付きで供されます。その場で食べることも、持ち帰ることも可能です)

この日のみ、「大根健康守」(600円)が授与され、後白河法皇御尊像が特別開扉されます。

大根焚き限定ご朱印(500円 護摩木付き 書き置きのみ)もあります。
無くなり次第終了です。

幸せを呼ぶ 初午大根焚き 三千院

毎年2月の初午の日をはさんだ数日間
令和6年は2月10日(土)~13日(火) 9時~16時

三千院不動堂前広場にて、出世金色不動明王にお供えして特別祈祷した、地元大原で有機栽培された大根を炊いて振る舞われます。
無病息災・開運招福のご利益があります。

大根焚きは無料。拝観料(700円)が必要です。

厄落としの大根焚き 三寳寺

令和3年より大根焚きは中止です。

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Posted by 管理人めぶき