京都を深く味わいたい! 京ごよみ手帳2015
「京ごよみ手帳」は、「茶湯手帳」「着物手帳」「刀剣甲冑手帳」を出版されている宮帯出版社さんが、2010年版から販売されています。
書店ではすでに品切れしていて、問屋さんから取り寄せたのでちょっと時間がかかりましたが、やっと手に入ったので簡単なレポートを(写真がひどくてごめんなさい……)
大きさは、A5ノートよりもずいぶん小さめのB6版(下にあるのはツバメノートです)。
表紙カバーは、手ぬぐいの「永楽屋」さん。
だるまの七福神がかわいい。
「京ごよみ手帳」のもっとも大きな特徴は、京都を通して和の文化にアプローチしていること。
京都本に手帳スペースが追加されたような感じです。
なので、この手帳はまず目次から始まります。
次に、2015年・2016年のカレンダー。
2014年12月から2016年3月までの月間スケジュール。
左横に模様が入っているだけなので、1日のマスが正方形に近いです。
六曜付きです。
各月の週間スケジュール欄に入る前に、その月に行なわれる伝統行事が2~6ページ分、ぎっしり書かれています。
三大祭り・送り火は当然のこと、五花街のおどりの情報、お茶会、能・狂言観賞、桜、紅葉、中秋の名月、観光イベント情報、お土産情報、和のお稽古情報、特別拝観情報まで。
週間スケジュールは見開き2週間。
二十四節気、七十二候、忌日、神社仏閣の行事情報、月齢、旧暦、干支。
月間スケジュール同様、縦に広く使っているので、8月16日は半分近く開いています。
巻末には、便利でお得なきっぷ& INFOMATION
にフリーチケットなどの情報・観光センターなど問い合わせ先一覧・社寺、文化施設の所在地、連絡先、料金、行き方案内・京都エリアマップ・長岡京市と宇治市の観光マップ・バスターミナル案内・主要市バス路線図・主要鉄道路線図・主要ホテル、旅館一覧・メモ横罫5ページ。
繰り返しますが、京都本の中に手帳スペースがあるようなものです。
情報量がすさまじい。
行事ごとにネットで調べなくてもいいかも。
逆に、お買い物やグルメ情報は薄いです。
お土産ものが少々。
ブックカフェ情報が少しあるだけです。
京都で伝統行事や特別拝観を見て、それだけで終わらせずにほかの京文化にもっと触れたい人向きです。