賀茂社へお参り その1
上賀茂神社
1日、京都非公開文化財特別拝観中の上賀茂神社と下鴨神社に行ってきました。
まず上賀茂神社に行きました。
京都駅から9番の市バスに乗ります。
このバスは晴明神社の前を通るので修学旅行生の混雑を覚悟していたら、みな西本願寺で降りてしまいました。
安倍晴明のファン層はもっと上の年齢でしょうか。
一ノ鳥居をくぐった参道は、好天で白砂がもっと白く光ってまぶしいくらいでした。
二ノ鳥居をくぐると、立砂がすぐに目に入ります。
初めて上賀茂神社に行った時にはなぜかこの立砂のそばを通ることができなくて、そっと遠回りしながら近づきやっと本殿のある楼門へ抜けることができました。
いったいなぜでしょう。
本殿を特別拝観
楼門を入ってすぐに京都古文化保存協会の白いテントがあり、拝観料を払います。
普段はそのまま正面の棚尾社(玄関の神さま)のところから本殿を遥拝するだけですが、この特別拝観では直会殿から直接本殿の近くまで行けます。
直会殿に入るとまず、若い神職から上賀茂神社の由緒についての説明を受けます。
次にお祓いを受け、直会殿の中で権殿と本殿を遥拝しながら、神職の説明を聞きました。
棚尾社から向かって右側が本殿、左側が権殿です。
権殿は本殿の式年遷宮中に、神さまに仮住まいしていただく社です。
現在は国宝に指定されたため解体できないので、屋根や金具の取替えをもって遷宮としているそうです。
前から気になっていた扉に描かれている狛犬・獅子の絵は、蝋燭の灯で映った影をなぞって描かれているそうです。
影狛(かげこま)といいます。
青い空とまぶしい日差しに、本殿の深い茶色と後ろの木の緑がよく映えていました。
神宝の公開
特別拝観ではもう1つ、庁屋で神宝の公開もありました。
競馬会(くらべうまえ)の馬具や神饌の食器などが展示されています。
境内の紅葉は1本だけ紅いのがありましたが、他はまだまだでした。
参拝に来た時にはいませんでしたが、二ノ鳥居を出たところにある神馬(しんめ)舎に白い神馬がつながれていました。
毎月1日と日曜・祝日にいるそうです。