事業実施第45回記念 京都非公開文化財特別公開
京都古文化保存協会から、「事業実施第45回記念 京都非公開文化財特別公開」について発表されています。
期間は10月30日(金)から11月8日(日)まで。
ただし、その期間内に拝観休止日のある寺がありますので、京都古文化保存協会のサイトで確認してください。
今回、木津川市加茂町の海住山寺が参加しています。
海住山寺はこれまで、毎年秋に国宝五重塔の内部の公開を独自で行なってきましたが、「解脱上人八百年御遠忌」にあたる今年は古文化保存協会での公開になるようです。
公開されるのは塔の内部のほかに、ご本尊の十一面観音菩薩立像、重文の海住山寺文書などです。
青蓮院門跡では9月18日(金)から12月20日(日)まで、国宝「青不動明王二童子像」のご開帳が行なわれます。
山内の尊勝院でも、ご本尊の元三大師像や米地蔵尊像などが公開されます。
「走り坊さん」の大蓮寺も公開されます。
ご本尊阿弥陀如来像のほかに、祇園社の本尊であった薬師如来像、十一面観音菩薩(洛陽三十三所観音霊場 八番)、夜叉神明王像、十二神将などです。
祇園感神院は明治の神仏分離令で廃寺になり、現在の八坂神社に改められました。
その際、大蓮寺に本尊を始めとした仏像や仏具が運び込まれたそうです。
下鴨神社は、いつもの神殿と大炊殿と御車舎に加えて神服殿が公開されます。
神服殿には天皇の行幸の時や御所の非常時に臨時に使われたという「開けずの間」があります。
東山二条にある西方寺は、赤穂浪士討ち入りの後に切腹した小野寺十内にゆかりがある、安産祈願の寺です。
ここでは法勝寺の遺仏と伝わる本尊の阿弥陀如来坐像や、衣通姫地蔵尊などが公開されます。
ほかは、京都古文化保存協会のサイトをご覧ください。
また京都御所では「御即位20年記念京都御所特別公開」が11月1日(日)から11月10日(火)まで行なわれます。