奈良 秋の特別公開2018 (奈良県)
2018年秋、奈良県の各社寺の特別展や特別公開の情報をまとめました(奈良市を除く)。
各社寺の公式サイトと「あをによし なら旅ネット」、「JRおでかけガイド」からの情報です。
大和郡山市
松尾寺 日本唯一の舎人親王像公開
とき: 4月1日(日)~11月30日(金) 9時~16時
天武天皇の皇子舎人親王は、厄年である42歳のときに日本書紀編纂の勅命を受けたため、編纂の無事終了と厄除けのために松尾寺を開きました。
松尾寺 秋の寺宝公開
とき: 9月1日(土)~11月11日(日) 9時~16時
白洲正子の愛した千手観音トルソーや、木造十一面観音立像(重文)、海北友松筆「放馬図屏風」などが公開されます。
また11月3日(土・祝)のみ、秘仏のご本尊千手千眼観音菩薩(厄除観音)が特別開扉されます。
天理市
長岳寺 大地獄絵開帳
とき: 10月23日(火)~11月30日(金) 9時~17時
本堂に狩野山楽筆の極楽地獄図が掛けられ、土・日・祝日には13時頃から住職による絵解き説法が行なわれます。
桜井市
安倍文殊院 秋の寺宝展
とき: 9月1日(土)~11月30日(金) 9時~16時40分(受付終了)
厄除け七参りのあと、金閣浮御堂の内陣への拝観ができます。
9月25日~10月15日は、秋の限定朱印「結縁うさぎ朱印」が授与されます。
冬の限定朱印「結縁うさぎ朱印」は、12月25日から授与されます。
大神神社 醸造安全祈願祭(酒まつり)
とき: 11月14日(水) 10時30分~
全国の酒造家や杜氏、酒造関係者が参列して、新酒の醸造の安全を祈願します。
この祭りが終わると、酒屋のシンボル「しるしの杉玉」と醸造安全の赤い御幣が授与されます。
境内で全国銘酒展が行なわれ、参拝者に樽酒が振る舞われます。
聖林寺 マンダラ展
とき: 11月1日(木)~30日(金) 9時~16時(受付終了)
桜井市指定文化財の観音浄土捕陀落山図や、春日鹿曼荼羅など、寺宝の曼荼羅約15点が展示されます。
談山神社
けまり祭
とき: 11月3日(土・祝) 11時~
(雨天はテント内で決行)
祭神の藤原鎌足公が、中大兄皇子と蹴鞠会で初めて出会ったことにちなんで行なわれます。
蹴鞠は、6名から8名で1グループを組み、鞠が地に着かないよう取りやすくパスをします。
時間に制限はありませんが、10分から15分で区切りをつけるそうです。
秋の社宝特別展「響き合う日本刀 ー月山と多武峰ー 」
とき: 10月14日(日)~12月9日(日) 8時30分~16時30分(受付終了)
寺院として創建し、木造十三重塔(重文)を持つ神仏習合の名残を残した神社です。
社宝が公開されます。
長谷寺 本尊大観音尊像秋季特別拝観
とき: 10月13日(土)~12月2日(日) 9時30分~15時30分(受付終了)
ふだんは入ることのできない内陣に入って、本尊十一面観音菩薩立像のおみ足に触れて、ご縁を結ぶことができます。
期間中、もみじまつり・秋季特別寺宝展が行なわれます。
橿原市
おふさ観音 秘宝・生き人形公開
とき: 10月19日(金)~11月30日(金) 9時~16時
寺宝の初代安本亀八作「生き人形(飯田喜八郎像)」が公開されます。
あわせて、秋のバラまつりが開催されます。
五条市
金剛寺 菊薬師
とき: 11月1日(木)~8日(木) 8時30分~17時
菊で飾られたご本尊の薬師如来の右手とつながった綱を引いて、健康長寿・病気平癒を祈願します。
3日(土・祝)は「菊薬師会式」が行なわれます。
葛城市
當麻寺奥院 綴織當麻曼陀羅(奥院本)特別公開
とき: 11月1日(木)~10日(土)
中将姫が織られた曼陀羅は1255年も前のものなので損傷が激しく、秘仏となっています。
そこで、「綴織當麻曼陀羅」が再現されました。
今年の夏に奈良国立博物館に出展され、秋は奥院で特別公開されます。
當麻寺西南院 本堂特別開帳
とき: 11月23日(金・祝)~30日(金)
ご本尊の十一面観音菩薩立像(重文)、聖観音菩薩立像(重文)、千手観音菩薩立像(重文)、當麻曼荼羅文亀本旧軸木などが公開されます。
當麻寺中之坊 霊宝館 「十王図屏風」特別公開
とき: 10月22日(月)~11月30日(金) 9時~17時
南北朝時代の「十王図屏風」が展示されます。
常設展示として、中将姫が剃髪されたおかみそりなど中将姫ゆかりの品が多数。
ほか、室町時代の「一寸愛染明王像」などが展示されています。
當麻寺中之坊 写佛道場 「絵天井の間」特別公開
とき: 11月15日(木)~11月30日(金) 9時~17時
今年は、写佛道場(登録有形文化財)の4年に1度の公開年にあたります。
格天井に、近現代の日本画家の絵が奉納されています。
特別公開中、写佛・写経体験はほかの会場で行なわれます。
宇陀市
室生寺 金堂諸仏 国宝 釈迦如来・十一面観音像 特別拝観
とき: 10月6日(土)~12月2日(日) 9時~15時
ふだんは入ることのできない、金堂の外陣から合計20の仏さまを拝観することができます。
好評の、若手僧侶のお話も不定期で行なわれます。
期間中、紅葉まつりが行なわれます。
室生寺 国宝五重塔と紅葉のライトアップ
とき: 11月10日(土)、11日(日)、16日(金)~18日(日)、22日(木)~25日(日)
17時~19時30分(受付終了)
お堂の拝観はできません。
期間中、太鼓や合唱の奉納、宝探しナイトウォークも行なわれます。
五條市
榮山寺 本尊・薬師如来坐像 特別拝観
とき: 10月25日(木)~11月25日(日) 9時~17時
鎌倉時代の木造薬師如来坐像(重文)にお参りすることができます。
高取町
壷阪寺
大めがね奉納
とき: 10月1日(月)~12月18日(火) 8時30分~16時30分(受付終了)
西国三十三所草創1300年記念事業としての公開です。
この大きなめがねは、全長20mの天竺渡来大観音石像のお顔の大きさを想定して作られました。
フレームをくぐって、健康や所願成就を祈願してください。
二大塔(三重塔・多宝塔)同時開扉
とき: 10月20日(土)~12月2日(日) 8時30分~16時30分(受付終了)
三重塔と多宝塔が開扉され、多宝塔のご本尊の秘仏大日如来坐像に特別拝観できます。
斑鳩町
吉田寺 多宝塔特別開扉
とき: 11月1日(木)~3日(土・祝)
多宝塔(重文)が開帳され、秘仏の大日如来像が拝観できます。
法隆寺
平成30年度秋季 法隆寺秘宝展
とき: 9月22日(土)~11月30日(金) 9時~16時(受付終了)
飛鳥時代から1400年の歴史を持つ法隆寺が所蔵する寺宝が、春と秋の2回公開されます。
飛鳥時代白鳳期の観音菩薩像(伝金堂薬師如来脇侍日光菩薩・月光菩薩像)から、江戸時代の円空作 大日如来像まで幅広く出展されています。
夢殿 秘仏・救世観音菩薩立像
とき: 10月22日(月)~11月22日(木)
東院伽藍は聖徳太子の斑鳩の宮の跡地に立ちます。
本堂の夢殿のご本尊救世観音菩薩立像(国宝)が、春と秋の2回特別公開されます。
上御堂 釈迦三尊像
とき: 11月1日(木)~3日(土・祝)
上御堂(重文)は天武天皇の皇子、舎人親王により創建されました。
平安時代の釈迦三尊(釈迦如来・普賢菩薩・文殊菩薩)像(国宝)が、年に一度公開されます。
法輪寺 秋季特別展
とき: 11月1日(木)~7日(水) 9時~15時50分(受付終了)
創建された奈良時代以降、江戸時代まで詳しいことはわかっていませんが、法隆寺式の伽藍配置であったことから、法隆寺に類似した寺院だったそうです。
平群町
信貴山 朝護孫子寺
毘沙門天王二十八使者守護善神練り行列
とき: 10月21日(日) 14時~
毘沙門天のお使いである、28人の使者が練供を行ないます。
赤門から本堂、本坊へと練り歩きます。
国宝信貴山縁起絵巻特別公開(延喜加持の巻)
とき: 10月27日(土)~11月11日(日) 9時~16時
四大国宝絵巻の一つに数えられている、信貴山縁起絵巻全3巻が1巻ずつ公開されます。
「延喜加持の巻」は、醍醐天皇の病気を治そうと命蓮上人が毘沙門天王に祈願すると、たちどころに平癒したという話が描かれています。
信貴山玉蔵院 襖絵展
とき: 10月1日(月)~31日(水)
箱崎睦昌画伯筆の、四季それぞれが描かれた襖絵68面が公開されます。
吉野町
櫻本坊
吉野聖天大祭
とき: 10月3日(水) 13時~
10月1日(月)の予定でしたが、台風24号の接近により日程が変更されました。
吉野聖天は、1350年前に役行者によって祀られた、日本最古の聖天さまです。
聖天さまの本地仏の十一面観音菩薩(秘仏)がこの日だけご開帳され、結縁することができます。
十一面観音菩薩ご開帳は9時~16時です。
天武天皇ご神像 特別ご開帳
とき: 11月10日(土)~19日(月) 8時30分~16時(受付終了)
通常非公開の宝聚堂(宝物殿)にて、天武天皇御神霊お位牌、地蔵菩薩坐像(重文)、役行者母公像などが公開されます。
11月11日(月)の13時から、本堂で天武天皇御神徳奉賽神事が行なわれます。
如意輪寺 後醍醐天皇御自作像特別御開帳
とき: 11月2日(金)~18日(日)
御霊殿に安置されている、後醍醐天皇ご自作の木像が年に1度、秋にのみ公開されます。
11月2日の後醍醐天皇のお誕生日には、50鉢の菊花が供えられます。
金峯山寺 日本最大 秘仏本尊金剛蔵王大権現 特別公開
とき: 11月3日(土・祝)~30日(金) 8時30分~16時(受付終了)
日本最大の秘仏・金剛蔵王大権現三尊(重文)が特別公開されます。
仁王門(国宝)平成の大修理の大勧進のための公開です。
明日香村
橘寺 聖倉殿(宝物殿・収蔵庫) 秋の特別公開
とき: 10月6日(土)~11月4日(日) 9時~16時30分(受付終了)
春と秋の年2回の公開です。
この秋は、伝日羅立像(重文)や聖徳太子絵伝第3・4幅などが公開されます。
岡寺 本堂内々陣お扉特別開扉
とき: 10月20日(土)~12月2日(日) 8時~16時30分(受付終了)
西国三十三所草創1300年記念による特別拝観です。
ふだんは入ることのできない内々陣にお参りして、ご本尊の如意輪観音坐像(重文)のお姿が刻まれた「結縁如意宝珠」に直接触れて、観音さまと結縁することができます。