雪のいと高う降りたるを (訳)

枕草子・訳と感想

『枕草子』の日記的章段の中で「頭の弁の 職にまゐり給ひて」と並んで有名な話です。
雪の日と言えば、この話ですね。
角川文庫版『枕草子―付現代語訳 (下巻)』の第284段です。


雪がたいへん高く降り積もっているのに、いつもと違って御格子をお下ろしして角火鉢に火をおこしてしまって、話などをしてお集まり申し上げているときに、
「ねえ、少納言。香炉峰の雪はどうかしら」
と仰せになるので、御格子を上げさせて、御簾を高くかかげていると、お笑いあそばした。

女房たちも、
「そのようなことはわかっていて、たとえば歌とかにでも歌うけれども、考えつきもしなかったのにあなたときたら。
なんといっても、この宮の女房にとっては、そうであるべきなようですね」と言う。

Posted by 管理人めぶき