奈良 春の特別公開2017 (奈良県)

奈良・特別拝観,奈良・行事と祭り

2017年、奈良県の春の特別展や特別公開です。
各社寺の公式サイトと「あをによし なら旅ネット」からの情報です。

西国三十三所札所会主催の「西国三十三所草創1300年 特別拝観」も合わせて掲載しています。

西国三十三所草創1300年 特別拝観

西国三十三所観音霊場は、養老2(718)年に徳道上人が開創してから、平成30(2018)年に1300年を迎えます。
これを記念して、2016年から2020年まで5年間にわたり各札所で非公開のお堂や秘仏、寺宝などを公開しています。

第六番札所 南法華寺(壷阪寺) 大雛曼荼羅公開
3月1日(水)から31日(金)まで 10時から16時
壷阪の山で修行していた元興寺の僧の弁基上人が、当地で感得した観音菩薩を刻んで祀ったのがはじまりです。
ご本尊の十一面千手観音は眼病に霊験あらたかといわれ、信仰を集めています。
大雛曼荼羅公開は、「高取土佐町並み 町屋の雛まつり」の協賛開催です。
大講堂で、仏さまとおひなさまが一緒にひな壇に飾られます。
第六番札所 南法華寺(壷阪寺) 多宝塔開扉 秘仏大日如来像(平安時代)御開帳
4月1日(土)から6月18日(日)まで
多宝塔は、平成15年に壷阪寺開創1300年を迎えるに当たって、建立されました。
第七番札所 岡寺 三重塔壁画・扉絵特別開帳
4月1日(土)から5月7日(日)のうち土・日・祝日のみ
三重宝塔は室町時代に大風によって倒壊後、昭和61年にようやく再建、平成13年に壁画・扉絵・琴の荘厳が完成しました。
毎年、10月の開山忌の1日のみ、公開されています。
第八番札所 長谷寺 春季 本尊大観音尊像特別拝観
3月18日(土)から6月30日(金) 9時から16時30分まで
道明上人が、天武天皇の銅板法華説相図(千仏多宝仏塔)を泊瀬の西の岡に安置したことからはじまります。
西国三十三所観音霊場の開祖である徳道上人が、聖武天皇の勅により、ご本尊の十一面観音像を安置しました。
ふだん入ることのできない本堂(国宝)の内陣に入って、高さ10mを超える大きな観音さまにお参りすることができます。

生駒市

宝山寺 獅子閣特別公開
5月1日(月)から7日(日) 9時から15時30分まで
獅子閣(重文)は明治17年に落慶された、洋風建築です。

大和郡山市

松尾寺 舎人親王像公開
4月1日(土)から11月30日(木) 9時から16時まで
日本書紀を編纂した舎人親王の木像が公開されます。

桜井市

安倍文殊院 金閣浮御堂 春の寺宝展
3月1日(水)から5月31日(水) 9時から17時まで
厄除け七まいりのあと、安倍仲麻呂公像と安倍晴明公像が祀られている金閣浮御堂の内陣に参拝できます。
安倍文殊院 秘仏十二天特別御開帳
4月29日(土・祝)から5月5日(金・祝) 9時から17時まで 金閣浮御堂にて
方位を司る十二天の描かれた掛軸(秘仏)と開運弁財天、方位災難除けの九曜星の祀られた内陣に参拝することができます。
大神神社・狭井神社 鎮花祭(薬まつり)
4月18日(火) 10時30分から
「大宝律令」に国家の行事として行なうよう定められています。
春の花びらが散る時期に蔓延する疫病を鎮めます。
祭典には製薬業者や医療関係者が多く参列するので、「薬まつり」とも呼ばれます。
談山神社 花とみどりのまつり・春の社宝特別公開
4月1日(土)から5月31日(水) 8時30分から17時まで
社宝殿にて有王有光、和州住正長、藤嶋友重、大和則長、大和国住貞光などの刀剣(大和物)が公開されます。
談山神社 春のけまり祭
4月29日(土・祝) 11時から 蹴鞠の庭
祭神の藤原鎌足公が、中大兄皇子と蹴鞠会で初めて出会ったことにちなんで行なわれます。
蹴鞠は、6名から8名で1グループを組み、鞠が地に着かないよう取りやすくパスをします。
時間に制限はありませんが、10分から15分で区切りをつけるそうです。
長谷寺 春季特別寺宝展
3月18日(土)から6月30日(金) 9時から16時30分まで
寺宝展では、銅造十一面観世音菩薩立像(重文)、地蔵菩薩立像(重文)などが公開されます。
あわせて4月15日(日)から5月8日(月)まで、境内一円でぼたん祭りが行なわれます。
法起院 長谷庚申 秘仏青面金剛像御開帳
4月1日(土)から5日(水) 8時30分から17時まで
青面金剛像を祀る庚申堂が開扉されます。
病魔退散、健康長寿のご利益があるといわれます。

橿原市

おふさ観音 春季大祭 秘仏本尊十一面観音像特別開帳
4月17日(月)、18日(火) 9時から16時まで
観音さまの縁日の法要に、秘仏の十一面観音像が公開されます。
ふだんお参りできるのは御前立です。
橿原神宮 神武天皇祭
4月2日(日)10時から 御鎮座記念祭
3日(月)10時から 神武天皇祭
13時から 国栖奏奉納
4月3日に、主祭神の神武天皇が崩御したことにちなんでの大祭です。
お祭りの奉賛や参列は、橿原神宮庁奉賛部にお問い合わせ下さい。
7日(金)から9日(日)まで、神宮周辺で橿原市のイベント「平成29年 春の神武祭」が行なわれます。

五條市

榮山寺 本尊薬師如来坐像特別開扉
4月25日(火)から5月21日(日)
木造漆箔の薬師如来像が拝観できます。
榮山寺の八角円堂(国宝)は、法隆寺の夢殿と並ぶ天平建築の貴重な遺構です。
金剛寺 ぼたん祭
4月20日(木)から5月20日(土)まで
牡丹園に、100種1000株が花を付けます。

葛城市

當麻寺奥院 練供養
5月14日(日) 16時から17時過ぎまで
當麻曼陀羅を織り上げたのち、極楽浄土へ往生した中将姫の命日に行なわれます。
二十五菩薩を従えた観音・勢至・地蔵菩薩が、中将姫を来迎するさまが演じられます。
當麻寺奥院 御影堂 特別拝観
4月22日(土)から5月7日(日) 16時から17時過ぎまで
當麻寺中之坊 春季特別展『中将姫展』
4月1日(土)から5月20日(土) 9時から17時まで
中将姫の真筆と伝わる『称讃浄土経』、日本最古の女性肖像画とされる『中将姫廿九才像』(鎌倉時代・奈良県有形文化財)など、中将姫ゆかりの品が展示されます。
石光寺 日本最古の石仏(白鳳弥勒仏)開帳
4月20日(木)から5月20日(土)
石光寺境内から出土した、日本に弥勒信仰が伝わって間もない頃の作とされる弥勒仏が公開されます。
4月15日(土)から5月20日(土)まで、ぼたんしゃくやく祭りが行なわれます。

宇陀市

室生寺 金堂諸仏 国宝 釈迦如来像・十一面観音像 特別拝観
3月11日(土)から4月16日(日) 9時から16時まで
金堂の中尊の釈迦如来立像(国宝)、十一面観音像(国宝)、十二神像(重文)など室生寺を代表する有名な仏さま方にお会いできます。

御所市

高鴨神社 日本さくら草の展示
見頃は4月下旬から5月5日頃
日本さくら草は、日本固有の古典園芸植物です。
江戸時代に愛好家に栽培され品種改良が進みましたが、外来種に追われて減少、自生地を保護する運動が行なわれています。
5月5日(金・祝)の「献花祭」では、日本さくら草を神前に供えて、雅楽や舞楽の奉納などが行なわれます。

高取町

壺阪寺 やまぶきまつり
4月1日(土)から5月10日(水)
境内には桜のほかに、やまぶきやツツジが咲き誇ります。

斑鳩町

法隆寺 夢殿本尊開扉法要
4月11日(火)から5月18日(木)
八角形の夢殿(国宝)の中央に、秘仏の救世観音像(飛鳥時代)が安置されています。
法隆寺 秘宝展
3月20日(日・祝)から5月31日(水) 9時から16時(受付終了)
夢違観音像、玉虫厨子など有名な寺宝が公開されます。
法輪寺 妙見会式
4月15日(土)
妙見菩薩の縁日の法要のときのみ、秘仏の妙見菩薩像(平安時代)が拝観できます。
ふだん講堂でお参りできるのは、江戸時代に作られた御前立です。

平群町

信貴山 成福院 七福融通まつり
4月29日(土・祝)
12時から 宝来そば無料接待 (先着100名)
14時から 融通行列
14時30分から 融通祈願祭
成福院の融通殿に安置されている、「如意融通宝生尊(如意融通尊・融通さま)」のお祭りです。
融通さまは、七福(金運・勝運・智慧・愛嬌・良縁・子宝・長命)の融通をつけて下さいます。

平群町

龍田大社 瀧祭・放魚祭
4月3日(月) 10時30分から瀧祭
大和川で鯉を捕り、岩瀬の杜の水神さまにお供えします。
4日(火) 15時30分から放魚祭
祭典の無事を水神さまに奉告し、鯉を放します。
4日の例大祭(拝観不可)に伴う行事です。

吉野町

金峯山寺 国宝仁王門大修理勧進 日本最大蔵王堂秘仏本尊 特別ご開帳
4月1日(土)から5月7日(日) 8時30分から16時(受付終了)
蔵王堂が金峯山寺の本堂です。
金剛蔵王大権現は3体からなり、中尊は過去世にて衆生を救済する釈迦如来、右尊は現在世にて衆生を救済する千手観音、左尊は未来世にて衆生を救済する弥勒菩薩が仮に現われた姿です。
櫻本坊 釈迦如来坐像 特別ご開帳
4月7日(金)から17日(月) 8時30分から16時30分まで
釈迦如来坐像は天武天皇の念持仏で、吉野山内でもっとも古い仏像です。
宝聚堂(宝物殿)も公開されます。
如意輪寺 ご本尊様(如意輪観世音菩薩)特別御開帳
4月7日(金)から9日(日) 9時から16時まで
如意輪寺は、平安時代の初期に日蔵道賢上人によって開かれ、後醍醐天皇の行宮と定められて勅願寺になりました。
如意輪寺 後醍醐天皇御霊殿特別公開
4月7日(金)から16日(日)、4月29日(土・祝)から5月7日(日) 9時から16時まで
後醍醐天皇御霊殿が公開され、天皇自作の木像に拝観できます。

天川村

天河神社 春季大祭
4月14日(金)
11時から 神事
12時 直会
13時から 春の神事能
五穀豊穣と、生業の発展を祈願するお祭りです。

明日香村

岡寺 石楠花まつり
4月10日(月)から5月7日(日)
境内に約3000本のしゃくなげが植えられていて、とくに奥の院へはしゃくなげの花に包まれてお参りすることになります。
橘寺 聖倉殿(収蔵庫)春の特別公開
4月8日(土)から5月7日(日) 9時から16時30分まで
伝日羅立像(重文)や、地蔵菩薩立像(重文)などの寺宝が公開されます。
聖徳太子誕生の地とされます。
( 宝山寺、長谷寺、石光寺、金剛寺、壺阪寺、岡寺 情報追加しました 2017年4月7日 )

2017年3月7日奈良・特別拝観,奈良・行事と祭り

Posted by 管理人めぶき