奈良 社寺の行事 2017年7月

奈良・特別拝観,奈良・行事と祭り

奈良県下の社寺で行われる、2017年7月の行事・法要などをまとめました。

各社寺で運営されているサイトと、「なら旅ネット」からの情報です。

奈良市

帯解寺 帯解子安地蔵会式大法会
7月23日(日)、24日(月)
23日19時から岩田帯練供養、理趣三昧大法要、雅楽の奉納
24日19時30分から法要
岩田帯練供養は、長さ30メートルの紅白の岩田帯を持って町内を練り歩き、安産や求子を祈願します。
子安地蔵会式大法会でのご祈祷を申し込むと、2日間ご祈祷された札を25日以降に発送してもらえます。
元興寺 かえる石供養
7月7日(金) 11時から
河原から豊臣秀吉が大阪城内に移したと伝わる、蛙の形をした石です。
大阪城落城後、この蛙石は人々に恐れられていましたが、元興寺に移ってからは幸せをもたらす極楽ガエルとして花に囲まれて過ごしています。
喜光寺 弁天堂神影宇賀神像 特別開扉
8月16日(水)まで 9時から16時30分
正月とこの時期のみ拝観できます。
宇賀神は顔はひげをたくわえた老人、体はとぐろを巻いた蛇という姿をしています。
興福寺 弁財天供
7月7日(金) 9時から16時まで
10時から法要
興福寺三重塔の初層が開扉され、弘法大師が感得した窪弁財天にお参りができます。
この日は奈良市のライトダウンキャンペーンにより、五重塔のライトアップが行なわれません。
興福寺 国宝 仏頭-東金堂特別安置-
12月まで 9時から16時45分(受付終了)
685年に造立され、1187年から東金堂で本尊薬師如来像として安置されていましたが、1411年に被災して頭部だけが残り、1937年にやっと発見された銅造仏頭。
国宝館に安置されていましたが、国宝館の耐震工事のため東金堂に戻って安置されています。
日光菩薩・月光菩薩とは、600年ぶりの再開だそうです。
伝香寺 地蔵会(着せ替え法要)
7月23日(日)
「はだか地蔵尊」と親しまれる秘仏裸形地蔵菩薩立像(重文)が開帳され、衣の着せ替えをされます。
東大寺 「俊乗堂」「大湯屋」特別公開
7月1日(土)から31日(月) 10時から15時30分まで
7月5日(俊乗忌)は11時から
俊乗房重源上人は平安時代に、「南都焼亡」で壊滅的な被害に遭った東大寺を復興させました。
大湯屋は鎌倉時代の浴室で、初公開です。
建物と鉄湯船が重文です。
東大寺 解除会
7月28日(金) 8時から 大仏殿にて
茅の輪くぐりは15時まで
解除会は、秋の始めに流行る疫病退散のため、奈良時代から南都諸大寺でおこなわれてきました。
法要後、大仏殿に設置された直径2メートルの茅の輪をくぐることができます。
法華寺 蓮華会式(茅の輪くぐり)
7月17日(月・祝) 19時過ぎから 本堂にて法要
18時30分から行灯に明かりが灯り、19時から茅の輪が開眼されます。
台風などの場合は18日に順延されます。
霊山寺 解除会
7月2日(日) 10時から 本堂にて
茅の輪をくぐって、鼻高杯(無料)を楽しんでください。
鼻高杯とは、蓮の葉に日本酒をそそぎ、茎から飲むものです。
飲めない人には天然水が用意されています。
奈良・西ノ京ロータスロード 蓮を巡る古都の夏
8月16日(水)まで
拝観時間:喜光寺…9時から16時30分(7月中の土・日曜は7時から)
唐招提寺…8時30分から16時30分まで
薬師寺…8時30分から16時30分まで
平城京の西南に位置する西の京の蓮のきれいな3ヶ寺が、特別ご朱印付き共通拝観券(3200円)でお参りできます。
特別朱印帳と散華のプレゼント付きで、ご朱印はこの時期だけの特別なものです。
蓮の花は午前中が見ごろです。早い時間にお参り下さい。
開花状況は FaceBookでも発信されています。
ライトアッププロムナード・なら2017
7月15日(土)から9月24日(日) 19時から22時(9月は18時から22時)まで
奈良公園とその周辺がライトアップされます。

大和郡山市

松尾寺 舎人親王像公開
11月30日(木)まで 9時から16時
日本書紀を編纂した舎人親王の木像が公開されています。
7月頃は、境内でカサブランカが開花します。
今年は酉年のため、「鳳凰」の鳥御供版木を用いたご朱印が授与されています。
矢田寺 アジサイ園開園
7月10日(月)まで
まだまだアジサイの花が楽しめます。

桜井市

安倍文殊院 金閣浮御堂 夏の寺宝展
8月31日(木)まで 9時から17時
金閣浮御堂は安倍仲麻呂公や安倍晴明公ら安倍一族をお祀りしています。
厄除け七まいりのあとで、内陣の霊宝館を拝観できます。
大神神社 綱越神社例祭(おんぱら祭)
7月30日(日) おんぱら祭宵宮祭 16時30分から
31日(月) おんぱら祭 10時から
第61回おんぱら祭奉納花火大会 19時30分から20時10分まで 桜井市芝運動公園にて
おんぱら祭は夏越祓の行事で、茅の輪をくぐって夏の無病息災を祈願します。
バザーや夜店も出て、にぎわいます。
奉納花火は約2000発で県下最大規模。
談山神社 談峯如意輪観音菩薩坐像特別公開
7月31日(月)まで 神廟拝所にて
あわせて、奈良国立博物館に寄託されている「粟原寺三重塔伏鉢」(国宝)も、拝殿にて公開中。

橿原市

おふさ観音 風鈴まつり
7月1日(土)から8月31日(木) 7時から16時30分
境内に厄払いの風鈴2500個が吊られます。
日本各地の風鈴の展示即売会があります。
期間中、本堂で寺宝の「生き人形(飯田喜八郎像 初代安本亀八作)」公開。
17日(月・祝)は「十七夜」の夏祭り。
17時から21時まで夜店が出てにぎわいます。
正蓮寺大日堂 大日さん
7月15日(土) 18時から
正蓮寺のご本尊の大日如来の命日が7月15日であることから、毎年この日に法要が営まれます。
ふだんは非公開のお寺ですが、7月15日の10時から大日如来坐像(重文)が開帳されます。
地域の最初の夏祭りとして、露店が出てにぎわいます。

大和高田市

福田寺行者堂 蓮取り行事
7月7日(金) 10時から
金峯山寺で行なわれる「蛙飛び行事」にて蔵王権現にお供えする蓮を、奥田の弁天池(捨篠池、篠池、蓮池とも)から採る行事です。
採られた蓮は、11時40分からの行者行列にてまず、役行者の母で蓮の花が好きだった刀良売の墓に手向けられます。
この日はあわせて、弁天神社にて採燈大護摩供、役行者・刀良売涅槃像などの秘仏公開が行なわれます。

香芝市

専称寺 観音講十一面観音法要
7月17日(月・祝)
年に1度の公開です。
平安時代中期(10世紀)頃の作で、香芝市に現存する最古の木造仏です。

葛城市

當麻寺中之坊 蓮華法会と写仏会
7月23日(日) 14時から
中将姫が當麻曼荼羅を織り上げた日にちなむ法要です。
法要の読経や声明を聞きながら、写仏をします。
笛吹神社 夏越祭(なつまつり)
7月17日(月・祝) 19時30分から
夏の疫病退散と、秋の豊作を祈願するお祭りです。
各氏子地域は、長い竿に12振の提灯と竿の先に御幣をつけたものを持って、伊勢音頭をはやしながら参拝します。

御所市

鴨都波神社 ススキ提灯献灯行事
7月16日(日)
夏祭りと秋祭りの年2回、行なわれます。
ススキ提灯とは、長さ4.5メートルほどの竹の支柱に4本の横木を通し、合計10振の提灯を付けたものです。
稲穂をかたどっているとされます。
氏子地域から約30基ほどのススキ提灯が奉納され、五穀豊穣・家内安全・無病息災を祈願します。
転法輪寺 れんげ大祭
7月7日(金) お昼頃から
役行者の命日に、蓮の花を供えます。
葛城花供入峰と、火渡り修行は一般参加可能です。

斑鳩町

法隆寺 辨天会
7月7日(金) 夕刻
三経院の南側にある亥之島弁天社にて法要が行なわれます。

平群町

朝護孫子寺 毘沙門天王秘仏御開扉
7月1日(土)から5日(水) 9時から16時まで
秘仏の毘沙門天王が特別拝観できます。
3日(月)3時から、毘沙門天王御出現大祭が行なわれます。
2日から徹夜詣りをすると、1年に1度だけのもっとも強い勝縁を結ぶことができる機会です。

三郷町

龍田大社 風鎮大祭
7月2日(日) 10時30分から
13時から神賑行事として、神楽や太鼓などの奉納が行なわれます。
神賑行事の締めくくりに、21時から神さまに「火のごちそう」である花火を奉納する風神花火奉納が行なわれます。
希望すれば一般の人も花火を持つことができます。

吉野町

金峯山寺 蓮華会・蛙飛び行事
7月7日(金) 16時から法要
蓮華会は、役行者が産湯をつかった大和高田市の奥田の弁天池の蓮の花を、蔵王権現に供えます。
蛙飛び行事は、蔵王堂に入り込んだ大青蛙が、導師の授戒によって人間の姿に戻る行事です。
吉野神宮 茅の輪くぐり
7月31日(月) 16時から
茅の輪をくぐって健康向上を祈願します。

天川村

天河神社 例大祭
7月16日(日) 宵宮祭
17時から 神事・神楽奉奏・ユニット「天空人」による音霊奉納
17日(月・祝) 例大祭
10時から 採燈大護摩、能・太鼓・演奏の奉納、福餅まき、子ども神輿
19時から 盆踊り

2017年6月28日奈良・特別拝観,奈良・行事と祭り

Posted by 管理人めぶき