素麺の価格 今年は「中値」
5日、大神神社で、今年の素麺の価格を決める「卜定(ぼくじょう)祭」がおこなわれました。
その結果、今年は「中値」と出て、18キロあたり1万400円に決まりました。
素麺は奈良時代、大和を襲った大飢饉から人々を救うため、大神神社の神主であった大神朝臣狭井久佐(おおみわのあそんさいくさ)の次男穀主(たねぬし)によって、素麺と小麦の生産が始められた、と大神神社に伝わるそうです。
その縁で、素麺の守護神でもある大神の神の神意によって、素麺の価格が決められています。
決め方は、あらかじめ「高値」「中値」「安値」を設定しておき、その中から卜定されます。
この価格が全国の素麺の統一価格になります。
今年の冬は気温が低いので、素麺作りは順調に進んでいるそうです。
ただ、小麦価格の高騰が心配です。