奈良市 2024年4月・5月 特別拝観と行事の情報

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奈良市内の社寺の、2024年4月15日から5月の特別拝観と行事の情報を掲載します。

各社寺の公式サイトと「奈良市観光協会サイト」からの情報です。

各社寺の公式サイトなどで拝観状況を確認のうえ、個人の判断で感染予防対策を講じてお参りしてください。

4月15日から5月の特別公開・特別拝観・行事

興福寺 放生会

とき: 4月17日(水) 13時~

放生会は魚に戒を授け、お釈迦さまから見ると人も魚も生命は大切であることを示す法要です。

一言観音堂での法要ののち、猿沢池にて事前に採取しておいた在来種の魚を改めて放流します。

興福寺 春季北円堂特別開扉

とき: 4月20日(水)~5月6日(月・休) 9時~17時

国宝北円堂がご開扉され、運慶作の弥勒如来坐像(国宝)、木造無著・世親菩薩立像(国宝)などが公開されます。

北円堂は、元明天皇と元正天皇が長屋王に命じて、藤原不比等の菩提を弔うために創建されました。

興福寺 文殊会

とき: 4月25日(木)
 14時30分 稚児行列、上三条町の浄教寺前から興福寺へ出発
 15時頃 興福寺東金堂にて法要

東金堂の文殊菩薩に学業向上などを祈願する法要です。
現在、東金堂は工事により閉堂中のため、一般の拝観はできません。

法相宗大本山 興福寺 のサイトへはこちらからどうぞ
交通

最寄り駅: 近鉄 奈良線 近鉄奈良駅

東大寺 聖武天皇祭

とき: 5月2日(木)・3日(金・祝)

5月2日 聖武天皇御忌・慶讃法要
 8時~ 最勝十講 天皇殿にて
 13時~ 式衆(東大寺本末寺の僧侶など)・稚児などによる練り行列 奈良春日野国際フォーラム 甍~I・RA・KA~から大仏殿まで 大仏殿到着後聖武天皇慶讃法要
 13時30分頃~ 南都楽所による舞楽の奉納 鏡池舞楽台にて
 15時頃~ 慶讃能 鏡池舞楽台にて

5月3日 山陵祭
 8時30分~ 聖武天皇陵の佐保山御陵にて法要
 11時~ 裏千家による献茶式
大仏殿東廻廊での抹茶の振る舞いは中止になりました。

当地にあった金鍾山寺を天平13年(741)の国分寺・国分尼寺建立の詔に伴って大和国国分寺(金光明寺)に改め、天平15年(743)に盧舎那大仏造顕(造立)の詔を発した、聖武天皇の遺徳を追善する法要です。

5月2日は通常非公開の天皇殿に参拝することができます。8時から11時30分までの法要中・法要後14時まで

華厳宗大本山 東大寺 のサイトへはこちらからどうぞ
交通

最寄り駅: 近鉄 奈良線 近鉄奈良駅

春日大社 菖蒲祭

とき: 5月5日(日・祝) 10時~

端午の節句のお祭りです。
ご神前に、古代神饌とともに粽と菖蒲と蓬を添えてお供えします。
式典後、舞楽が奉納されます。

舞楽は参拝所から拝観可能です。

春日大社 子供の日萬葉雅楽会

とき: 5月5日(日・祝) 13時~

萬葉植物園内の浮舞台にて、南都楽所により春日大社に伝わる管弦・舞楽が奉納されます。
萬葉植物園への入園にて拝観可能です。

世界遺産 春日大社 のサイトへはこちらからどうぞ
交通

最寄り駅: 近鉄 奈良線 近鉄奈良駅

漢國神社 林神社 例大祭(饅頭まつり)

とき: 4月19日(金) 11時~

林神社には、我が国最初の饅頭を作り菓祖神とあがめられる林浄因がお祀りされています。

林浄因の偉業を讃え、菓子業界の繁栄を祈願する祭典です。

今年も饅頭のふるまいは中止、きな粉餅のふるまいと奈良の銘菓販売などが行なわれます。
当日限定で「復刻奈良饅頭」の販売もあります。

 10時~15時 復刻奈良饅頭販売、銘菓展示即売、書籍販売。 どれも売り切れ次第終了

 12時30分~12時45分・13時30分~13時45分 駐車場にて千本杵餅つき、つきあがった餅をきなこ餅にしてふるまい。

漢國神社 のサイトへはこちらからどうぞ
交通

最寄り駅: 近鉄 奈良線 近鉄奈良駅

元興寺 花まつり

とき: 5月8日(水)

お釈迦さまのお誕生をお祝いします。
本堂正面に花御堂が設置されます。

交通

最寄り駅: 近鉄 奈良線 近鉄奈良駅 / JR 万葉まほろば線(桜井線) 京終駅

璉珹寺 阿弥陀如来立像特別公開

とき: 5月1日(水)~31日(金) 9時~16時30分(受付終了)

光明皇后をモデルにした、袴姿で白色裸形の秘仏でご本尊の阿弥陀如来像(県指定文化財)が特別ご開扉されます。
阿弥陀さまの左右に、観音菩薩立像(重文)、勢至菩薩立像(重文)が配されています。

境内のオオヤマレンゲやニオイバンマツリの花も有名なお寺です。

公式サイトはないので「璉珹寺|あをによし なら旅ネット」をご覧ください。
交通

最寄り駅: 近鉄 奈良線 近鉄奈良駅 / JR 万葉まほろば線(桜井線) 京終駅

不空院 春の特別公開

とき: 4月26日(金)~5月6日(月・休) 9時~16時30分(受付終了)

弘法大師が興福寺の南円堂を建立する試みとして、八角円堂の建立を提案したのが不空院の始まりといわれます。

本堂にてもとは八角円堂にいらっしゃったご本尊の不空羂索観音菩薩坐像(重文)と、宇賀弁財天堂(鎮守堂)にて女性の救済と庇護に力を尽くされる宇賀弁財天女さまがご開扉されます。

縁切り寺 南都春日山 不空院 のサイトへはこちらからどうぞ
交通

最寄り駅: 近鉄 奈良線 近鉄奈良駅

大安寺 正御影供

とき: 4月21日(日) 13時~ 法要

若き日に大安寺の勤操大徳について勉学修行に励み、晩年に大安寺別当を務めた弘法大師の命日に奉賛をする法要です。

終日、大師の御遺髪が公開されます。
法要後には柴燈大護摩供ならびに火渡りが行なわれます。

「南都七大寺 癌封じ」大安寺 のサイトへはこちらからどうぞ
交通

近鉄 奈良駅からJR 奈良駅東口経由 奈良交通バス 「大安寺」下車

  • 135、136系統「白土町行き」
  • 79、87、90系統「シャープ行き」
  • 86系統「イオンモール大和郡山行き」
  • 16、19系統「杏中町行き」

称名寺 珠光忌

とき: 5月15日(水) 13時~ 法要
 10時~15時 本堂・茶室特別公開

「佗茶」の基礎を確立した、僧侶で茶人の村田珠光の忌日に遺徳を偲んで茶会が催されます。

待ち時間を避けるためにお点前を中止し、点て出しに変更される可能性があります。

ふだん非公開のお寺でこの日のみ本堂と茶室が特別公開され、ご本尊の阿弥陀如来坐像(重文)と釈迦如来坐像(重文)がご開扉されます。

西山浄土宗 日輪山称名寺 のサイトへはこちらからどうぞ
交通

最寄り駅: 近鉄 奈良線 近鉄奈良駅

興福院 静寂に包まれた佐保路の尼寺 興福院特別拝観

とき: 5月3日(金・祝)~5日(日・祝) 9時~15時30分(受付終了)

通常非公開のお寺です。
この3日間のみ、予約なしで拝観できます。

奈良時代のご本尊の阿弥陀三尊像(重文)、小堀遠州好みの客殿の庭園(重文)、奈良では珍しい徳川家ゆかりの霊廟建築などが公開されます。

また、客殿檜皮葺屋根の全面修理の勧進のため、茶室「龍松庵」なども特別公開されます。

公式サイトはないので「興福院|奈良県観光[公式サイト] あをによし なら旅ネット」 をご覧ください。
交通

JR 奈良駅西口 ・ 近鉄 大和西大寺駅から 奈良交通バス 12、14系統乗車 「佐保小学校」下車

西大寺 聚宝館特別公開

とき: 4月20日(土)~5月10日(金)

国宝の金剛宝塔(壇塔)や、平安時代の吉祥天女立像(重文)と塔本四仏坐像(重文)、鎌倉時代の大神宮御正体(重文)などの寺宝が公開されます。

真言律宗総本山 西大寺 のサイトへはこちらからどうぞ
交通

最寄り駅: 近鉄 奈良線 ・ 京都線 ・ 橿原線 大和西大寺駅

法華寺 慈光殿特別公開

とき: 1月1日(月・祝)~6月10日(月) 9時~16時(受付終了)

大正時代、当時皇太子だった昭和天皇が奈良行啓のおりに法華寺に立ち寄られるために製作された、御椅子とテーブルが初公開されます。

ほか、慈光殿に収蔵されている四臂不動明王坐像、阿弥陀如来立像(横笛堂ご本尊)、湛海作 厨子入り不動明王像、法華寺解体修理の古材を使って作られた五重小塔なども拝観できます。

法華寺 国史跡・名勝庭園公開

とき: 4月1日(月)~6月10日(月) 9時~16時(受付終了)

仙洞御所から移設された庭園が公開されます。
5月のカキツバタの美しいことで有名です。

交通

最寄り駅: 近鉄 奈良線 新大宮駅

不退寺 春期寺宝特別公開

とき: 3月1日(金)~5月31日(金) 9時~16時30分(受付終了)

ご本尊の在原業平の作と伝わる聖観音菩薩立像(重文)、奈良では珍しい五体(不動明王・降三世明王・軍荼利明王・金剛夜叉明王・大威徳明王)そろった五大明王像(重文)、在原業平朝臣画像、古今和歌集や伊勢物語の写本など寺宝が公開されます。

不退寺 業平忌

とき: 5月28日(火) 11時~

平城天皇が隠棲した「萱の御所」を、仁明天皇の勅により自作の聖観音像を安置して寺に改めた、在原業平の命日の法要です。

本堂内陣の須弥壇に「在原業平朝臣画像」を掲げ、季節の野菜や業平ゆかりの花で荘厳して法要が行なわれます。
一般の拝観者は、外陣に参列することができます。

特別開扉される多宝塔は、不退寺最古の建造物です。

不退寺(業平寺) のサイトへはこちらからどうぞ
交通

最寄り駅: 近鉄 奈良線 新大宮駅

薬師寺 最勝会

とき: 4月21日(日) 12時30分~15時30分頃

古代衣装の僧侶と勅使役の大行列、講師と読師による論義「講問論義」、勅使によるお香の奉納「行香之儀」、少年僧による「番論義」など、復元された古代の法要が行なわれます。
復興にさいし、厳修される僧侶方の法衣も復元されました。

薬師寺 玄奘三蔵会大祭

とき: 5月5日(日・祝) 16時30分~

「西遊記」の「三蔵法師」のモデルになった玄奘三蔵が天竺から持ち帰った経本がもとになり、薬師寺と興福寺の属する法相宗が開かれました。

玄奘三蔵院伽藍にて、遺徳を偲ぶ法要が行なわれます。
玄奘三蔵が翻訳した大般若経の転読や、玄奘三蔵の生涯を劇にした伎楽が奉納されます。

万燈供養会

とき: 5月4日(土・祝)・5日(日・祝) 18時30分~20時
荒天時は中止

玄奘三蔵院伽藍の置燈籠に、献納された灯りがともります。
献燈は1基1000円

法相宗大本山 薬師寺 のサイトへはこちらからどうぞ
交通

最寄り駅: 近鉄 橿原線 西ノ京駅

唐招提寺 中興忌梵網会

とき: 5月19日(日) 13時~14時

唐招提寺の中興の祖である覚盛上人の遺徳を偲ぶ法要です。
講堂にて、舞楽奉納も行なわれます。

この日のみ、覚盛上人坐像(重文)がご開扉されます。9時~16時

うちわまき

とき: 5月19日(日) 15時~ 舎利殿(鼓楼)にて

覚盛上人が修行中に蚊を叩こうとした弟子を戒められた故事に基づく法要です。

撒かれるうちわがハート型なのは、上人が入寂されたさいに法華寺の尼僧が蚊を払えるようにこの形のうちわを供えたことから始まります。

「天平の息吹を伝える律宗の総本山」 唐招提寺 のサイトへはこちらからどうぞ
交通

最寄り駅: 近鉄 橿原線 西ノ京駅

霊山寺 大辯才天開運護摩法会

とき: 4月17日(水) 13時30分~

現在の奥の院には弘法大師が、霊山寺に来られたさいに感得した大龍神を大辯才天としてお祀りしました。

辯天堂にて、霊山寺を見守られてきた霊験あらたかな弁天さまの、年に一度のお祭りが行なわれます。

霊山寺 薔薇会式・えと祭り

とき: 5月19日(日) 13時~

ご本尊の薬師如来と八体仏にバラの花をお供えして、健康と幸福と祈念します。
十二支の面を付けた干支面者と、僧侶、信者、バラ神輿、お稚児さんの行列が境内を練り歩きます。

大和國 登美山鼻高 霊山寺 のサイトへはこちらからどうぞ
交通

近鉄 奈良線 富雄駅発 奈良交通バス 50系統「若草台行き」乗車 「霊山寺」下車

大安寺 勤操忌

とき: 5月7日(火)

弘法大師空海の師とされ、大安寺の別当であった勤操大徳の高徳を偲ぶ法要です。

「南都七大寺 癌封じ」大安寺 のサイトへはこちらからどうぞ
交通

近鉄 奈良駅からJR 奈良駅東口経由 奈良交通バス 「大安寺」下車

  • 135、136系統「白土町行き」
  • 79、87、90系統「シャープ行き」
  • 86系統「イオンモール大和郡山行き」
  • 16、19系統「杏中町行き」

帯解寺 小野小町忌

とき: 4月21日(日) 14時~

小野小町はたびたび帯解寺に参拝し、死後は彼女を偲んで境内に「小町の宮」が建立されました。

「小町の宮」跡に建立された祠の前で法要が行なわれ、坂本流による「七小町の舞」が奉納されます。
また祠が年に一度ご開扉され、一刀彫りの小町像が公開されます。

交通

最寄り駅: JR 万葉まほろば線(桜井線) 帯解駅

正暦寺 薬師会式

とき: 4月18日(木)
 10時~ 法要
 11時~ 心身健康のご祈祷
 13時~ 柴燈大護摩供養
 13時30分~ 火わたり

薬師如来の縁日の法要です。

薬師如来信仰は水の神・龍神への信仰から始まります。
正暦寺境内を流れる菩提仙川の清水が、ご祈祷ののち頒布されます。
(1人2リットルまで)

春季特別公開

とき: 4月18日(木)~5月8日(水) 

瑠璃殿にて、ご本尊で秘仏の薬師如来倚像(重文)ほか寺宝が公開されます。

菩提山真言宗大本山 正暦寺 のサイトへはこちらからどうぞ
交通

JR 奈良駅・天理駅 または 近鉄 奈良駅・天理駅からタクシー

拝観の休止・制限をしている神社仏閣

興福寺
五重塔保存修理工事に伴い、しばらくの間、東金堂の拝観休止。