第51回京都非公開文化財特別公開
京都古文化保存協会から、「第51回京都非公開文化財特別公開」について発表されています。
期間は10月30日(金)から11月8日(日)まで。
ただし、開催日時など社寺によって違いますので、京都古文化保存協会のサイトで確認してください。
今回は、従来通りの公開時間を「昼の部(9時から16時)」とし、あらたに「夜の部(17時30分から20時30分)」が設けられました。
また、初公開寺院は3ヶ寺です。
「夜の部」は舞楽を鑑賞
新設された「夜の部」では、上賀茂神社と下鴨神社での「石見神楽」と「今様(白拍子)」の奉納が公開されます。
上賀茂神社では10月30日から11月3日まで「石見神楽奉納」、11月4日から8日まで「今様(白拍子)奉納」が行なわれます。
下鴨神社は逆になり、10月30日から11月3日まで「今様(白拍子)奉納」、11月4日から8日まで「石見神楽奉納」が行なわれます。
どちらも、国宝の本殿も参拝できます。
伊藤若冲の天井画の信行寺
信行寺は、来年生誕300年を迎える伊藤若冲の天井画を初公開、しかも今回限りの公開です。
「花卉図」は、格子になった天井ひとつひとつに花の絵が描かれたもので、若沖の天井画はきわめてめずらしいとのことです。
「甘露庭」の霊源院
霊源院は建仁寺の塔頭です。
「甘露庭」はお釈迦様の誕生から入滅までを表わした枯山水庭園。
6月は甘茶、10月はリンドウが咲くそうです。
境内のお庭で看板犬に会えるかも。
龍安寺 蔵六庵
龍安寺の茶室蔵六庵は、ふだん非公開です。
江戸時代に建立され、四畳一間で中板が設けられています。
東寺の立体曼荼羅と十二神将
いつも京都非公開文化財特別公開事業に参加されている東寺ですが、講堂と金堂の十二神将は初公開です。
講堂では内部の立体曼荼羅が全方向から拝観できます。
金堂の十二神将は灌頂院にて公開されます。
平等寺本堂の仁王図
5年ぶりの公開になる平等寺(因幡堂)では、鈴木松年筆の「仁王図」が初公開されます。
明治期に本堂が再建されたときに描かれたものだそうです。
公開に合わせて、阿吽の仁王図の写真を表裏の表紙にした朱印帳が販売されます。