京都府木津川市　2019　春の秘宝・秘仏特別開扉

2021年3月28日京都･特別拝観

京都府木津川市で「新しい年にいざ　行かん！」と題して、通常非公開の寺院の仏像や宝物が公開されます。

開扉日程は、寺院によってまちまちです。

ここでは木津川市観光協会の公式サイトから、参加8ヵ寺と2つのイベントについて簡単に紹介します。

木津川市内は、コミュニティバスが運行されています。

しかし予約が必要だったり、土・日・祝日は運休となる区域があります。

くわしくは木津川市のサイトの路線案内をご覧ください。

瓶原（みかのはら）エリア

瓶原エリアの最寄り駅は、ＪＲ加茂駅です。

海住山寺

春の寺宝特別公開：　4月27日（土）～5月6日（月・休）　9時～16時30分

本堂にて、ご本尊の十一面観音菩薩像（重文）や、飯縄大権現像や青白磁香炉・瓶、愛染明王像（修理後初公開）などが特別公開されます。

5月11日（土）から、本坊にて奥の院の十一面観音立像（重文）が特別拝観されます。

現光寺

本尊十一面観音坐像（重文）　特別公開：　5月3日（金・祝）～5日（日・祝）　10時～16時

創建については詳しいことはわかりませんが、元禄10(1697)年に再興しました。

歴史的に海住山寺とつながりがあると考えられていて、現在は海住山寺で管理されています。

恭仁宮跡（山城国分寺跡）

ほっこりカフェ：　5月4日（土・祝）、5日（日・祝）　10時～16時
新鮮野菜やコーヒーが販売されます。

天平12（740）年、聖武天皇は恭仁京への遷都を宣言しました。

都であったのはほんの短い期間でしたが、国分寺・国分尼寺建立の詔などが発せられた重要な地です。

宮がなくなったあと、大極殿を移築して山城国分寺が創建されました。

国の史跡名勝に指定されています。

棚倉エリア

棚倉エリアの最寄り駅は、ＪＲ棚倉駅です。

蟹満寺

特別開扉：　4月27日（土）～5月6日（月・休）　8時～17時

十二天屏風などが公開されます。

蟹満寺

蟹供養放生会：　4月18日（木）

蟹満寺の縁起にまつわる法要です。

水産業・飲食業・宿泊業などの関係者と、一般の参拝者が参列します。

神童寺ライトアップ

とき：　4月6日（土）　18時～21時　雨天決行

特別関連企画として、この日だけ境内がライトアップされます。

聖徳太子が創建したという、古寺です。

山城町森林公園

とき：　4月13日（土）・14日（日）

森の中のスイーツフェスタ：　10時～17時
スイーツが大集合。ステージでのイベントなどもあります。

山の春フェスタ：　10時～15時
朝堀りたけのこの販売、飲食などの店も出ます。

両日とも、駐車場料金・入場料無料です。

当尾エリア

当尾エリアの最寄り駅は、ＪＲ加茂駅です。

高田寺

特別開扉：　5月10日（金）～12日（日）　9時～16時

薬師如来坐像（重文）、阿弥陀如来坐像などが公開されます。

オオヤマレンゲが見頃です。

浄瑠璃寺

吉祥天女立像特別開扉：　3月21日（木・祝）～5月20日（月）　9時～16時30分

鎌倉時代の秘仏・吉祥天女像（重文）が公開されます。

吉祥天女の厨子の内部に描かれた、天部の絵画も色鮮やかです。

浄瑠璃寺

三重塔（国宝）初層開扉：　3月21日（木・祝）・4月8日（月）・5月8日（水）　9時～16時30分

あわせて薬師如来坐像（重文）にも拝観できます。

ただし開扉は晴天の日のみ。悪天候時は中止です。

岩船寺

秘仏特別開扉：　4月1日（月）～5月31日（金）　8時30分～16時45分

秘仏の如意輪観音、弁財天、羅刹天が特別拝観できます。

岩船寺

三重塔初層特別公開：　4月27日（土）～5月6日（月・祝）　8時30分～16時45分

国宝三重塔の、色鮮やかな初層が拝観できます。

雨天・荒天時は中止の場合があります。

木津エリア

木津エリアの最寄り駅は、ＪＲ木津駅です。

大智寺

特別開扉：　5月2日（木・休）・3日（金・祝）　10時～16時

文殊菩薩騎獅像（重文）、十一面観音立像（重文）、毘沙門天像などが公開されます。

創建は鎌倉時代。

寛文9(1669)年に後水尾天皇の勅願によって再興、寺名が大智寺に改められました。

藤の花が見頃です。

鹿背山不動

とき：　5月4日（土・休）・5日（日・祝）　10時～16時

不動明王は、花崗岩を火焔光型にくり抜かれた磨崖仏です。

本堂裏側にも石仏があります。