縁結びと縁切りのご利益がある神社とお寺 奈良

奈良・仏閣,奈良・神社

ハート型に結ばれた水引の上に「えんむすび」のお守りが乗ったイラスト
illustration by イラストAC | acworks

奈良県の、縁結び・良縁のご利益がある神社とお寺を選びました。
結ぶ前に切る、ということで縁切りのお寺もあります。

婚活中の人、ドンっと背中を押してほしい人にもおすすめです。

ご夫婦の神さまにあやかりたい ー 奈良市 春日大社 夫婦大國社

夫婦大國社は、春日大社の若宮神社の隣に鎮座されています。

この神社では日本で唯一、大国さまと奥さま(須勢理姫命)をご夫婦でお祀りしています。

ピンクのハート型のえんむすび絵馬を奉納して縁結びを祈願します。

采女の悲恋伝説 ー 奈良市 采女神社

猿沢池のほとりにある小さな采女神社は、帝の寵愛の途絶えたのを悲しんで猿沢池に身を投げた采女の霊を慰めるために建てられました。

ふだんは門扉が閉じられていますが、中秋の名月の日に行なわれる「采女祭」では扉が開かれます。

この日限定で授与される「糸占い」は、月明かりのもとで赤い糸が縫い針に通れば願いがかなうそうです。

仕事やお金とも縁を結びたい ー 奈良市 御霊神社 出世稲荷神社

出世稲荷神社は、御霊神社の境内にあります。

農民から天下人に出世した豊臣秀吉が、信仰篤くお参りした神さまです。

縁結びの「恋みくじ」に付いている小さな姉様人形は、「恋成就のお守り」です。

出世稲荷神社に奉納する赤いハート型の絵馬には、キューピットのイラストが描かれています。

愛染さまに厳しく守ってもらう ー 奈良市 西大寺

愛染明王は、恋愛成就・結婚成就・家庭円満に最強の力を持つ仏さまです。

西大寺では愛染堂でお祀りされています。

ふだんは非公開で、年2回(1月15日~2月4日、10月25日~11月15日)だけお参りできます。

奈良の縁切り・縁結びはここ ー 奈良市 不空院

不空院は古くは不幸な身の上の女性の縁切り寺・かけこみ寺でした。

昭和の初めに名妓・照葉をかくまい、高岡智照尼としての出家を助けました。

本堂に安置されている秘仏の宇賀弁財天女は、女性の救済と庇護をする仏さまです。

境内の「えんきりさん・えんむすびさん」と呼ばれるお社には、縁を断ち切ってから結び直すご利益があります。

奈良時代に無実の罪により非業の死を遂げた井上内親王をお祀りする御霊塚(井上塚)には不遇な女性を庇護するご利益があり、その隣の如意輪観音さまには安産と長寿のご利益があります。

なお、ふだんは非公開のお寺で、「縁結び・縁切りのご祈祷」は電話かメールで予約が必要です。

日本最古の神社の恋物語 ー 桜井市 大神神社

主祭神の大物主神は人間生活の守護神なので数多くのご利益があり、縁結びもそのうちの一つです。

参道にある「夫婦岩」には、縁結びと夫婦円満のご利益があります。
活玉依姫は毎晩通ってくる美青年と恋に落ち、結ばれます。
その男性の正体を知ろうと姫の両親が男性の衣に赤い糸をつけてたどると、三輪山に行き着きました。
美青年は三輪の神さまだった、という伝説のある石です。

また「大美和の社」は神武天皇がのちに皇后になる媛蹈韛五十鈴媛命と出会った、『古事記』に登場する恋物語の舞台です。

恋の道を歩んで成就を祈願 ー 桜井市 談山神社 恋神社

境内の「恋の道」を進んだ奥に東殿、別名「恋神社」があります。

祭神は鏡女王で、談山神社の主祭神の藤原鎌足公の奥さまです。
才色兼備な女性で、縁結びの神さまとして祀られています。

境内の「むすびの岩座」をなでながら念じると、願いがかなうそうです。

女神さま降臨の地 ー 桜井市 與喜天満神社

日本の最高の神さまで太陽神の天照大神が、初めて降臨されたのは與喜天満神社のある與喜山(大泊瀬山)と伝わります。

天照大神は女性守護の神さまとして磐座にお祀りされています。

與喜山の後方にある鍋倉山に鎮座する鍋倉神社の大倉姫神(別名・下照姫)にも、女性守護の神さまで縁結びのご利益があります。

遠距離恋愛の神さま ー 宇陀市 宇太水分神社

境内の夫婦杉に縁結び・夫婦円満のご利益があります。

芳野川の上流にある惣社水分神社の主祭神の速秋津姫命は、宇太水分神社の主祭神の速秋津彦命の奥さまです。

毎年10月第3日曜日に行なわれる例大祭では、姫神さまが鳳輦神輿に乗って宇太水分神社に来られ、夫婦杉の根元で夫君に会われます。

働く夫婦の守護神 ー 田原本町 村屋神社

村屋神社の神さまは、大神神社の大物主神の奥さまの、三穂津姫命です。

大物主神の国譲りの功績に報いるのと、大物主神に二心がないようにという願いから、高皇産霊命はご自分の娘の三穂津姫命を贈られました。

姫神さまは高天原から稲穂を持って降りてきて日本に稲作を広め、縁結びと家内安全のご利益があります。

目指せ玉の輿 ー 平群町 元山上 千光寺

修験道を開いた役行者(役小角)が天武天皇から賜わって修行をしたお寺。

大峯山は女人禁制ですがここは役行者の母の白専女が修行をした場所で、「女人山上」と呼ばれて女性の修行者に開かれていました。

境内にある鉄の下駄を女性が履いて3歩歩く、と玉の輿のご利益があります。
また境内にある鉄の錫杖を男性が3回持ち上げれば、良い嫁がくるというそうです。

愛染さまが意中の相手のハートを射貫く ー 吉野町 金峯山寺 愛染堂

愛染明王が手に持つ弓矢は本来煩悩を打ち砕くためのものですが、恋する女性から「意中の男性のハートを射貫く」と信仰されているそうです。

毎月27日が例祭で、縁結びのお守りが授与されます。
11月27日は愛染堂大祭が行なわれ、恋愛祈願の祈祷が受け付けられます。

結ぶ前に切りましょう ー 吉野町 弘願寺

金峯山寺の門前町にあり、歯痛除けの「歯がため地蔵」こと関屋地蔵尊で有名なお寺。

境内にある縁切り石は、とくに悪縁を断つのにご利益があるそうです。

金峯山寺の愛染さまにお願いする前に、切っておくのもいいですね。

恋愛成就したら夫婦仲良しで ー 明日香村 飛鳥坐神社

「奇祭」といわれる夫婦和合の神事「おんだ祭」で有名な神社です。

縁結び・子宝・安産のご利益があります。

境内にころがる「力石」「むすびの神石」「恵比寿石」などの霊石にも、縁結びのご利益があります。

2010年2月13日奈良・仏閣,奈良・神社

Posted by 管理人めぶき