素麺、2023年は「安値」

奈良・行事と祭り

2月5日に、奈良特産の三輪そうめんの取引の卸値を神前占いで決める、大神神社の伝統神事「卜定祭」が行なわれました。

卜定祭はそうめん製造業者が参列し、まず業界の発展の祈願から始まります。

次に神職が「高値」「中値」「安値」と書かれた紙玉約20枚の中から、麻の束が引き寄せられた紙をご神意として選び出します。

その結果、2021年以来2年ぶりに「安値」が選ばれ、標準銘柄の「誉(ほまれ)」1箱(18キロ)の価格が1万1800円を基準にして決められることになりました。

2022年に相場の価格設定が改定されて「中値」を1万1900円とし、「高値」はそれより100円高く「安値」はそれより100円安く設定されました。
そのため、昨年の「高値」1万1000円よりも800円高い価格になりました。
この結果を尊重して卸値が決められるそうです。

今年は3年ぶりに三輪素麺掛唄保存会による素麺作りを振り付けにした「三輪素麺掛唄」と「三輪そうめん音頭」が奉納されました。

2月5日は「にゅうめんの日」です。
桜井市ではにゅうめんを提供する飲食店を集めた「三輪にゅうめんマップ」を配布しています。

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Posted by 管理人めぶき