京都 春の特別公開2018(東山区)
2018年春(4月からゴールデンウィークまで)、東山区の社寺の特別展や特別公開です。
各社寺の公式サイトと「京都観光Navi」からの情報です。
京都古文化保存協会主催の「平成30年度 春期京都非公開文化財特別公開」、京都市観光協会主催の「春の特別公開 2018」の情報もあわせて掲載しています。
今熊野・月輪かいわい
最寄り駅は、京阪電車・京阪本線の東福寺駅、JR・奈良線の東福寺駅です。
京都春の東山三ヶ寺巡り
とき:3月14日(水)~5月6日(日)
東山の南側に位置する泉涌寺・東福寺・智積院の3ヶ寺を、専用のご朱印帳を持って巡拝できます。
美をみがく寺・泉涌寺: そのあまりの美しさから「玄宗皇帝が楊貴妃の菩提を弔うために造らせた」と噂された観音さまがいらっしゃいます。
福を招く寺・東福寺: 奈良の興福寺の福の文字を付け、京都有数の大伽藍を築き上げた「福徳」のお寺。
智慧を積む寺・智積院: 真言宗の教えを学ぶ場として、明治の廃仏毀釈で破壊されるまで大いに栄えたお寺です。
泉涌寺別院 雲龍院 春の特別拝観と夜間ライトアップ2018
とき:3月31日(土)~4月5日(木) 9時~20時30分(受付終了)
夜間ライトアップは日没後から20時30分(受付終了)までです。
昼夜入れ替えはありません。
雲龍院は南北朝時代の創建以来、皇室との関わりが深いお寺です。
江戸時代の後水尾天皇以降の、陵墓をお守りしています。
台所にお祀りされている、「走る大黒さま」。
草鞋を履き大きな袋を持ち、にらみつけるかのような形相をしてらっしゃいます。
泉涌寺塔頭 戒光寺 春の内陣特別参拝
とき:4月1日(日)~15日(日)
「花祭り週間」として、この期間のみ外陣からは大きくて光背のてっぺんまでは見られないお釈迦さまを、内陣からじっくり拝観することができます。
その大きなお釈迦さまは「丈六釈迦如来像」(通称 丈六さん)といい、全高10メートルもあります。
後水尾天皇の身代わりとなって傷を負われたとのいわれがあり、首から上の病気やのどの病気の快癒のご利益があるといわれます。
東福寺 春の特別公開
とき:4月27日(金)~5月6日(日)
寺内2カ所で特別公開が行なわれます。
期間中、5月3日・4日に福岡蕎麦の出店、5月4日~6日に静岡茶の販売、4月29日~5月6日まで京焼きサミット(陶器市)が行なわれます。
京都古文化保存協会 春期京都非公開文化財特別公開
公開時間:9時~16時
龍吟庵が10年ぶりに公開されます。
日本で現存する最古の方丈(国宝)、無関普門(大明国師)坐像(重文)、表門(重文)、重森未玲作庭の枯山水庭園など。
京都市観光協会 春の特別公開
公開時間:10時~16時
昭和9年に再建された法堂にて、運慶作と伝わる多聞天像(鎌倉時代)がとくに見所です。
法堂の天井画は、堂本印象が17日間で描きあげたという「蒼龍図」です。
光明宝殿では、運慶作と伝わる金剛力士像(鎌倉時代 重文)、定朝様の阿弥陀如来坐像(平安時代 重文)ほか重要文化財の仏像が一挙公開されます。
東山七条かいわい
最寄り駅は、京阪電車・京阪本線の七条駅です。
法住寺 春の大祭(本堂落慶記念日)
とき:4月28日(土) 10時~ 14時~ の2回
護摩供・法要のあと、内々陣に入ってお不動さまを特別拝観して、結縁することができます。
護摩木(1本200円)と、お供え(志納金)を用意してください。
お不動さまは「身代わり不動明王像」といって厄除け・方除けの霊験あらたかで、法住寺合戦のときに後白河法皇の身代わりとなったといわれます。
東山五条かいわい
最寄り駅は、京阪電車・京阪本線の清水五条駅です。
地主神社 えんむすび祈願 さくら祭り
とき:4月8日(日) 10時~
境内の地主桜は、1本の木に一重と八重が同時に咲く珍しい品種です。
嵯峨天皇があまりの美しさに3度御車を引き返したことから「御車返しの桜」と呼ばれます。
白川女による桜の献花と、謡曲『田村』『熊野』の奉納、俳句の朗詠などが行なわれます。
清水寺 春の夜間特別拝観
とき:3月30日(金)~4月8日(日) 18時~21時(受付終了)
清水寺からまっすぐに、観音さまの慈悲を表わす青い光を放ちます。
あわせて、境内がライトアップされます。
六道珍皇寺 春期特別拝観
とき:4月28日(土)~5月6日(日) 9時~16時
上村松園の「多から舩」、堂本印象の「鷲図」が特別公開されます。
あわせて、薬師如来像、閻魔大王像、冥途通いの井戸、黄泉がえりの井戸も拝観できます。
春期特別拝観のご朱印あり。
円山公園かいわい
最寄り駅は、京阪電車・京阪本線の祇園四条駅と三条駅、地下鉄東西線の三条京阪駅と東山駅です。
長楽寺 春季特別展 建礼門院御遺宝特別展観
とき:4月1日(日)~5月10日(木) 9時~17時
長楽寺に伝わる建礼門院の遺宝が公開されます。
5月3日・4日に「筑前琵琶でかなでる平家物語」が行なわれます。
知恩院 京都非公開文化財特別公開
とき:4月27日(金)~5月6日(日) 9時~16時
京都古文化保存協会による催事です。
大方丈・小方丈(重要文化財)、方丈庭園(京都市指定名勝)が公開されます。
大方丈は二条城と同じ形式の書院造で、狩野一派による金箔・彩色の豪華な障壁画で飾られています。
小方丈は大方丈と対照的に、部屋数も少なく落ち着いたたたずまいです。
方丈庭園は僧玉淵作庭とされる地泉回遊式庭園です。
青蓮院 春季ライトアップ
とき:前期3月30日(金)~4月8日(日) 18時~21時30分(受付終了)
後期4月27日(金)~5月6日(日) 時間は同じ
前期は相阿弥作と伝わる、青葉の池泉回遊式庭園がライトに映えます。
後期には、小堀遠州作と伝わる霧島の庭の、キリシマツツジが咲き誇ります。
高台寺・圓徳院 春の特別拝観
とき:3月9日(金)~5月6日(日) 9時~21時30分(受付終了)
ライトアップは日没から
春の特別拝観では、「バロン吉元/寺田克也 バッテラ展」と題して、北書院に両氏の作品や襖絵が展示されます。
方丈には、両氏が北書院で公開制作した、襖絵が展示されます。
夜間特別拝観のプロジェクションマッピングのテーマは、「平和」。
波心庭では、高台寺所蔵の「聖母子像に花鳥文様刺繍壁掛」のマリアさまをモチーフにして、宇宙のスケールで平和が表現されます。
高台寺庭園(史跡名勝)では、幽玄な光で豊臣秀吉公や北政所ねねさまの思いを、浮かび上がらせます。
竹林道の男坂が完成し、特別拝観期間中の昼夜ともに通ることができます。
波心庭の高台寺桜が見頃の期間中、昼のみ唐門廊下に降りて見られます。
4月8日(日)まで
高台寺塔頭 圓徳院 光の糸が紡ぐほとけさま展
とき:3月9日(金)~5月6日(日) 10時~21時30分(受付終了)
ライトアップは日没から
(株)フィルノットが10年掛けて、光ファイバーをマクラメ技法で結んで作り上げた諸仏が公開されます。
大日如来、普賢菩薩、風神雷神、飛天、琵琶の踊り子など。
また、「禅寺体験ことはじめ」がこの春も実施されます。
住職の法話を聞く、坐禅、お茶、縫仏鑑賞、写仏、写経など。
予約は不要ですが、混雑時は待ち時間が生じることもあります。
祇園かいわい
最寄り駅は、京阪電車・京阪本線の祇園四条駅、阪急電鉄・京都線の河原町駅です。
建仁寺塔頭 正伝永源院 春の庭園特別公開 寺宝展
とき:4月10日(火)~5月6日(日) 10時~16時30分(受付終了)
織田有楽斎が建てた国宝の茶室「如庵」の復元や、ツツジの美しい地泉回遊式庭園、元首相の細川護煕氏の襖絵が公開されます。