平成26年度 京都春季非公開文化財特別公開

2014年3月5日京都・特別拝観

京都古文化保存協会から、「平成26年度 京都春季非公開文化財特別公開」について発表されています。
期間は4月26日(土)から5月6日(火・休)まで。
ただし、法要などで変更のある社寺がありますので、詳しくは京都古文化保存協会のサイトをご覧ください。

浦島太郎伝説の地

今回の初公開寺院の中でとくに目を引くのは、浦嶋神社です。
京都府与謝郡伊根町本庄に鎮座しています。

その名から想像されるとおり、浦島太郎伝説ゆかりの神社です。
主祭神は浦嶋子(筒川大明神)、配祀神は月読命(浦嶋子の太祖)と祓戸大神。

浦嶋太郎の息子、浦嶋子は雄略天皇22年の秋七月に仙亀に導かれて常世の国に行き、淳和天皇の天長2年(845年)に戻ってきました。
その話を聞いた淳和天皇は、小野篁を勅使として送って宮殿を造営、浦嶋子を筒川大明神として祀ったのが始まりです。

公開される社宝『浦嶋明神縁起絵巻』(重文)に基づいて、浦嶋子の行った常世の国を模して造られたのが、境内にある「蓬山の庭」という石庭です。

浦島太郎伝説については「浦島太郎伝説 奈良文化財研究所 飛鳥資料館(リンク切れ 2016.01.13)」をご覧下さい。
よく知られている昔話とはずいぶん違うんですね。

初公開の3ヶ寺

京都市内での初公開は本隆寺・直指庵・宝塔寺です。

本隆寺は西陣にある、法華宗(真門流)の総本山。
長享2年(1488年)に開創して以来、3度の火難に遭いました。
しかし最後の天明の大火(1788年)では本堂・祖師堂・宝庫が無事だったため、「焼けずの寺」と呼ばれるようになりました。
子供の夜泣きを止めるという「夜泣き止めの松」も有名です。

直指庵は、修練道場が毎年秋に特別公開されています。
参拝した人々が綴ったノート「想い出草」の一部と、寺の再興に尽力した村岡局のゆかりの寺宝などが公開されます。

宝塔寺の前身の極楽寺は、源氏物語の第33帖「藤裏葉」の舞台になりました。
多宝塔は永享11年(1439年)以前の建立で、京都市に現存する最古の多宝塔です。
四つ脚門の総門とともに国の重要文化財に指定されています。

久しぶりの公開の2ヶ寺

大徳寺塔頭の瑞峯院は、キリシタン大名の大友宗麟が建立しました。
枯山水庭園「独坐庭」と、石組を十字の形にした「閑眠庭」があります。

尊勝院は青蓮院とゆかりの深い寺。
慈覚大師作と伝わる米(よね)地蔵尊は、「拝むと米に一生苦労しない」といわれます。
また「京洛三庚申」の一つで、「粟田の庚申さん」と親しまれています。
(あとの2つは八坂庚申堂猿田彦神社です)

Posted by 管理人めぶき