祇園祭 くじ取り式 2012
7月2日に祇園祭の「くじ取り式」が京都市役所の市議会議場で行なわれ、山鉾巡行の順番が決まりました。
今年の「山一番」(くじ取らずでいつも1番目の長刀鉾の次に巡行する山)は郭巨山に決まりました。郭巨山の山一番は6年ぶりです。
また、今年は後祭(あとまつり)のくじ取らずの巡行順が改められ、橋弁慶山が140年ぶりに先頭を進み、「休み鉾」になっていた大船鉾が唐櫃巡行で参加、従来通り後祭の最後尾を進むことになりました。
大船鉾は元治元(1864)年の蛤御門の変で構造部分を焼失しましたが、ご神面と懸装品の一部は無事でした。
明治3(1870)年にご神面を木製の唐櫃に収めて巡行に参加する「唐櫃巡行」をして以来、142年ぶりの復帰です。
今年はご神体の神功皇后の人形とその脇を固める磯良(龍神)の、衣装を新調しました。
現在、2014年の完全復興を目指して、鉾を製作中だそうです。
順番は以下の通りです。
先祭(さきのまつり)
- 長刀鉾 (くじ取らず)
- 郭巨山
- 霰天神山
- 蟷螂山
- 函谷鉾 (くじ取らず)
- 油天神山
- 綾傘鉾
- 占出山
- 月鉾
- 孟宗山
- 太子山
- 木賊山
- 菊水鉾
- 伯牙山
- 四条傘鉾
- 芦刈山
- 鶏鉾
- 白楽天山
- 山伏山
- 保昌山
- 放下鉾 (くじ取らず)
- 岩戸山 (くじ取らず)
- 船鉾 (くじ取らず)
後祭(あとのまつり)
- 橋弁慶山 (くじ取らず)
- 北観音山 (くじ取らず)
- 鈴鹿山
- 浄妙山
- 黒主山
- 南観音山 (くじ取らず)
- 鯉山
- 八幡山
- 役行者山
- 大船鉾