2018年台風21号 奈良県の神社仏閣の被害まとめ
台風21号により被害に遭われた方々に、心よりお見舞い申し上げます。
自然の猛威により、大きな被害を受けられた神社や寺院があります。
この記事の前半は、奈良県教育委員会文化財保存課発表の情報に基づく、被害の一部のまとめです。(9月8日現在)
後半は、各神社仏閣が公表された被害状況です。どこもみな、すぐに拝観可能になっています。(9月11日追記)
お参りされる方はくれぐれも最新の情報をご確認ください。
台風21号の被害状況 奈良県教育委員会文化財保存課発表分
春日大社(奈良市)
被害: 着到殿(重文)・板蔵(重文)が倒木により破損など
現在: 拝観可能。
ただし、下の祢宜道(ささやきの小径)の通行不可、若宮十五社めぐりの受付休止、萬葉植物園は9月15日まで休園。
西大寺(奈良市)
被害: 愛染堂裏で倒木、茶室「六窓庵」破損
法華寺(奈良市)
被害: 浴室(からふろ)(重文)の扁額「浴室」が落下し枠がずれた。
杵築神社(大和郡山市)
被害: 本殿(県指定)の檜皮葺の屋根がめくれる
談山神社(桜井市)
被害: 神廟拝所(重文)の軒下の基礎が破損、西透廊(重文)の屋根が倒木により破損、末社惣社本殿附瑞垣(重文)の彫刻の一部が落下、拝殿の天井が雨漏り
法隆寺(斑鳩町)
被害: 金堂(国宝)と五重塔(国宝)に吊り下げられていた風鐸の舌が落下
金峯山寺(斑鳩町)
被害: 本堂の銅鳥居(重文)のくさびが抜け、くさびにかぶせていた銅板が落下。
停電とそれによる電話不通
現在: 電気と電話復旧。
台風21号の被害状況 各神社仏閣による発表分
海龍王寺(奈良市)
境内の復旧中。
屋根はシートを貼っての応急処置。屋根屋さん、20軒ほど連絡が入っており、北永井町では小さな竜巻きが出たようで、少々大変みたいです。 pic.twitter.com/BVd6O8BtWE
— 石川 重元 (@kairyuouji) 2018年9月5日
被害: 倒木、屋根の破損など
現在: 拝観可能
般若寺(奈良市)
9月5日は台風21号による被害復旧の為、拝観時間は午後13時〜とさせていただきます。ご迷惑をお掛け致しますが、何卒ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。 pic.twitter.com/Q7Jojdpnt2
— ~kosumosu~ (@kosumosudera) 2018年9月4日
被害: 倒木、建物の破損など
現在: 拝観可能
開花前のため心配されていたコスモスは無事でした。早い品種「美色混合」はもう花を開きはじめたそうです。
喜光寺(奈良市)
被害: 倒木
現在: 拝観可能
大和神社(天理市)
被害: 倒木
現在: 拝観可能
長谷寺(桜井市)
被害: 倒木、屋根の破損
現在: 拝観可能
鹿嶋神社(香芝市)
被害: 倒木
現在: 拝観可能
如意輪寺(吉野町)
被害: 倒木、建物の破損
現在: 拝観可能
岡寺(明日香村)
被害: 電話回線の不通
現在: 回復しました。拝観可能
天河大辨財天社(天川村)
被害: 倒木により五社殿の千木が一部破損
現在: 拝観可能
奈良公園の鹿は無事です
奈良公園クイックガイド
奈良公園の鹿たちは野生動物なので、自分で判断してどこかに待避していたのでしょう、とのことです。