興福寺にお参り・北円堂 三重塔編

奈良・特別拝観

東金堂、北円堂の弥勒如来坐像

国宝館を出て東金堂に行きましたが、こちらはいつも拝観できます。

南円堂で手を合わせた後、北円堂に行きました。
北円堂はきれいな八角形の建物です。
養老5年(721)に元明・元正天皇が興福寺を創建した藤原不比等の霊をなぐさめるために、平城京を一望できる場所に建立しました。

本尊は弥勒如来坐像です。
弥勒さまといえば、国宝第1号の太秦の広隆寺の弥勒菩薩半跏思惟像が有名です。
お釈迦さまの入滅後、跡継ぎとして56億7000万年後に現れるといわれ、菩薩としての修業を済ませ、すでに如来になる資格があるのにあえて菩薩の姿のままでその時を待っている、といわれます。
自分たちが死んだ後、弥勒菩薩が修業している兜率天に行き、弥勒如来が降臨されるときに一緒に行って説法を聞きたい、という弥勒信仰に基づいています。

ここの弥勒如来坐像は運慶作です。
運慶といえばきらびやか、というイメージがありますがこの仏像は重厚です。

三重塔の弁天さま

次に、三重塔にいきました。

治承4年(1180)に焼失しましたが、間もなく再建されました。
その後も火難に遭わなかったので、北円堂と並んで興福寺最古の建物です。

本尊は弁財天坐像。
高さ40cm弱で小さく、下ぶくれでかわいらしい像です。
弘法大師が天川の弁天さまを灌頂したのだとか。
頭に鳥居が載っていて、その奥に何がいるのかは見えませんでした。

明治の廃仏毀釈の頃には、あやうく五重塔ともども薪にされてしまうところでした。
騒ぎが落ち着いた後、興福寺の旧塔頭の世尊院から、弁天さまと眷属の15童子が引越ししました。
毎年7月7日に「弁才天供」が行なわれています。

Posted by 管理人めぶき