京都 秋の特別公開2016(右京区・西京区)
右京区と西京区の2016年秋の各社寺の特別展や特別公開をまとめました。
目次
平成28年 京都浄土宗寺院特別大公開
右京区
- 稱名寺
- 10月9日(日) 12時から15時まで
- 涅槃図、当麻曼荼羅図
- 室町時代に再興しました。
- 薬師堂の薬師如来立像は、耳の病気に霊験あらたかなのだそうです。
- 地蔵院 安胎寺
- 10月9日(日) 10時から13時まで
- 染殿皇后が祈願して、無事安産にいたった玉帯地蔵大菩薩をお祀りしたのが、安胎寺のはじまりです。
- 現在も、安産、地蔵盆、六地蔵巡りの信仰を集めています。
- 転法輪寺
- 10月4日(火)から10日(月) 10時から16時まで
- 本尊大仏阿弥陀如来坐像、裸形阿弥陀如来立像
- 本尊の阿弥陀如来坐像は、二丈四尺(約7メートル)の大仏さま。
江戸時代に開眼しました。 - 裸形阿弥陀如来立像は裸形で、しかも子どもの姿をしています。
皇極天皇が春日明神に身ごもった女の子を男の子に変えてもらい天智天皇を産んだ、という伝説があります。 - 梧真寺
- 10月4日(火)から10日(月) 10時から15時まで
- 本堂、円山慶祥氏筆の内陣天井画公開
- 4年前に新築落慶された本堂の格天井には花が描かれ、「極楽浄土 寶華図」の名が付いています。
- 境内に円山応挙の墓があります。
- 京都市右京区太秦東蜂岡町5-1
- 円覚寺
- 10月1日(土)から2日(日) 10時から12時まで
- 清和上皇が譲位後に建立した水尾山寺に、崩御した粟田の円覚寺を移して名前も変わりました。
- 8月には円覚寺六斎念仏(重文)が行なわれます。
- 直指庵
- 10月13日(木)から14日(金) 9時から15時まで
- 本堂、庭園の公開
- 江戸時代の初めに黄檗宗の寺として創建、幕末に村岡局が再興したさいに浄土宗に改められました。
- 境内に縁結びのご利益のある「愛逢い地蔵尊」が鎮座しています。
西京区
- 法泉寺
- 10月1日(土) 13時から16時まで
- 本堂、化身地蔵菩薩立像の公開。
- 京都市西京区大原野石見町311
右京区の各社寺の特別公開・夜間の公開
- 仁和寺 霊宝館秋季名宝展 『仁和寺を支えた寺院 院家』
- 10月1日(土)から11月23日(水・祝) 9時から16時30分まで
- 北宋時代の孔雀明王図(国宝)、平安時代の阿弥陀三尊像(国宝)、御室相承記(巻1、巻4)(国宝)など多数の寺宝が公開されます。
- 現在、観音堂・御影堂・金堂の修復工事中で、平成30年3月完成予定です。
- 11月5日(土)・6日(日)は「京都府文化財建造物修理現場公開2016」(京都府教育委員会主催)として、観音堂を足場の上から見ることができます。
申し込み不要ですが、見学者多数の場合は入場制限されるかもしれません。 - 妙心寺塔頭 東林院 梵燈のあかりに親しむ会
- 10月7日(金)から16日(日)(雨天決行) 18時から20時30分(受付終了)
- 沙羅の木の庭に、400本の手作りの灯籠の灯りがともります。
- 妙心寺塔頭 退蔵院 秋のお食事付き特別拝観
- 11月18日(金)から12月4日(日)
- 早朝・昼食・夜間の3つのプランと、11月26日(土)・27日(日)限定の夜間スペシャルプランがあります。
- 料理は妙心寺御用達の料理方、「阿じろ」の精進料理です。
- 申し込みは「おすすめ京都体験 オスキョー」のサイトから。
- 大覚寺 夜間特別拝観「真紅の水鏡」
- 11月11日(金)から12月4日(日) 17時30分から20時(受付終了) (昼夜入れ替え制)
ただし、11月17日・18日・19日の3日間は夜間特別拝観が中止です。 - 本堂と大沢池のほとりがライトアップされます。
- 大覚寺 特別名宝展 旧嵯峨御所大覚寺の名宝「大覚寺のみほとけ」
- 10月7日(金)から12月5日(月) 9時から16時30分まで
- 門跡寺院として、国土の災いを収め国民の安全平和を祈願してきた、五大明王像(重文)や愛染明王などが公開されます。
- また、「源氏の護り刀」と伝わる名刀・薄緑(うすみどり)(膝丸)など2振も公開されます。
- 直指庵 道場(阿弥陀堂)秋の特別公開
- 11月13日(日)から12月4日(日) 10時から16時まで
- 阿弥陀堂にて寺宝が公開されます。
- 江戸時代の初期の創建ですが、荒廃。幕末に近衛家の老女の支援により再興し、以降彼女は付近の子女の教育に尽くしました。
- 天龍寺 秋の特別参拝
- 9月3日(土)から12月4日(日)の毎日と、嵐山花灯路の期間(12月9日(金)から18日(日))
9時から17時まで (10月21日(金)以降は16時まで) - 法堂の加山又造画伯筆 「雲龍図」が公開されます。
- 天龍寺塔頭 弘源寺 秋の特別拝観
- 10月1日(土)から12月4日(日) 9時から17時まで
- 枯山水庭園「虎嘯の庭」や、毘沙門天立像(重文)、幕末に長州藩が付けた刀傷などが公開されます。
- 天龍寺塔頭 宝厳院 秋の特別拝観
- 10月1日(土)から12月4日(日) 9時から17時まで
- 回遊式山水庭園「獅子吼の庭」・本堂襖絵「風河燦燦三三自在」公開
- 天龍寺塔頭 宝厳院 秋の夜間特別拝観
- 11月11日(金)から12月4日(日) 17時30分から20時30分(閉門)まで
- 回遊式山水庭園「獅子吼の庭」・本堂襖絵「風河燦燦三三自在」公開
- 夜間は参道と庭園に灯りがともり、昼間とは違った紅葉が楽しめます。
- 野宮神社 斎宮行列
- 10月16日(日)
12時 野宮神社出発
13時30分(予定) 嵐山通船北乗船場到着
14時から 御禊の儀、雅楽奉納 - 野宮神社は、伊勢神宮に斎王として赴く皇女が、身を清めた場所にあります。
- ここを出て伊勢へ向かう「斎王群行」を再現した、とても華やかなお祭りです。
- 清涼寺 霊宝館 秋期特別公開
- 10月1日(土)から11月30日(水)まで 9時から17時
- 棲霞寺本尊阿弥陀三尊像(国宝)などが展示されています。
- あわせて本堂では、「嵯峨の釈迦」と呼ばれる釈迦如来立像(国宝)が公開されます。
- 神護寺 多宝塔特別拝観 五大虚空蔵菩薩像
- 10月8日(土)から10月10日(月・祝) 10時から15時まで
- 鎮護国家の仏さま、五大虚空蔵菩薩さまです。
- 神護寺 大師堂特別拝観 板彫弘法大師像
- 11月1日(日)から11月7日(土) 9時から16時まで
- 木像ではなくて、1枚のヒノキの板に彫られた弘法大師像が公開されます。
- 高雄もみじのライトアップ&神護寺「金堂」夜間特別拝観
- 11月1日(火)から27日(日) 17時から19時まで
- (高山寺と西明寺は17時で閉門)
- 紅葉の名所の三尾(高雄、槇尾、栂尾)の、神護寺参道、清滝川沿いと西明寺付近がライトアップされます。
- 合わせて神護寺が夜間拝観できます。
11月5日(土)から20日(日) 17時から19時まで(参道は20時まで) - 平岡八幡宮 花の天井特別拝観
- 9月9日(金)から12月4日(金) 10時から15時30分まで
ただし10月2日(日)と10月8日(土)から10月10日(月・祝)は拝観休止 - 本殿の内陣の天井に、江戸時代のものと伝わる44種の花の絵が描かれています。
- 平岡八幡宮は、弘法大師空海が神護寺の鎮護のため、宇佐八幡を勧請したことから始まります。
右京区での祭り・イベント
- 京都嵐山花灯路2016
- 12月9日(金)から18日(日) 17時から20時30分まで
- 嵐山の渡月橋周辺、竹林の小径のライトアップなどが予定されています。
西京区の寺院の特別公開
- 地蔵院 細川護煕元首相筆襖絵特別公開
- 11月1日(火)から30日(水) 9時から16時15分
- 藤原家良の山荘であった当地に、貞治6(1367)年に細川頼之が夢窓疎石の高弟の宗鏡禅師を招請して伽藍を建立、夢窓国師を勧請開山としました。
- 貞享3(1686)年に再建された方丈は、12月から平成の大修理に入るため、しばらくの間拝観できなくなります。
- その前に1ヶ月間のみ、細川護煕元首相筆の襖絵が公開されます。
(仁和寺、大覚寺、京都嵐山花灯路2016、地蔵院 情報追加しました 2016年10月3日)
(直指庵追加 仁和寺情報追加しました 2016年10月15日)
(直指庵追加 仁和寺情報追加しました 2016年10月15日)