京都 秋の特別公開2017(左京区)

京都・特別拝観,京都・行事と祭り

左京区の2017年秋の各社寺の特別展や特別公開をまとめました。

各社寺・運営団体の公式サイト、「きょうと情報版」からの情報です。

京都春秋の寺院特別公開

本山修験宗総本山 聖護院 特別公開
9月16日(土)~12月10日(日) 10時~16時(受付終了)
ただし10月13日から15日、11月28日は拝観休止です。
通常非公開のお寺です。
本堂とご本尊不動明王像(重文)、書院(重文)、大玄関、宸殿が拝観できます。
昨年、「伝 狩野探幽筆」とされていた「釈迦三尊像」が狩野探幽の真筆であることが判明しました。
今回初公開されます。
寂光院 秋の特別拝観
10月28日(土)~11月5日(日) 9時~17時
通常公開されているお寺です。
特別公開では、旧本尊地蔵菩薩立像(重文)に拝観できます。
本堂の火災によって焼かれてしまいましたが、胎内仏を無事守られ、今は収蔵庫にいらっしゃいます。
建礼門院徳子が高倉天皇と安徳天皇、平家一門の菩提を弔って暮らした、平家物語の舞台です。

第53回京都非公開文化財特別公開

下鴨神社
11月1日(水)~12日(日) 9時~16時
東西本殿(国宝)、三井神社(重文)、大炊殿(重文)、神服殿(重文)
本殿は東西の2殿からなり、東殿には縁結び・安産・育児の神さまの玉依媛命、西本殿には国家安泰・厄除け・交通安全の賀茂建角身命がお祀りされています。
法然院
11月1日(水)~7日(火) 9時~16時
本堂、ご本尊阿弥陀如来坐像、狩野孝信筆襖絵(重文)、堂本印象筆新襖絵、庭園など
毎年、春と秋のみ伽藍内が公開されます。
法然上人が、弟子の安楽・住蓮とともに念仏修業をしていた草庵がはじめです。
方丈は後西天皇の皇女の御殿を移築したもので、狩野光信筆の襖絵(重文)と堂本印象筆の襖絵があります。
随時、住職の法話も行なわれます。

京都市観光協会 秋の特別公開

金戒光明寺 -紅葉の庭園と市内一望の山門 特別公開-
11月10日(金)~12月3日(日) 9時~16時(受付終了)
御影堂、大方丈、庭園、山門
白砂と杉苔の枯山水庭園「紫雲の庭」と、紅葉に染まる池泉回遊式庭園が公開されます。
大政奉還150周年に因み、会津藩主松平容保の遺墨、会津藩士の鎧兜なども特別公開されます。
文久2(1862)年金戒光明寺に京都守護職が置かれ、松平容保が任じられました。
またここで、「新選組」と名乗る前の近藤勇や芹沢鴨らが松平容保への拝謁をかなえられました。
(今秋は夜間拝観・ライトアップは行なわれません)
霊鑑寺 -歴代皇女が入寺された尼門寺院 「谷御所」の紅葉-
11月18日(土)~12月3日(日) 10時~16時(受付終了)
池泉回遊式庭園に、樹齢350年のタカオカエデが色づきます。
書院は後西天皇の院御所を移築したもので、本堂は徳川家斉の寄進により建立されました。
和中庵 -和洋折衷の建築美と初公開の紅葉の庭園-
11月24日(金)~12月3日(日) 10時~16時(受付終了)
ノートルダム女学院中学高等学校内にあります。
近江商人・藤井彦四郎(スキー毛糸の倉敷紡績の創業者)の邸宅として、自らが設計して昭和初期に建てられました。
戦後、ノートルダム教育修道女会に売却されて修道院として使用されました。
平成20(2008)年、ノートルダム女学院中学高等学校に移管され、改修工事を終えられました。
紅葉の色づく広大な庭園には、東山から小川が流れています。
旧三井家下鴨別邸(主屋2階) -近代京都の名建築 豪商・旧三井家の別邸-
11月16日(木)~12月5日(火) 9時~16時30分(受付終了)
旧三井家の別邸(重文)は、通常は玄関棟と主屋1階・庭園が公開されていますが、この秋は主屋2階も特別公開されます。

平成29年 京都浄土宗 寺院特別大公開

心光寺
10月11日(水)~12日(木) 10時~15時
もとは安倍晴明が鴨川の治水のために建立した法城寺。
江戸時代初めに現在地に移転しました。
檀王法林寺
10月11日(水)~12日(木) 10時~15時
本堂の拝観、寺宝の公開。
法話(30分間)が11時~ 14時~ の1日2回あり。
秘仏としてお祀りされている主夜神尊のお使いが黒猫とされるため、黒い招き猫のお守りがあります。
三縁寺
10月4日(水) 14時~16時
池田屋事件で襲撃された勤王志士の墓があります。

左京区の各社寺の特別公開

岡崎公園かいわい

永観堂 平成29年度「秋の寺宝展」・ライトアップ
11月7日(火)~12月6日(水) 昼夜入れ替えあり
寺宝展: 9時~16時(17時閉門)
ライトアップ: 17時30分~20時30分(21時閉門)
二十五菩薩来迎図絵扉(重文)、阿弥陀二十五菩薩来迎図(重文)、千手観音・二十八部衆像、両界曼荼羅図、往生講私記などが公開されます。
ライトアップ中の土・日・祝日の18時・19時・20時の3回、雅楽が演奏されます。
弘法大師の弟子の真紹が「禅林寺」を創建、三論宗の永観がここで念仏修業をしたため、「永観堂」と称されるようになりました。
銀閣寺 秋の特別拝観 -東山文化の原点 国宝東求堂-
10月7日(土)~11月30日(木)
文化財の保護のため、拝観は10時・11時・12時・13時30分・14時30分・15時30分の6回、先着順に各回20人ずつ案内されます。
本堂・国宝東求堂・弄清亭が公開されます。
庭園は通常通り拝観できます。
平安神宮 時代祭
10月22日(日) 雨天順延
今年は台風21号が近畿地方に接近することが見込まれるため、順延にはせず、中止になりました。
平安神宮創建と、平安遷都1100年祭を奉祝する行事としてはじまりました。
時代祭行列は12時に京都御所を出発、12時50分頃烏丸御池通過、14時30分頃平安神宮に到着します。

百万遍かいわい

京都古書研究会40周年記念 第41回秋の古本まつり
11月1日(水)~5日(日) 10時から17時まで
会場:百万遍知恩寺境内
初日は9時15分から古本供養法要があります。
京都古書研究会加盟店が出店します。
40周年特別イベントや全集・大型本コーナーがあります。
1回のお買い上げ2000円で、ナカガワ暢オリジナルデザインのクリアファイルプレゼント(限定3000枚)

一乗寺かいわい

赤山禅院 ぜんそく封じ へちま加持
10月4日(水) へちま加持は9時~15時
加持によってぜんそくや気管支炎を封じ込まれたへちまを持ち帰り、自宅で祈願します。
赤山禅院 珠数供養
11月23日(木・祝) 10時~15時頃
加持・祈祷と珠数のお焚き上げが行なわれます。
15日(水)~30日(木)の紅葉の見頃の期間に、お茶所が設けられます。
狸谷山不動院 秋まつり・おつながり参拝
11月3日(金・祝) 10時から
境内で不動院の山伏が柴灯護摩大祈祷を行ないます。
一連の作法の最後に、参拝者がお不動さまの右の宝剣に結ばれた白布に触れて、結縁します。
10時から「力だんご」の無料接待あり。先着1000名、なくなり次第終了
おつながりの参拝者には「おつながり布まもり」(500円)を授与。
狸谷山不動院 秋の特別洞窟内陣参拝
11月3日(金・祝)~12月10日(日) 9時~16時
本尊の不動明王が安置されている石窟の中へ入って、お参りすることができます。
享保3(1718)年に、狸谷山不動院の開基の木食正禅養阿上人によって安置され、今年で300年になります。
曼殊院門跡 夜間拝観
11月1日(水)~30日(木) 日没~19時30分(受付終了)
小堀遠州好みの枯山水庭園で、厳かな秋の夜の「気」を体感して下さい。

百万遍かいわい

赦免地踊
10月8日(日) 20時~22時頃(雨天中止)
少年が切り子型灯籠をかぶって踊ります。
老中秋元但馬守喬知は比叡山と八瀬との境界争いを村民の側に立って解決した人で、その遺徳を偲び報恩するお祭りです。
秋元神社は八瀬天満宮の境内にあります。

大原かいわい

勝林院・宝泉院 秋の夜灯り2016ライトアップ
11月4日(土)~12月3日(日) 17時45分~20時40分(受付終了)
今年も隣接する2か寺合同で開催されます。
勝林院の優美な本堂が浮かび上がり、宝泉院の客殿にはお香が焚かれて水琴窟の音色が響きます。
4日(土)、11日(土)には特別ライブパフォーマンスが開催されます。
来迎院 宝物展
11月1日(水)~30日(木) 9時~17時
良忍上人の掛軸などが公開されます。
延暦寺の別院で、天台声明の根本道場として栄えました。

鞍馬・貴船かいわい

由岐神社 鞍馬の火祭
10月22日(日)
9時 お神輿のお渡り
18時 「神事にまいらっしゃれ」の合図で篝に点火、若者が大小の松明を担いで町内を練り歩き、お神輿が巡行します。
翌23日 還幸祭
由岐神社の例祭で、京都3大奇祭のひとつです。
お神輿の綱を引いた女性は安産になると伝わります。
当日は15時から、貴船口より先は車両禁止になり、叡山電車はかなり混雑します。
貴船もみじ灯篭
11月3日(金・祝)~26日(日) 日没から20時30分頃まで
叡山電車 市原~二ノ瀬駅間の「もみじのトンネル」と、貴船神社へ続く貴船旅館温泉街の道をライトアップします。
ほか、イベントも予定されています。
金戒光明寺、宝泉院 情報追加しました 2017年10月30日
赤山禅院 情報追加しました 2017年11月5日

2017年9月27日京都・特別拝観,京都・行事と祭り

Posted by 管理人めぶき