まだまだ京都と一緒に進化が続く 京都手帖2020
すっかり老舗になった「京都手帖2020」。
でもまだまだ進化は続いています。
今年の最大の特徴は「軽い!」です。
本当に軽いです。書店で山積みになった「京都手帖2020」を手に取ったとたん、「かるっ!」と声に出そうになりました。
しかも「カバーポケットの素材を変えた」そうです。
たしかに、カバーもゴツゴツした感じがなく、柔らかくて触り心地がいいのです。
全体的に、本当にふにゃふにゃ。
軽い原因は、紙が薄くなったから。
もしかしたら真っ黒なペンで書いたら裏移りするかもしれません。
内容は、いつものようにお土産物、グルメスポットの情報。
近頃激増したゲストハウスの情報もあります。
そして美術館情報、お茶会情報。
なんと、桜の名所の社寺のご朱印! 社寺の情報が戻ってきました。ほかに寺院の庭園、除夜の鐘。
デイリー欄のフォントの色が真っ黒ではなくグレーになって読みやすくなっています。
個人的に毎年気にしている8月16日の記入スペースは、今年は1行増えたので去年より3ミリ減って1センチになりました。
紙が変わったからか、全体的にポップな色合いになったような気がします。
この4月の色合いとか……
色が変わったといえば、巻末の地図がモノトーンになりました。
地図の内容は2019年版と同じで、変わっていません。
桜の名所のピンクの桜マーク、紅葉の名所の濃いオレンジ色の紅葉マークが際だってわかりやすくなりました。
ただ、巻末の「京都便利帖」に載っている社寺名や文化施設名などは黒文字で書かれているけど、ホテルや目印になる施設名はグレーなので、グレーの道路と重なったら少し見づらいです。
主要市バス路線図は、循環系とか観光地を結ぶ路線がメインで2019年版と変わっていません。
こちらも紙が変わった影響か、少しクリーム色の紙に黄色や淡い若草色の文字はしんどいです。
「京都手帖2020」の次の大変更点。メモ帳が一気に増えました!
なんと全49ページ。しかも全部3ミリ方眼。これまでの横罫がなくなりました。
京都駅バス乗り場案内図では、市バスを最低限に利用して観光地に行く方法を伝授されています。
そりゃ、行列に並んでいるだけで、どれだけ時間と体力をロスしていることか。
このように、老舗だけどまだまだ進化を続ける「京都手帖2020」。
京都限定版は表紙のデザインが違うだけで、中身は全国版と同じです。
京都府下の書店で販売されています。
表紙カバーやマンスリーページなどのデザインをされた、木版画の竹笹堂さんのオンラインショップからも購入できます。