京都 秋の特別公開2016(南区・伏見区・山科区)
南区・伏見区・山科区の2016年秋の各社寺の特別展や特別公開をまとめました。
目次
平成28年 京都浄土宗寺院特別大公開
南区
- 念佛寺
- 10月8日(土) 13時から15時まで
- 本尊阿弥陀如来像公開
- 京都市南区東九条柳下町62
伏見区
- 清凉院
- 10月9日(日)から16日(日) 10時から16時まで
- 弁栄上人直筆の手紙を初公開。
- 徳川家康が側室のお亀の方を住まわせた伏見城の御殿を、寺に改めたのがはじまりです。
- ここで生まれたのが徳川義直(尾張徳川家の始祖)で、幼名の五郎太丸はこの辺りの地名になっています。
- 拝観料500円にはお茶とお菓子が付いています。
「寺カフェ」でまったりして行って下さい。 - 京都市伏見区深草大亀谷五郎太町31
- 勝念寺
- 10月8日(土)から9日(日) 10時から15時まで
- 平清盛ゆかりの閻魔法王自作霊像、チベット仏教の緑ターラー像など
- 織田信長が帰依した貞安上人が、豊臣秀吉の城下町である伏見に布教のため開創しました。
- 閻魔法王自作霊像は、清荒神清澄寺の慈心坊尊恵が平清盛に献上したものです。
これを手に入れた織田信長が、清盛追善法要を行なう貞安上人に授けました。 - 金銅多羅観音菩薩坐像も織田信長が貞安上人に授けたものですが、のちにチベット仏教で信仰されている緑ターラー菩薩(多羅観音菩薩)であることがわかりました。
- 大蓮寺
- 10月7日(金) 10時から12時まで
- 本尊の五劫思惟阿弥陀仏(秘仏)、脇仏の南天(難転)地蔵菩薩の公開
- 東大寺を復興させた俊乗房重源上人が、五劫思惟阿弥陀仏を夢のお告げにより伏見に安置したことからはじまります。
- 加藤肥後守清正の下屋敷を譲り受け本堂として再建され、鳥羽伏見の戦の兵火を免れて現在に至ります。
- 京都市伏見区北浜町592
- 西岸寺
- 10月7日(金) 13時から15時まで
- お寺の縁起と法話があります。
- 13時・13時30分・14時・14時30分からの計4回で、各回とも約25分間。
- 南北朝時代に創建されました。
- 地蔵堂の油懸地蔵には、油をかけて祈願すれば願いがかなうとの信仰があります。
- 現在の地蔵堂は、鳥羽伏見の戦で類焼したため、昭和に入ってから再建されたものです。
- 西運寺
- 10月12日(水)から13日(木) 13時~17時(要 事前電話確認)
- 指月城(伏見城の前身)遺構の資料、狸の人形等のコレクションの公開
- 幕末の頃、住職が裏山の指月の森に住んでいた狸を手なづけました。
俳人・歌人・画家らが狸を見に訪れ、京焼の名工が狸の置物を寄進したことから、「狸寺」と呼ばれるようになりました。 - 所在地: 京都市伏見区桃山町泰長老108
- 075-611-2844
- 長圓寺
- 10月1日(土)から16日(日) 10時から17時まで
- 鳥羽伏見の戦の中の淀の戦のさい、長円寺に負傷者・戦死者が運び込まれ、幕府軍の野戦病院が置かれました。
- のちに土方歳三は榎本武揚にこの話をし、明治40年に「榎本武揚筆 戊辰役東軍戦死者之碑」が建立されました。
- 観音堂の足立観音には足腰治癒・健康祈願のご利益があります。
- 閻魔堂にて「刀剣朱印(限定)」が授与されます。
また10月2日(日)のみ、「閻魔王朱印」授与。
第52回京都非公開文化財特別公開
- 東寺 灌頂院
- 10月28日(金)から11月7日(月) 9時から16時まで
- 灌頂院は、密教の教義上重要な道場として建立されました。
- 真言八祖像が公開されます。
- 東寺 講堂・五重塔
- 10月28日(金)から11月7日(月) 9時から16時まで
- 講堂内部の立体曼荼羅を、周回して全方角から拝観できます。
- 立体曼荼羅は密教の教えを視覚的に表現するため、21体の諸仏が安置されています。
- あわせて五重塔の初層内陣も公開。
南区の寺院の特別公開
- 東寺 2016秋季特別公開
- 9月20日(火)から11月25日(金) 9時から16時30分(受付終了)
- 東寺宝物館 東寺の明王像「怒りと祈りの仏」
- 東寺の明王像は、「五大尊像 軍荼利明王像」(国宝)と「五大尊像 大威徳明王像」(国宝)と、弘法大師空海の念持仏とされる不動明王像(国宝)が有名です。
- 今回は、東寺の寺宝の中から明王に関する宝物と、御影堂の修理工事のため宝物館に移された不動明王像が公開されます。
- 東寺 国宝五重塔 初層の特別拝観
- 10月28日(金)から12月4日(日) 9時から16時30分(受付終了)
- 東寺 講堂「曼荼羅世界に入る」
- 10月28日(金)から12月4日(日) 9時から16時30分(受付終了)
- 東寺 灌頂院 師資相承の密教儀式を執り行う道場公開
- 10月28日(金)から11月25日(金) 9時から16時30分(受付終了)
- 非公開文化財特別公開期間終了後も引き続き公開されます。
- 東寺 「紅葉ライトアップと夜間特別公開」
- 10月28日(金)から12月4日(日) 18時30分から21時(受付終了)
山科区の寺院の特別公開・夜間の公開
- 隨心院 小町まつり
- 11月中旬(予定) ライトアップあり
- 小野小町のゆかりの門跡寺院です。
伏見区の社寺の行事
- 城南宮 曲水の宴
- 11月3日(木・祝) 14時から
- 平安貴族の装束をまとった男女の歌人が庭の川沿いに座り、盃が流れてくるまでに短冊に歌を書いて、盃を取ってお神酒をいただく行事です。
- 雨天の場合は、神楽殿で白拍子の舞と和歌の披講が行なわれます。
- 城南宮 平成28年特別呈茶席 「もみじのお茶席」
- 11月25日(金)から12月11日(日)
- 「平安の庭」「室町の庭」「桃山の庭」の3つの庭で紅葉を見ながら、お抹茶をいただきます(300円 神苑拝観料は別途)。
- この期間中、茶席「楽水軒」での呈茶はありません。
- 醍醐寺霊宝館秋期特別展「見出された障壁画 ―初公開・杉戸絵―」
- 10月15日(土)から12月10日(土)まで
- 三宝院宸殿の障壁画である、狩野敦信、山本探川、山口素岳らの杉戸絵が初公開されます。
(城南宮 情報追加しました 2016年10月15日)
(醍醐寺 追加しました 2016年10月27日)
(醍醐寺 追加しました 2016年10月27日)