奈良 社寺の行事 2017年6月

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2017年6月に、奈良県の神社仏閣で行われる行事・法要などをまとめました。
(夏越祓は除きます)

各社寺の公式サイトと、「なら旅ネット(奈良県観光公式サイト)」からの情報です。

奈良市

秋篠寺 大元帥明王立像特別開扉
6月6日(火) 9時30分から16時30分
秋篠寺の閼伽井に出現されたという大元帥明王との、結縁ご開帳の日です。
率川神社 三枝祭(ゆりまつり)
6月16日(金) 9時30分から 大神神社にて奉献神事道中安全祈願祭が行なわれたのち、JRで奈良駅へ移動
13時頃に率川神社に到着後、ささゆり奉献奉告祭
15時 宵宮祭
6月17日(土) 10時30分 三枝祭(ゆりまつり)
13時15分 七媛女(ななおとめ)・ゆり姫・稚児の巡幸行列
6月18日(日) 10時 後宴祭
16時頃 演芸奉納
主祭神の媛蹈鞴五十鈴姫命(ひめたたらいすずひめのみこと)に、ふるさとの大神神社から運ばれた笹百合をご覧に入れるお祭りです。
奈良時代の「大宝令」に、大神神社の鎮花祭と合わせて疫病を鎮めるための祭りと定められました。
喜光寺 弁天堂神影 宇賀神像(秘仏)特別開扉
6月10日(土)から8月16日(木) 9時から16時30分まで
喜光寺を創建した行基は、東大寺大仏殿を建立するさいに喜光寺の本堂を参考にしたと伝わることから、「試みの大仏殿」と呼ばれます。
宇賀神は、身体はとぐろを巻いた蛇、顔はひげを生やした老人という姿をしています。
弘仁寺 黄金ちまき会式
6月13日(火) 9時から一般祈祷
除災祈願・厄年祈願・十三詣り・合格祈願などの祈祷は受付順です。
14時から 柴燈大護摩
柏の葉で巻き、黄金のひもでしばったちまき(食べられません)を本尊の虚空蔵菩薩にお供えして、五穀豊穣や健康を祈願します。
このちまきは軒や柱に吊るして、家内安全・無病息災のお守りになります。
お土産に、食べられるちまきもどうぞ。
興福寺 「国宝特別公開2017 阿修羅 -天平乾漆群像展-」
6月18日(日)まで 9時から17時
国宝館は耐震工事のため12月31日まで閉館しています。
阿修羅像、八部衆、十大弟子、金剛力士などの主要な国宝は、ふだん非公開の仮講堂にて公開されています。
興福寺 国宝 仏頭-東金堂特別安置-
12月まで 9時から16時45分(受付終了)
685年に造立され、1187年から東金堂で本尊薬師如来像として安置されていましたが、1411年に被災して頭部だけが残り、1937年にやっと発見された銅造仏頭。
国宝館に安置されていましたが、国宝館の耐震工事のため東金堂に戻って安置されています。
日光菩薩・月光菩薩とは、600年ぶりの再開だそうです。
菅原天満宮 誕生祭・鷽替え神事
6月25日(日)
(うそ)(嘘)が真(まこと)に転じるよう、この鷽鳥の御守を購入した参拝者同士で交換し合います。
鷽鳥の御守は学業祈願・除災招福のご利益あり。
大安寺 竹供養(癌封じ夏まつり)
6月23日(金) 13時から竹供養法要
古来、旧五月十三日は「竹酔日」などと称し、この日に竹を植えたらよく育つと言われました。
新暦になおした6月23日は、終日癌封じの祈祷が行われ、竹筒に入った笹酒がふるまわれます。
唐招提寺 鑑真大和上坐像特別開扉
6月5日(月)から7日(水)まで 9時から16時
6月6日の開祖の鑑真大和上のご命日の法要(開山忌舎利会)に合わせて、お厨子が開帳されます。
御影堂は平成大修理中のため、新宝蔵でのご開帳です。
法華寺 国宝十一面観音菩薩立像特別拝観
6月5日(月)から10日(土)まで
開基の光明皇后。
6月7日の光明皇后のご命日に合わせて、うつし身とされる十一面観音菩薩が公開されます。
あわせて、国宝に指定された維摩居士坐像にもお参りできます。

カキツバタの咲く国史跡名勝庭園も特別公開中 6月10日(土)まで
薬師寺 西塔初層内陣釈迦四相像 特別公開
6月30日(金)まで 8時30分から17時
昭和56年(1981年)に再興された西塔の初層が開扉され、平成27年(2015年)に奉納された釈迦八相像が公開されています。
霊山寺 バラ庭園開園中
6月11日(日)まで 8時から17時
200種類2000株のバラの最盛期のみ開園しています。
バラ庭園内のカフェ「プリエール」も営業中。
奈良・西ノ京ロータスロード 蓮を巡る古都の夏
6月10日(土)から8月16日(水)まで
拝観時間:喜光寺…9時から16時30分(7月中の土・日曜は7時から)
唐招提寺…8時30分から16時30分まで
薬師寺…8時30分から16時30分まで
平城京の西南に位置する西の京の蓮のきれいな3ヶ寺が、特別ご朱印付き共通拝観券(3200円)でお参りできます。
特別朱印帳と散華のプレゼント付きで、ご朱印はこの時期だけの特別なものです。
蓮の花は午前中が見ごろです。早い時間にお参り下さい。
開花状況はFacebookでも発信されます。

大和郡山市

東明寺 本尊薬師瑠璃光如来坐像特別開扉
6月1日(木)から15日(木)まで 9時から17時
ご本尊の木造薬師瑠璃如来坐像(重文)、吉祥天女立像(重文)、毘沙門天立像(重文)、雷さまのおへそ、仁孝天皇奉納の般若十六善神などが拝観できます。
ふだんは予約が必要なお寺ですが、1年のうちこの期間だけ予約無しで拝観できます。
ご朱印を授与された人には、舎人親王御影のポストカードも授与(先着400名まで)。
矢田寺 本堂特別拝観・閻魔堂特別開扉
6月1日(木)から30日(金)まで 9時30分から16時
右手に錫杖を持たずに、人差し指と親指で輪を作っている地蔵菩薩立像は、「矢田型地蔵」と呼ばれます。
ほか、試みの地蔵尊や、十一面観音菩薩立像などが拝観できます。
矢田寺 アジサイ園開園
6月1日(木)から7月10日(月)まで
境内の60種類10000株のアジサイは花期がそれぞれ違うので、期間中つねに咲き続けています。

天理市

石上神宮 神剣渡御祭(でんでん祭)
6月30日(金) 13時から
御神剣が末社の神田神社に渡御され、お祭りののちに神前に設けられた斎場で御田植神事が行なわれます。
渡御の行列が太鼓をでんでんと鳴らして進むので、「でんでん祭」とも呼ばれます。

桜井市

安倍文殊院 金閣浮御堂 夏の寺宝展
6月1日(木)から8月31日(木) 9時から17時まで
金閣浮御堂は安倍仲麻呂公や安倍晴明公ら安倍一族をお祀りしています。
厄除け七まいりのあとで、内陣の霊宝館を拝観できます。
大神神社 ささゆり奉献神事
6月16日(金) 9時30分から
奈良市にある境外摂社の率川神社で行われる三枝祭(ゆりまつり)でお供えする笹百合を、三輪山の麓の笹百合園から運びます。
談山神社 談峯如意輪観音像特別公開
6月1日(木)から7月31日(月)まで 8時30分から16時30分
神仏分離令により神社になった談山神社に、唯一残る仏像です。
右足の甲に信者の身代わりになったとされる傷があり、「足の観音さま」の別名を持っています。
期間中、如意輪観音像朱印が授与されます。
長谷寺 本尊大観音尊像春季特別拝観
6月30日(金)まで 9時から16時
国宝の本堂の中に入り、観音さまのお御足に触れて結縁することができます。
あわせて春季特別寺宝展が開催中。

橿原市

おふさ観音 春のバラまつり
6月30日(金)まで 7時から16時30分
イングリッシュローズを中心とした、3800種類4000株のバラが楽しめます。
同時に安本亀八作「生き人形」など、寺宝の特別公開も行われています。
8月31日(木)まで。

高取町

壷阪寺 多宝塔初層特別公開
6月18日(日)まで 9時から16時
西国三十三所草創1300年を記念して、平成14年(2002年)建立の多宝塔が開扉されています。
ご本尊の大日如来は、平安時代の作です。