令和2年度秋 第56回京都非公開文化財特別公開

京都・特別拝観

京都古文化保存協会から、秋の特別拝観「令和2年度 第56回京都非公開文化財特別公開」について発表されています。

期間は令和2(2020)年9月1日(火)から12月13日(日)まで、受付時間は9時から16時です。

ただし、開催日時などは場所によって異なり、今年は公開予定が変更される可能性が大いにありますので、京都古文化保存協会のサイトで確認してください。

この秋は、新型コロナウイルス感染症の拡大により公開中止になってしまった「令和2年度 春期京都非公開文化財特別公開」の公開箇所も参加しています。

例年は公開期間は2週間ほどですが、今年は密集を避けるため多くの社寺が長期間公開されます。

上京区・ 北野天満宮

とき: 10月9日(金)~18日(日)
公開: 宝物殿にて社宝の公開、長谷川等伯筆「弁慶昌俊相騎図絵馬」(重文)など

宝物殿には「北野天神縁起絵巻 承久本」など天神信仰にまつわる美術品や工芸品を数多く所有しています。

上京区・ 冷泉家

とき: 10月31日(土)~11月3日(火・祝)
公開: 冷泉家住宅(重文)

冷泉家住宅は、完全な形で現存する唯一の公家屋敷です。
冷泉家は明治維新後も京都に残り、典籍・古文書類と和歌の文化を後世に伝えています。

東山区・ 泉涌寺 舎利殿

とき: 10月10日(土)~31日(土)
公開: 舎利殿、韋駄天像(重文)、月蓋長者像(重文)、狩野山雪筆「龍図」
※別途入山料が必要

舎利殿は慶長年間に御所の建物を移築、改修したものです。
天井には「鳴き龍」と呼ばれる狩野山雪筆の龍図があります。

御寺 泉涌寺のサイト へはこちらからどうぞ

東山区・ 泉涌寺塔頭 悲田院

とき: 10月15日(木)~11月1日(日)
公開: 快慶作 宝冠阿弥陀如来坐像、逆手の阿弥陀如来立像、土佐光起・光成筆襖絵、橋本関雪筆「四皓帰山図」

聖徳太子が建立した福祉施設が始まりとされます。
ここの毘沙門天さまには除災招福のご利益があるそうです。

山内寺院 ー 皇室御香華院 御寺 泉涌寺 のサイトへはこちらからどうぞ

東山区・ 泉涌寺山内 戒光寺

とき: 10月12日(月)~11月1日(日)
公開: 本尊丈六釈迦如来立像(重文)、曇照忍律上人坐像(重文)

ご本尊の丈六釈迦如来坐像は総高約10mの大きな仏さまで、運慶・湛慶父子の合作です。

東山区・ 東福寺 法堂

とき: 9月1日(火)~12月13日(日)
公開: 法堂、本尊釈迦如来立像および迦葉・阿難尊者像(いずれも重文)、堂本印象筆「雲龍図」、仏手

東福寺は19年の歳月を経て、建長7(1255)年に七堂伽藍が整備されました。

現在の法堂(仏殿を兼ねた本堂)は明治14(1881)年の大火で消失し、昭和9(1934)年に再建されました。

東山区・ 東福寺 三門

とき: 9月1日(火)~12月13日(日)
公開: 三門(国宝)、二層内陣、釈迦如来坐像、十六羅漢像、他

三門は禅宗様(唐様)、和様、大仏様(天竺様)の三様式を取り入れた、最古で最大の禅宗建造物です。

東山区・ 智積院

とき: 10月10日(土)~11月29日(日)
公開: 孔雀明王像(重文)、堂本印象筆襖絵、長谷川等伯一門筆「桜図」(国宝)、「松に黄蜀葵及び菊図」(国宝・重文)

智積院には桃山時代(16世紀)を代表する大障壁画が多数伝えられています。

東山区・ 建仁寺塔頭 六道珍皇寺

とき: 10月1日(木)~11月29日(日)
※11月10日(火)、11日(水)は拝観休止
公開: 薬師如来坐像(重文)、閻魔大王像、小野篁像、毘沙門天立像

「冥界への入口」といわれる「六道の辻」にあるお寺。
公開される薬師如来坐像は平安時代の作です。

大椿山 六道珍皇寺のサイト へはこちらからどうぞ

東山区・ 長楽館

とき: 9月1日(火)~12月11日(金) 10時~16時
※9月7日(月)、14日(月)、10月9日(金)、16日(金)、23日(金)、26日(月)は12時~16時

※下は公開休止日
9月12日(土)、13日(日)、16日(水)、17日(木)、20日(日)、21日(月・祝)、26日(土)
10月7日(水)、11日(日)、17日(土)、19日(月)、24日(土)、25日(日)、31日(土)
11月21日(土)、22日(日)、28日(土)
12月4日(金)~6日(日)

公開: 長楽館(市指定文化財)、茶室「長楽庵」、御成の間

明治42(1909)年、「煙草王」村井吉兵衛が私的な迎賓館として建設しました。
本館3階の御成の間は書院作りの和室で、シャンデリアと襖絵が融合しています。

東山区・ 建仁寺塔頭 両足院

とき: 10月20日(火)~12月13日(日) 10時~16時
公開: 方丈、庭園、長谷川等伯筆襖絵「松に童子図」(重文)、茶室

池泉廻遊式庭園(京都府指定名勝)は半夏生の庭として有名です。
池のほとりの織田有楽斎好みの如庵の写し「水月亭」と、六帖席の「臨池亭」も公開されます。

東山区・ 知恩院 三門

とき: 9月12日(土)~27日(日)
公開: 三門(国宝)二層内部、宝冠釈迦牟尼坐像(重文)、十六羅漢像(重文)、狩野派筆天井画ほか

国宝の三門は元和7(1621)年に徳川2代将軍秀忠の命により建立されました。
掲げられている「華頂山」の額の大きさは畳2畳以上で、日本最大級の木造の門です。

浄土宗総本山 知恩院のサイト へはこちらからどうぞ

左京区・ 法然院

とき: 11月1日(日)~7日(土)
公開: 本尊阿弥陀如来坐像、狩野光信筆襖絵(重文)

毎年春と秋に伽藍内部が特別公開されます。
狩野光信筆襖絵は後西天皇の皇女の御殿を移築した方丈にあります。

左京区・ 下鴨神社

とき: 10月1日(木)~12月13日(日)
公開: 東西本殿(国宝)、三井神社(重文)、大炊殿(重文)、神服殿(重文)

国宝の本殿の東殿に祀られる玉依媛命は上賀茂神社の賀茂別雷大神のお母さまで、西殿に祀られる賀茂建角身命は玉依媛命のお父さまです。

北区・ 上賀茂神社

とき: 9月1日(火)~12月13日(日)
公開: 本殿(国宝)、権殿(国宝)、社宝を公開

特別拝観ではまずお祓いを受け、内庭に入って賀茂別雷大神の鎮まる本殿の隣の権殿の正面でお参りできます。

北区・ 梅辻家住宅

とき: 10月1日(木)~11日(日)
公開: 梅辻家住宅(市指定)

梅辻家は代々上賀茂神社に仕える神職の家(社家)です。
現存する唯一の社家建築です。

南区・ 東寺 講堂・五重塔

とき: 10月31日(土)~12月13日(日) 8時30分~16時30分(受付終了)
公開: 講堂(重文)、立体曼荼羅(国宝・重文)、五重塔(国宝)初層内陣

講堂には、弘法大師が密教の教えをわかりやすくするため、仏像を配して立体曼荼羅が形成されています。
なお、五大菩薩の中心にいらっしゃる金剛波羅蜜多菩薩坐像(国宝)は修理のためご不在です。

2018年8月29日京都・特別拝観

Posted by 管理人めぶき