京都 秋の特別公開2019 (山科区)
京都市山科区の2019年秋(11月15日以降)の、各寺院の特別展や特別公開をまとめました。
秋の特別公開も後半に入り、紅葉の色づきが本格化してきました。
主に各寺院の公式サイトからの情報です。
京都市内の市バス・京都バス・JRバス・京阪バスは観光地を網羅していて、とても移動するのに便利です。
しかし、近頃はバスの中や道路が大変混雑していて、予定どおりの行動が難しくなっています。
この記事では、各寺院の最寄りの鉄道駅もご紹介します。
天皇陛下御即位記念「京都山科非公開文化財等の特別公開」
「特定非営利活動法人おこしやす“やましな”協議会」と山科区役所が主催して、山科を代表する5ヶ寺のふだんは拝観できない箇所が特別公開されます。
スタンプラリーも行なわれます。
参加5ヶ寺と地下鉄東西線 小野駅のスタンプをすべて集めて、5ヶ寺のうちの最後にスタンプを押したお寺で声をかけてください。先着500名に特製クリアファイルが進呈されます。
安祥寺
とき: 11月16日(土)~12月1日(日) 9時~16時(受付終了)
拝観料: 500円
特別公開: 「木造十一面観音立像」(重文)
長く非公開でしたが、今年の春の京都古文化保存協会主催「春期京都非公開文化財特別公開」で初公開されたお寺です。
平安時代初期、文徳天皇の母の藤原順子の発願により創建されました。
平安時代中期には衰退、以降焼失と再建を繰り返し、現在は江戸時代に再建された本堂・地蔵堂・大師堂が残ります。
ご本尊の奈良時代の十一面観音立像が公開されます。
最寄り駅: JR 琵琶湖線 ・ 地下鉄 東西線 ・ 京阪 京津線 山科駅
勧修寺
とき: 11月16日(土)~12月1日(日) 9時~16時(受付終了)
拝観料: 400円
特別公開: 「書院障壁画(近江八景図・竜田川紅葉図)」(重文)
応仁の乱により衰退後、江戸時代に復興。
書院は明正天皇の御殿が下賜されたものです。
公開される書院障壁画は、土佐光起・光成父子の作です。
最寄り駅: 地下鉄 東西線 小野駅
本圀寺
とき: 11月16日(土)~12月1日(日) 9時~16時(受付終了)
拝観料: 500円(経蔵の拝観は別途500円)
特別公開: 「経蔵」(重文)
建長5(1253)年に日蓮聖人が鎌倉に建立した法華堂がはじまり。
貞和元(1345)年に京都六条に移り、その後、昭和46(1971)年に現在地に移転しました。
公開される経蔵は、本圀寺も大きな被害を受けた天明8(1788)年の大火で、類焼を免れたものです。
最寄り駅: 地下鉄 東西線 ・ 京阪 京津線 御陵駅
隨心院
とき: 11月16日(土)~12月1日(日) 9時~16時30分(受付終了)
拝観料: 500円(ライトアップ時は700円)
特別公開: 「扇面蒔絵硯箱」「四枚折屏風(唐桑縁硝子張)」
平安時代初期に、「雨僧正」こと仁海僧正が建立しました。
応仁の乱により衰退後、江戸時代に再建、九条家と二条家の摂家が住持しました。
公開される「扇面蒔絵硯箱」は、江戸時代後期に孝明天皇から賜わったものです。
11月1日~12月1日の間、秋季限定のご朱印が授与されます。
「奉拝 如意輪観音 隨心院」「奉拝 曼荼羅殿 隨心院」の2種で、どちらも500円です。
ご本尊の如意輪観音のご開扉に合わせて、夜間ライトアップされます。
11月15日(金)~12月1日(日) 18時~20時30分(受付終了)
最寄り駅: 地下鉄 東西線 小野駅
毘沙門堂
とき: 11月16日(土)~30日(土) 8時30分~16時30分(受付終了)
12月1日(日)は8時30分~16時(受付終了)
拝観料: 500円
特別公開: 「親王旗」「亀甲簾」
毘沙門堂は天台宗五箇室門跡のひとつで、格式のある門跡寺院です。
創建は御所の北側でしたが、江戸時代に現在地に移転しました。
現在の寺観は、後西天皇の皇子の公弁法親王が整えました。
最寄り駅: JR 琵琶湖線 ・ 地下鉄 東西線 ・ 京阪 京津線 山科駅
まだ間に合う! 山科区の寺院の特別公開
毘沙門堂門跡 もみじまつり
とき: 11月23日(土・祝)
千燈会法要 11時~
もみじまつり 13時~
ライトアップはありません。
もみじまつりでは、詩吟・和太鼓・琴などの奉納演奏と上鳥羽六斎念仏の奉納が行なわれます。
晩翠園、弁財天堂、勅使坂が紅葉のみどころです。
最寄り駅: JR 琵琶湖線 ・ 地下鉄 東西線 ・ 京阪 京津線 山科駅